糸井「さっきは良くも吹き飛ばしたな。」
？？の前に立つ。
？？「君、自分で吹き飛んだでしょ？」
糸井「へっ、バレてんのか・・・」
？？が構える。
糸井「お前、名前は？」
？？が答える。
桐生「僕は、[漢字]桐生[/漢字][ふりがな]きりゅう[/ふりがな]だ。」




斎「・・・よし、こっちには気づいていないな。」
理沙「早く回復しないと・・・！」
2人が、義人の元へ向かう。
義人は、当たり前だが息をしていない。
[太字]だが、死んでもいない。[/太字]
斎「うっ・・・ん？この破片達・・・」
理沙「エ、エネルギーを帯びてる？」
斎「光ってる・・・雷だ！義人は生きている！！」
理沙「すぐ、ウチ回復しますっ！！」
斎「僕も手伝おう！！」
2人で、体を再生する作業を始める。
桐生「ん？向こうが騒がしい・・・」
糸井「おい、どこ見てんだよ。お前の相手は俺だ。」
桐生「はぁ・・・とっとと死んでくれよ？」
その瞬間、目に見えない速度で糸井の腹部に激痛が走る。
糸井「ガハッ！？」
糸井（能力！？じゃねえ！？まさか、筋肉だけで・・・)
すぐに腕を掴む。
糸井「爆轟拍手！！」
腕を挟む瞬間、桐生の左手が爆発する。
桐生「ぐっ！」
すぐに腕を離し、糸井からも離れる。
糸井「はぁ・・・はぁ・・・！」
だが、桐生の腕はほぼ無傷だった。
糸井「へっ、服が破けてるだけだと・・・？」
桐生「言ったはずだ、邪魔をする奴は全員殺すと。」
先ほどとは口調が変わり、豹変する。
糸井「へっ、大口叩く奴だぜっ！！」
顔面に能力を込めた一撃を放つ。
桐生の顔面が爆発する。・・・と思ったが、
桐生「・・・煙たいなぁ。」
糸井「くそ・・・意味わからねぇ。」
桐生「だが、普通に殴られたのは痛いな。」
すぐに糸井の後ろに移動する。
桐生「早く死ね！！」
力の籠った一撃が、糸井の背中を襲う。
糸井「！？」
またもや、勢いよく吹っ飛んでいった。




斎「ぐっ・・・まだなのか・・・！」
理沙「無理・・・ｳﾁ…」
その場に理沙が倒れ込む。
斎「おい！？今倒れるとまずいって！？」
理沙「体力が・・・限界っ・・・」
理沙が気絶してしまう。
斎「くそ、僕1人で・・・！」
義人のエネルギーがあるおかげで、
パズルのようにくっ付けていけば再生できる。
でも、一度に消費するエネルギーの量が半端じゃない。
まだ、上半身が終わったばかりだ。
下半身までいかなければ、息を吹き返しても、
すぐに死んでしまう。
斎「僕のエネルギーも・・・そろそろ・・・！」
その瞬間、誰かの手が肩に触れた。と同時に、
エネルギーが一瞬で全て回復した。
斎「なっ！？」
後ろを振り向く。そこには、
真霊がいる。
真霊「早く、回復続けて。」
斎「あ、ああ。」
真霊「義人が生き返らないと・・・」
そこし溜めて、口を開く。
真霊「壊途が多分、死ぬ。」





茜「糸井君・・・」
黄白「茜さん、行くか迷ってるのですか？」
茜「黄白さん・・・」
黄白「全属性だからと言って、無駄に入ると足手纏いかと。」
茜「な、何ですかその言い方・・・」
黄白「私が、行きましょう。」
茜「え？」
黄白「私なら、あの方を葬れるかもしれません・・・。」