拾ったなろくんがなんかすごい溺愛してくる。
side ●●
「君........どうしたの.......?」
私がそう声を掛けると同時に、その少年はぴんと背筋を伸ばし私の方に顔を向ける。
「................え...」
彼はそう言って、くりっとした瞳を私に向けた。
私は、思わず目を丸くした。
その少年は、すごく整った顔立ちをしていた。
..........すごく、きれい....
「あ.......ぼ、僕は別に.........」
容姿に驚くと同時に、私は彼の服装を見てさらに驚いてしまう。
「.........君、なんでそんなぼろぼろな服着てるの.....」
自分でも思った。............もうちょい空気読む発言しろよ、って.....
あまりに単刀直入に言ってしまったせいか。
彼は少し目に涙をうっすらと浮かばせ、私にこう言う。
「..........ぅ...家....帰りたくない.......」
..............うーん、家出だろうか。
しばらく家に帰っていないのかな...?
まともに食べ物も食べられていないのだろう。顔色があまりよくない。
.............いや、どうしろっていうの
「...........君、今やりたい事とかしたい事ってある?」
私はそう言って、彼の目の前でしゃがんだ。
「...............なんか..食べたい...」
彼は少し顔をそらして、うつむきながらそう言った。
.........へーかわいいじゃん
「...いいよ、うちおいで。ご飯作ったげる。」
私はそう言って、手を差し伸べた。
その手に、彼は謙遜の様子を見せた。
「..............えっ.....や、....い、いいよ.....!」
............どこがいいんだよ。
正直に言いたかったけど、これ以上彼に『喋る』ということで体力を消耗させたくない。
「.......いいから..ついてきて」
私は無理やり彼の手を引っ張った。
「........っわ....!?」
[水平線]
じゅわっとしたカレーのにおいが部屋全体を覆う。
適当にコンビニ飯でも食べさせようと思ったけど、そんな不衛生なもの食べさせるわけにはいかない。
私は家に猛ダッシュで彼を連れ帰り、二日目がおいしいと教わった親直伝の豆知識を参考に、冷凍庫にあったカレーをチンして差し出した。
「い、いただきます.......」
彼はそう言って、手元にあるスプーンを手に取りカレーライスを口へと運ぶ。
熱かったのだろうか。
彼は口を抑えて、必死に熱さを我慢している。
............いや、そこに水あるんだけど
「..........ちょっと....水飲みなよ」
私はそう言って彼に水を差し出す。
「........ふぁ..あ、ありがとッ.....」
彼は水を一気飲みしたあと、私に向けてこう言った。
「.......す、すっごくおいしい...!!」
嘘偽りない、満面の笑みで彼はそう言う。
..............いや、普通に嬉しいんだけど..
「よかった....さっさと食べてよね、食器片付けらんない」
私がそういうと、彼はもっと笑みを作って可愛らしくはーい、と返事をした。
.............これから、彼をどうしようか。
「君........どうしたの.......?」
私がそう声を掛けると同時に、その少年はぴんと背筋を伸ばし私の方に顔を向ける。
「................え...」
彼はそう言って、くりっとした瞳を私に向けた。
私は、思わず目を丸くした。
その少年は、すごく整った顔立ちをしていた。
..........すごく、きれい....
「あ.......ぼ、僕は別に.........」
容姿に驚くと同時に、私は彼の服装を見てさらに驚いてしまう。
「.........君、なんでそんなぼろぼろな服着てるの.....」
自分でも思った。............もうちょい空気読む発言しろよ、って.....
あまりに単刀直入に言ってしまったせいか。
彼は少し目に涙をうっすらと浮かばせ、私にこう言う。
「..........ぅ...家....帰りたくない.......」
..............うーん、家出だろうか。
しばらく家に帰っていないのかな...?
まともに食べ物も食べられていないのだろう。顔色があまりよくない。
.............いや、どうしろっていうの
「...........君、今やりたい事とかしたい事ってある?」
私はそう言って、彼の目の前でしゃがんだ。
「...............なんか..食べたい...」
彼は少し顔をそらして、うつむきながらそう言った。
.........へーかわいいじゃん
「...いいよ、うちおいで。ご飯作ったげる。」
私はそう言って、手を差し伸べた。
その手に、彼は謙遜の様子を見せた。
「..............えっ.....や、....い、いいよ.....!」
............どこがいいんだよ。
正直に言いたかったけど、これ以上彼に『喋る』ということで体力を消耗させたくない。
「.......いいから..ついてきて」
私は無理やり彼の手を引っ張った。
「........っわ....!?」
[水平線]
じゅわっとしたカレーのにおいが部屋全体を覆う。
適当にコンビニ飯でも食べさせようと思ったけど、そんな不衛生なもの食べさせるわけにはいかない。
私は家に猛ダッシュで彼を連れ帰り、二日目がおいしいと教わった親直伝の豆知識を参考に、冷凍庫にあったカレーをチンして差し出した。
「い、いただきます.......」
彼はそう言って、手元にあるスプーンを手に取りカレーライスを口へと運ぶ。
熱かったのだろうか。
彼は口を抑えて、必死に熱さを我慢している。
............いや、そこに水あるんだけど
「..........ちょっと....水飲みなよ」
私はそう言って彼に水を差し出す。
「........ふぁ..あ、ありがとッ.....」
彼は水を一気飲みしたあと、私に向けてこう言った。
「.......す、すっごくおいしい...!!」
嘘偽りない、満面の笑みで彼はそう言う。
..............いや、普通に嬉しいんだけど..
「よかった....さっさと食べてよね、食器片付けらんない」
私がそういうと、彼はもっと笑みを作って可愛らしくはーい、と返事をした。
.............これから、彼をどうしようか。
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