文字サイズ変更

【参加終了】転生水

#32


あれは、この世界に来て、1週間ほど経った日・・・
桐生「はぁ・・・なんなんだ・・・?」
取り敢えず、家は確保した。
街の外れにある、一軒家だ。
住んでるやつは、老人一人。死んでも変わらん。
桐生「はぁ、しかし・・・」
人を殺すのは初めてじゃ無いのに・・・
新しく、繊細な気がした。
世界が変わったのが原因なのか?
桐生「取り敢えず、掃除だな・・・」
昔から汚れは嫌いだった。だから、掃除は好きだ。
そこから、1時間程で家が綺麗になった。
桐生「買い物・・・行くか。」
そうして、街に向かっていった。










充分な買い物を経て、家に戻る。
そして、違和感に気づく。
[太字]家の電気が付いている。[/太字]
桐生「消して行ったはず・・・敵か。」
警戒心MAXで、家のドアを開ける。
その瞬間、とてもいい匂いが漂う。
桐生(なんだ・・・この、いい匂い?)
キッチンを見る。そこに、誰かいる。
桐生「誰だ、お前。」
街の市場で買った新品の小刀を出す。
??「敵ではありません。」
ゆっくりと後ろを振り向く。
とても華奢な顔つき、メイド服、長い髪、
少し肌黒い褐色肌。
どこかで、見た事があるような・・・
桐生「敵では無い証拠は?」
??「この料理を食べて頂ければ分かるでしょう。」
桐生「料理・・・?」
机に置いたのは、シチュー。
野菜は少なめの、鶏肉が入っている。
桐生「これは、鶏肉のシチューか。」
??「桐生様、お好きでしょう?」
桐生「!?」
なんだ、この違和感。
俺の好物はシチューだ。だが、なぜ分かった?
桐生「なんで分かったんだ?」
??「勘です。駄目ですか?」
目の圧に、押し負けてしまう。
桐生「・・・分かった、食べよう。」
椅子に座り、木製のスプーンを手に取る。
そして、シチューを口に運ぶ。
桐生「・・・!?」
不意に、涙が溢れてきてしまった。
桐生「これは・・・母さんの味だ・・・!!」
??「本当ですか?」
桐生「隠し味・・・醤油だろ。」
??「すごい、本当に一緒なのですね・・・。」
桐生「忘れるわけないだろ、死んだ親の味・・・」
黙々と、涙を流しながらシチューを食べ続けた。











シチューを食べ終わり、洗い物をする。
??「桐生様は休んでてよろしいですよ?」
桐生「あんたが休んでくれ。」
??「私は・・・仕事しか取り柄がないので。」
気まずい空間が流れながらも、洗い物を終わらせる。
桐生「お前は、俺のメイドか?」
??「今更ですか・・・」
ソファの前に立ち、桐生を向く。
??「私は、あなたに一生ついて行きます。」
桐生「一生・・・」
一生・・・子供の頃の記憶が蘇る。
桐生「その心に、不服は無いな?」
理解力の速さは、かなり自信がある。
こいつは、信用できる。
??「ありませんよ。」
相手を安心させるように、笑顔をかける。
桐生「そうだ、名前は?」
??「名前は、まだいいです。」
桐生「いいです?」
??「あなたが死にそうになって帰ってきたら、教えますよ。」

作者メッセージ

どうも戸部夏実です。
なんか、ちょっと少ないかな、、、
次回、ちょっと盛ります。

2025/10/07 21:07

戸部夏実 ID:≫ 6s/EWVZi48e6M
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 32

コメント
[47]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL