【参加終了】転生水
黄白(輝龍を纏う・・・まるで別人になったみたい。)
(エネルギーも何か違います・・・これなら!)
黄白のエネルギーが爆発する。
桐生「なんだよ・・・寝れねえじゃん。」
両者本気を出す。
黄白「一撃で・・・決めます!」
桐生「いいよ・・・受けるよ!!」
黄白が構える。
桐生(あの構え・・・抜刀?)
黄白「光流秘伝、王義・・・」
桐生「無象秘伝、奥義・・・」
その瞬間、空気が止まる。
桐生(なんだ!?背筋が凍るっ・・・)
黄白に空気が吸い寄せられる感覚がある。
刀に、吸い込まれていく。
徐々に、刀が光り始める。
桐生(・・・来る!!)
黄白「[太字]光閃!![/太字]」
金の斬撃が、飛ぶ。
その速度は、マッハ3を超える。
桐生「[太字]ブラックホール・爆!![/太字]」
ガード全振りの奥義で、全力で守る。
その瞬間、物凄い爆風が起こる。
黄白「はぁ・・・はぁ・・・」
一撃が、重い。
エネルギーを全て使い切ってしまった。
もう何も残っていない。
黄白「桐生は・・・!」
目の前には、1人の男がいる。
左腕を失い、立ったまま死んでいる。
[大文字][太字]そう思っていた。[/太字][/大文字]
桐生「グフっ・・・危なかった・・・」
黄白「!?」
桐生は、生きていた。
黄白「嘘・・・どうして・・・!?」
桐生「僕の“ブラックホール・爆”はね・・・」
腹部が裂けていて、両腕も無い。
それでも、桐生は喋り続ける。
桐生「マイナスエネルギーのみで構成されているんだ。」
黄白「なん・・・ですって?」
桐生「ブラックホール自体に、マイナスエネルギーを混ぜるんだ。」
「そうすると、引力が[太字]反発力[/太字]に変わるんだ。」
黄白「まさか、それで・・・」
桐生「そう、君の攻撃を跳ね返した、という感じかな。」
「でも、流石に無傷までは行かなかったようだ。」
血を吐きながら、黄白を見つめる。
桐生「黄白ちゃん、エネルギー無いんじゃない?」
黄白「・・・バレてますか。」
しかも、回復速度が格段に遅い。
やっぱり、王義はエネルギー消費が激しい。
黄白「もしかしたら、まだ耐えれるかも?」
桐生「はは、冗談が上手いね。」
少しずつ、黄白に近付く。
桐生「本当に、よく頑張ったと思う。」
黄白「あら、人を褒めれるんですね。」
桐生「僕だって人間だからね。」
そして、黄白の目の前に立つ。
桐生「僕のおでこを君のおでこにぶつければ、君は死ぬ。」
黄白の目をまっすぐ見ながら、喋り続ける。
桐生「最後に言い残す言葉は?」
黄白「・・・・・」
少し考えた後、口を開く。
黄白「早く死ぬことを、祈っています。」
桐生「ふふ、悲しいね。」
そして、最後のエネルギーをおでこに込める。
そして、黄白のおでこに静かにぶつける。
桐生「・・・くっ、本当に凄いね、君はっ・・・!」
黄白「・・・私は、ちゃんと皆さんに伝えないといけないので・・・」
おでこがぶつかった瞬間、最後のエネルギーを振り絞り、
光の文鳥を作り出したのだ。
桐生の体を貫通した文鳥は、義人達の元へ飛んでいった。
黄白「・・・あ、」
黄白の体が、足から崩れていく。
黄白「私、本当に死ぬんですね。」
桐生「そりゃあね、トドメを刺したから。」
ゆっくりと、黄白が消えていく。
桐生「君は、本当に強かった。」
慰めるように、語りかける。
黄白「そうだった・・・みたいですね・・・」
夏蓮さん・・・ごめんなさい・・・
貴女を助けるのは、皆さんに賭けます。
私は先に、天国へ足を運びます・・・
戦場に残ったのは、宙に舞う金粉。
周りには木々がほとんど残っていない。
ただ、消えない塵が、
まるで生きているかのように、光り続けている。
午後3時24分、スヴァ王国圏内の森、
巫女野黄白、死亡、享年24歳。
斎「黄白ちゃん・・・」
義人「大丈夫、大丈夫だ・・・」
真霊「黄白ちゃんは・・・絶対戻ってくる・・・!」
(エネルギーも何か違います・・・これなら!)
黄白のエネルギーが爆発する。
桐生「なんだよ・・・寝れねえじゃん。」
両者本気を出す。
黄白「一撃で・・・決めます!」
桐生「いいよ・・・受けるよ!!」
黄白が構える。
桐生(あの構え・・・抜刀?)
黄白「光流秘伝、王義・・・」
桐生「無象秘伝、奥義・・・」
その瞬間、空気が止まる。
桐生(なんだ!?背筋が凍るっ・・・)
黄白に空気が吸い寄せられる感覚がある。
刀に、吸い込まれていく。
徐々に、刀が光り始める。
桐生(・・・来る!!)
黄白「[太字]光閃!![/太字]」
金の斬撃が、飛ぶ。
その速度は、マッハ3を超える。
桐生「[太字]ブラックホール・爆!![/太字]」
ガード全振りの奥義で、全力で守る。
その瞬間、物凄い爆風が起こる。
黄白「はぁ・・・はぁ・・・」
一撃が、重い。
エネルギーを全て使い切ってしまった。
もう何も残っていない。
黄白「桐生は・・・!」
目の前には、1人の男がいる。
左腕を失い、立ったまま死んでいる。
[大文字][太字]そう思っていた。[/太字][/大文字]
桐生「グフっ・・・危なかった・・・」
黄白「!?」
桐生は、生きていた。
黄白「嘘・・・どうして・・・!?」
桐生「僕の“ブラックホール・爆”はね・・・」
腹部が裂けていて、両腕も無い。
それでも、桐生は喋り続ける。
桐生「マイナスエネルギーのみで構成されているんだ。」
黄白「なん・・・ですって?」
桐生「ブラックホール自体に、マイナスエネルギーを混ぜるんだ。」
「そうすると、引力が[太字]反発力[/太字]に変わるんだ。」
黄白「まさか、それで・・・」
桐生「そう、君の攻撃を跳ね返した、という感じかな。」
「でも、流石に無傷までは行かなかったようだ。」
血を吐きながら、黄白を見つめる。
桐生「黄白ちゃん、エネルギー無いんじゃない?」
黄白「・・・バレてますか。」
しかも、回復速度が格段に遅い。
やっぱり、王義はエネルギー消費が激しい。
黄白「もしかしたら、まだ耐えれるかも?」
桐生「はは、冗談が上手いね。」
少しずつ、黄白に近付く。
桐生「本当に、よく頑張ったと思う。」
黄白「あら、人を褒めれるんですね。」
桐生「僕だって人間だからね。」
そして、黄白の目の前に立つ。
桐生「僕のおでこを君のおでこにぶつければ、君は死ぬ。」
黄白の目をまっすぐ見ながら、喋り続ける。
桐生「最後に言い残す言葉は?」
黄白「・・・・・」
少し考えた後、口を開く。
黄白「早く死ぬことを、祈っています。」
桐生「ふふ、悲しいね。」
そして、最後のエネルギーをおでこに込める。
そして、黄白のおでこに静かにぶつける。
桐生「・・・くっ、本当に凄いね、君はっ・・・!」
黄白「・・・私は、ちゃんと皆さんに伝えないといけないので・・・」
おでこがぶつかった瞬間、最後のエネルギーを振り絞り、
光の文鳥を作り出したのだ。
桐生の体を貫通した文鳥は、義人達の元へ飛んでいった。
黄白「・・・あ、」
黄白の体が、足から崩れていく。
黄白「私、本当に死ぬんですね。」
桐生「そりゃあね、トドメを刺したから。」
ゆっくりと、黄白が消えていく。
桐生「君は、本当に強かった。」
慰めるように、語りかける。
黄白「そうだった・・・みたいですね・・・」
夏蓮さん・・・ごめんなさい・・・
貴女を助けるのは、皆さんに賭けます。
私は先に、天国へ足を運びます・・・
戦場に残ったのは、宙に舞う金粉。
周りには木々がほとんど残っていない。
ただ、消えない塵が、
まるで生きているかのように、光り続けている。
午後3時24分、スヴァ王国圏内の森、
巫女野黄白、死亡、享年24歳。
斎「黄白ちゃん・・・」
義人「大丈夫、大丈夫だ・・・」
真霊「黄白ちゃんは・・・絶対戻ってくる・・・!」