【参加終了】転生水
義人「・・・なんだろう」
黄白が死んだのを確認してから、1時間ほど経った。
戸部「なんか、もう、なんだろうな・・・」
斎「分かるよ。上手く説明出来ないよね。」
義人「もう、呆れたっていうか・・・」
真霊「幼稚園児に付き合ってあげてるみたいね。」
冷静に、真霊が反応する。
だが、瞳には殺意が込められてる。
糸井「早く、あいつを探さねえと。」
義人「だが、今行っても勝てるか?って話だ・・・」
茜「能力を封じられる・・・ですか。」
真霊「無能力のせいで、物理攻撃以外殆ど効かない。」
糸井「あ、なら手がかりがあるぜ。」
糸井が思い出したように答える。
理沙「あ、渾身の一撃・・・!」
糸井「ああ、たまたまだがな。」
義人「なんだ?それ・・・」
糸井「正直分からん。だが、エネルギーのレベルが一段上がるんだ。」
茜「赤と黄色の火花が散ってました。」
真霊「能力によって火花の色が変わるのかしら?」
義人「なぁ、その時どうやって出したんだ?」
糸井「え、渾身の一撃か?えーっとなぁ・・・」
少し悩みながら、思い出す。
糸井「あ!わかったぞ!」
理沙「ほんとですか!?」
糸井「桐生を殴る瞬間、怒りが爆発しちゃって・・・」
義人「しちゃって・・・?」
糸井「めっっちゃ集中したんだよね。」
茜「集・・・中・・・?」
糸井「その、考える事をやめて、その、えーと・・・」
真霊「殴る、それだけに集中して・・・?」
核心をついたような顔をする。
糸井「そう!それだよぉ!」
斎「殴る事だけに集中・・・そうか!」
糸井「お!もっと分かりやすく説明して!」
斎「現実で言う、[太字]ゾーンの手前[/太字]、だな。」
義人「ゾーンの手前?」
斎「ゾーンは周りが遅く見えるけど、見えなかったんだろ?」
糸井「あ、ああ。遅くはねぇ。」
斎「全ての集中力を、【殴る】という一点に集中させるんだ。」
真霊「なるほど・・・!」
義人「なんて有益な情報なんだ・・・」
茜「じゃあ、みんなこれを覚えれば・・・!」
義人「少なくとも、桐生にちゃんと攻撃できる!」
理沙「遠距離攻撃も、一点に集中すれば・・・!」
斎「ちゃんと通るって事だな・・・」
義人「よし・・・よし。」
ふと、黄白を見る。
傷を復元し、汚れを取った、綺麗な死体。
ふと、涙が溢れる。
義人「絶対、仇をとるからな・・・!」
黄白を見て、喋りかける。
返事が返ってこない事は、もう知ってるのに。
まだ生きてるかのように、話しかけてしまう。
真霊「黄白ちゃん・・・待っててね。」
黄白との本当の別れを終え、異貌人達は歩き出した。
桐生「はぁ・・・」
自分の家に着く。
いつも思う、この家は質素だ。
まあ、この世界に来てもう7年。慣れたものだ。
桐生「帰った。」
??「お帰りなさいませ。桐生様。」
桐生「ああ、紅茶を出せ。」
漫画でよくある、メイド服を着た女。
俺はまだ、この女の名前を知らない。
??「紅茶です。」
桐生「ありがとう・・・」
口に運ぶ。そして、ふと思う。
桐生「なっ・・・なぜ俺の好きな紅茶を・・・?」
??「たまたまですよ。」
綺麗な笑顔を見せる。
この女は、誰なんだ。
黄白が死んだのを確認してから、1時間ほど経った。
戸部「なんか、もう、なんだろうな・・・」
斎「分かるよ。上手く説明出来ないよね。」
義人「もう、呆れたっていうか・・・」
真霊「幼稚園児に付き合ってあげてるみたいね。」
冷静に、真霊が反応する。
だが、瞳には殺意が込められてる。
糸井「早く、あいつを探さねえと。」
義人「だが、今行っても勝てるか?って話だ・・・」
茜「能力を封じられる・・・ですか。」
真霊「無能力のせいで、物理攻撃以外殆ど効かない。」
糸井「あ、なら手がかりがあるぜ。」
糸井が思い出したように答える。
理沙「あ、渾身の一撃・・・!」
糸井「ああ、たまたまだがな。」
義人「なんだ?それ・・・」
糸井「正直分からん。だが、エネルギーのレベルが一段上がるんだ。」
茜「赤と黄色の火花が散ってました。」
真霊「能力によって火花の色が変わるのかしら?」
義人「なぁ、その時どうやって出したんだ?」
糸井「え、渾身の一撃か?えーっとなぁ・・・」
少し悩みながら、思い出す。
糸井「あ!わかったぞ!」
理沙「ほんとですか!?」
糸井「桐生を殴る瞬間、怒りが爆発しちゃって・・・」
義人「しちゃって・・・?」
糸井「めっっちゃ集中したんだよね。」
茜「集・・・中・・・?」
糸井「その、考える事をやめて、その、えーと・・・」
真霊「殴る、それだけに集中して・・・?」
核心をついたような顔をする。
糸井「そう!それだよぉ!」
斎「殴る事だけに集中・・・そうか!」
糸井「お!もっと分かりやすく説明して!」
斎「現実で言う、[太字]ゾーンの手前[/太字]、だな。」
義人「ゾーンの手前?」
斎「ゾーンは周りが遅く見えるけど、見えなかったんだろ?」
糸井「あ、ああ。遅くはねぇ。」
斎「全ての集中力を、【殴る】という一点に集中させるんだ。」
真霊「なるほど・・・!」
義人「なんて有益な情報なんだ・・・」
茜「じゃあ、みんなこれを覚えれば・・・!」
義人「少なくとも、桐生にちゃんと攻撃できる!」
理沙「遠距離攻撃も、一点に集中すれば・・・!」
斎「ちゃんと通るって事だな・・・」
義人「よし・・・よし。」
ふと、黄白を見る。
傷を復元し、汚れを取った、綺麗な死体。
ふと、涙が溢れる。
義人「絶対、仇をとるからな・・・!」
黄白を見て、喋りかける。
返事が返ってこない事は、もう知ってるのに。
まだ生きてるかのように、話しかけてしまう。
真霊「黄白ちゃん・・・待っててね。」
黄白との本当の別れを終え、異貌人達は歩き出した。
桐生「はぁ・・・」
自分の家に着く。
いつも思う、この家は質素だ。
まあ、この世界に来てもう7年。慣れたものだ。
桐生「帰った。」
??「お帰りなさいませ。桐生様。」
桐生「ああ、紅茶を出せ。」
漫画でよくある、メイド服を着た女。
俺はまだ、この女の名前を知らない。
??「紅茶です。」
桐生「ありがとう・・・」
口に運ぶ。そして、ふと思う。
桐生「なっ・・・なぜ俺の好きな紅茶を・・・?」
??「たまたまですよ。」
綺麗な笑顔を見せる。
この女は、誰なんだ。