私は孤独を愛する子だった。
私は学校では大人しく、頭が良いわけでもない。そんなあの頃の私の夢は女優だった。
リーダーシップがあって可愛くて。そんな人に憧れたこともあった。だけど目まぐるしく色々なことがあり。
今は、私は私自身として生きれているのかも分からない。
中学生の頃は、ひとつひとつの幸せをとにかくかき集めて噛み締めていくのに精一杯で、そのぶん色々なものもこぼれていった。
だけど今は、隣にあなたがいてくれる。それだけで、私はもう飽き飽きするくらいに幸せ。

1人目
殻をやぶれなかった私。繕った私。死んだ私。ダンボールの中の私。