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【参加終了】転生水

#2


その日、俺は風邪を出していた。
熱が40度もあって、体が震えていた。
歩くのにも精一杯だった。
喉が渇いて、水が飲みたくなった。
下まで飲みに行き、冷蔵庫を開けた。
そこに、少しおかしい水があった。
普通の水にしては、色が濃すぎた。
綺麗な藍色で、熱を引いていることを忘れるかのような、美しい・・・藍。
その水を、飲んでみたいと思った。
そして、飲んだ。
そしたら、急に眩暈がしてきた。
異常なほど眠くなって、眠ってしまった。


如月「う〜ん・・・頭痛い。」
目を醒めると、そこは森の中だった。
森の中の、一つ小屋の中。
周りには、別の人もいた。
如月「あの、皆さん・・だ、大丈夫ですか?」
そう声をかけると、だんだんみんなが起きてきた。
静華「うぅ・・・・・・え、ここどこですか!?」
神月「うるさいって、あんた・・どこここ!?」
巫女野「ここは・・一体なんなんですか?」
みんなが混乱するのも分かる。
俺だって混乱している。
急にワープした?
如月「一体、ここは・・・」
神月「てか、あんたら誰?初対面なんやけど。」
静華「私たち、自己紹介をした方がいいのでは?」
巫女野「そうしましょう。」
如月「じゃあ、俺から。俺は如月義人(きさらぎよしと)。24歳。小説家です。よろしく。」
神月「うちは神月夏蓮(こうづきかれん)って言うの。21歳。ひきこもりやねん。よろしくな。」
巫女野「わたくしは、巫女野黄白(みこのきしろ)と申します。24歳。光闇巫礼神社の巫女です。」
   「宜しくお願いします。」
静華「私は静華真霊(せいがまれい)。26歳です。飲食店[ドスバーガー]のバイトです。」
如月「これで、一通り自己紹介を終えましたっ。さて、ここはどこなんでしょうか。」
神月「知ってるわけないやん。うちここ初めてやし。」
巫女野「そうですわ。ここにいる全員初めてでしょう?」
静華「ええ。こっちはバイトの休憩中だったのに・・。」
如月「あ、まさか皆さんも?」
巫女野「ええ。藍色の水を飲んだら、急に眠くなって・・。」
神月「うちも。冷蔵庫漁ってたら綺麗な色の水があってん。」
静華「私も、休憩中に水筒飲んだら・・」
共通点が多すぎる。
みんな、藍色の水を飲んでここに来ている。
如月「窓の外を見ても、全く見覚えがない森だ。日本じゃないのか?」
静華「どうしよう、苺香・・・。」
神月「苺香?」
その瞬間、静華の顔が一気に怖くなった。
静華「おい・・馴れ馴れしく苺香の名前を言うなよ・・・!」
巫女野「え?どうしたんですの・・?」
何なんだこのメンツ。
怖すぎる。

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作者メッセージ

どうも戸部夏実です!
参加型第1話!
面白くするよう努力します!
今後とも宜しくお願いします!

2024/07/31 22:16

戸部夏実 ID:≫.psyZPMB6Zfrw
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