I love you forever
気が付くとそこは知らない部屋だった。
えっと…私転生したんじゃ…。
「おはようございます[太字]杏樹様[/太字]。」
「え…?」
今,杏樹様って言った?しかも魔族。…魔族?
「来ないで!」
って,剣がない!?どうしよう,殺される…。
服も軽い変な服になってるし,弱くして殺そうと!?
「大丈夫ですよ。私は魔法が使えない落ちこぼれエルフですので。はい,お食事ここに置いておきますね。」
本当だ。このエルフからは魔力が感じられない。
「もう二日も眠っていらしたのですよ。おなか,すいていませんか?」
[大文字]ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…[/大文字]
「ふふ,すいてますね?ここに置いときますから,食べていてくださいね。」
…どうしてエルフがここにいるの?しかも食事おいていくなんて。
それよりビオラさんたちは!
「…あ。」
運悪く部屋を出たときに誰かが見張っていたようだ。わたしはその人にぶつかってしまった。
「…安心しろ。お前の仲間は元居た場所にもどしてある。」
「…魔王。」
その人は紛れもなく,魔王だった。
「どうして私を殺さなかったの。」
その体はボロボロだった。マーガレットさんの魔法が,おそらく効いたのだろう。
「罪のない人間は殺したりなんかしない。」
「…そう。」
なぜだろう。この魔王からは邪悪な気配が一切ない。
「俺はルシファー。何かあればいつでも言え。」
ルシファーといった魔王は黒い12枚の羽を広げ,飛んで行った。
その羽は私が今までみたどの生き物の羽よりもきれいだった。
「…お腹すいた。」
毒は入ってなさそうだし,食べてみるかぁ。
…おいしい。
「ブラックダイヤみたいに輝いてる…。」
おちていた魔王の羽を見て私はそう思った。
私は見たことがないが,この世界には黒く輝く黒いダイヤモンドが存在するらしい。この羽も,同じように黒く輝いていた。
[大文字]コンコン[/大文字]
「失礼いたします。私,専属メイドのリリス・ジュエルと申します。」
入ってきたのは猫耳のメイドさんだった。
えっと…私転生したんじゃ…。
「おはようございます[太字]杏樹様[/太字]。」
「え…?」
今,杏樹様って言った?しかも魔族。…魔族?
「来ないで!」
って,剣がない!?どうしよう,殺される…。
服も軽い変な服になってるし,弱くして殺そうと!?
「大丈夫ですよ。私は魔法が使えない落ちこぼれエルフですので。はい,お食事ここに置いておきますね。」
本当だ。このエルフからは魔力が感じられない。
「もう二日も眠っていらしたのですよ。おなか,すいていませんか?」
[大文字]ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…[/大文字]
「ふふ,すいてますね?ここに置いときますから,食べていてくださいね。」
…どうしてエルフがここにいるの?しかも食事おいていくなんて。
それよりビオラさんたちは!
「…あ。」
運悪く部屋を出たときに誰かが見張っていたようだ。わたしはその人にぶつかってしまった。
「…安心しろ。お前の仲間は元居た場所にもどしてある。」
「…魔王。」
その人は紛れもなく,魔王だった。
「どうして私を殺さなかったの。」
その体はボロボロだった。マーガレットさんの魔法が,おそらく効いたのだろう。
「罪のない人間は殺したりなんかしない。」
「…そう。」
なぜだろう。この魔王からは邪悪な気配が一切ない。
「俺はルシファー。何かあればいつでも言え。」
ルシファーといった魔王は黒い12枚の羽を広げ,飛んで行った。
その羽は私が今までみたどの生き物の羽よりもきれいだった。
「…お腹すいた。」
毒は入ってなさそうだし,食べてみるかぁ。
…おいしい。
「ブラックダイヤみたいに輝いてる…。」
おちていた魔王の羽を見て私はそう思った。
私は見たことがないが,この世界には黒く輝く黒いダイヤモンドが存在するらしい。この羽も,同じように黒く輝いていた。
[大文字]コンコン[/大文字]
「失礼いたします。私,専属メイドのリリス・ジュエルと申します。」
入ってきたのは猫耳のメイドさんだった。
※ダブルクリック(2回タップ)してください