I love you forever
「あの、魔王さん。」
お風呂でさっぱりしたあと、魔王に会った。
「なんだ?」
「一旦、人間界に帰りたいんですけど…魔王さんも着いてきてくれませんか?」
駄目だろうな。だってあの魔王だよ?いいって言うわけ…
「分かった。だが、何故だ?」
まじかー。やっさし。
「え、えっと。魔王倒したって嘘つきたいんです。ならもう勇者はこないし。」
「…ならこれ持ってけ。」
[大文字]ブチ[/大文字]
ぎょえぇぇぇぇぇ!!!!なんで、なんで?う、腕ちぎったぁぁぁ!?
「え、えぇ…?」
「これ持ってたほうが信用あるだろ?魔力一番あるし。」
しかももう回復してるし。冷静過ぎない!?
「俺がお前と魔王を倒したって言えばいいか?」
「は、はあ。」
もう、魔族ってよくわかんない。
「捕まってろ。」
「は、はい。」
[大文字]パァァン[/大文字]
「…ん?」
気がつくとそこは私の家の近くだった。魔王の力って凄い。
「行くぞ。」
魔王が私の隣にいるって普通おかしいよね。
[大文字]コンコン[/大文字]
「はい?どちら様…って杏樹。」
お母様が出てきた。
「魔王は討伐したの?」
「は、はい。こちらが証拠です。鑑定士に見て貰えばわかると思います。」
やっぱりお母様は怖い。見ないうちに派手になったな。
「で?その隣の方は?」
「はじめまして、アーノルド・ルージュと申します。杏樹様と魔王討伐させていただきました魔術師でございます。」
魔王はやけに落ち着いている。って、偽名作るの早くない?
「そ、そうですか。中へどうぞ。」
お母様は魔王のイケメン度に驚いているのか、やけに緊張している。
「はじめまして、アリマ・スゴクスルと申します。」
かしこまった派手なお母様はペコペコしている。
「魔王討伐はどうでしたか?やはり魔王は邪悪な存在でしたでしょう?」
お母様は魔王のことしか見えてないみたい。
私のことを見てもいない。…私が魔王討伐した設定なんだけどな。
「え、ええ。THE魔王って感じでしたね。」
魔王は口がピクピクしている。これ、怒ってる。
「で、ですね。お母様にお話があります。」
「やだ、お母様だなんて。」
「娘さんを私にください。」
え、えぇぇぇぇ!?
お風呂でさっぱりしたあと、魔王に会った。
「なんだ?」
「一旦、人間界に帰りたいんですけど…魔王さんも着いてきてくれませんか?」
駄目だろうな。だってあの魔王だよ?いいって言うわけ…
「分かった。だが、何故だ?」
まじかー。やっさし。
「え、えっと。魔王倒したって嘘つきたいんです。ならもう勇者はこないし。」
「…ならこれ持ってけ。」
[大文字]ブチ[/大文字]
ぎょえぇぇぇぇぇ!!!!なんで、なんで?う、腕ちぎったぁぁぁ!?
「え、えぇ…?」
「これ持ってたほうが信用あるだろ?魔力一番あるし。」
しかももう回復してるし。冷静過ぎない!?
「俺がお前と魔王を倒したって言えばいいか?」
「は、はあ。」
もう、魔族ってよくわかんない。
「捕まってろ。」
「は、はい。」
[大文字]パァァン[/大文字]
「…ん?」
気がつくとそこは私の家の近くだった。魔王の力って凄い。
「行くぞ。」
魔王が私の隣にいるって普通おかしいよね。
[大文字]コンコン[/大文字]
「はい?どちら様…って杏樹。」
お母様が出てきた。
「魔王は討伐したの?」
「は、はい。こちらが証拠です。鑑定士に見て貰えばわかると思います。」
やっぱりお母様は怖い。見ないうちに派手になったな。
「で?その隣の方は?」
「はじめまして、アーノルド・ルージュと申します。杏樹様と魔王討伐させていただきました魔術師でございます。」
魔王はやけに落ち着いている。って、偽名作るの早くない?
「そ、そうですか。中へどうぞ。」
お母様は魔王のイケメン度に驚いているのか、やけに緊張している。
「はじめまして、アリマ・スゴクスルと申します。」
かしこまった派手なお母様はペコペコしている。
「魔王討伐はどうでしたか?やはり魔王は邪悪な存在でしたでしょう?」
お母様は魔王のことしか見えてないみたい。
私のことを見てもいない。…私が魔王討伐した設定なんだけどな。
「え、ええ。THE魔王って感じでしたね。」
魔王は口がピクピクしている。これ、怒ってる。
「で、ですね。お母様にお話があります。」
「やだ、お母様だなんて。」
「娘さんを私にください。」
え、えぇぇぇぇ!?
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