I love you forever
「おはようございます、ビオラさん。」
なぜこうなった。
ーー昨日の夜ーー
店「はい、二名様ですね。お部屋は...」
自「別でお願いします。」
私はビオラさんとの別部屋を希望した。なんせビオラさん(男)と出逢ってたったの二日。流石に同じ部屋は無理かも。
店「はい、確認してきますね。」
ビ「わいと一緒に寝るのは嫌なんか?」
自「だって私たちまだ出逢って今日で二日目ですよ?」
ビ「わいらは結構普通に寝るんやけどなぁ。」
そう言っていると宿の人が出てきた。
店「大変申し訳ありません。お部屋が一部屋しか空いておりませぬ。」
ビ「じゃあ一部屋お願いします。」
自「え?」
ということがあったのだ。
「あぁ、小娘。おは、や、う。」
本当にビオラさん、朝弱いな。
「食事出来てるらしいですよ?」
「あ、う、先、行ってでぇ。」
...朝だけ女の子に見える。関西弁がなくなってるからかな。話さなければ美少女なんだけどなぁ。
「おはようございます。」
「おはようございます。今日の朝御飯は街名物の黄金のスープです!」
なにそれ。凄そう。
「ありがとうございます。」
出てきたのは黄色いスープにとうもろこしがのった物。緑のナニかものってる。 そしてパン。
「いただきます。」
!!!!!!
「美味しい。なにこれ。」
それにこのパン。フワフワで食べたことないぐらいの美味しさ。
「よお小娘。ここの名物は旨いやろぉ。」
「はい!」
「そうやろ?」と言いながらビオラさんは食事を受け取った。
「うまうま。」
...ちょっと待って?今思い出した。宿代は?マーヴィン君に連れられて来たけど、私お金持ってないじゃん。
「[小文字]ねぇ、ビオラさん。私、宿の代金払えないかもです。[/小文字]」
魔王討伐できないままここで働く人生になるかも。やばい。
「お客様、大丈夫です。勇者様は代金無料なんですよ。魔王討伐頑張ってください。」
よ、よかったぁぁぁぁぁ!
「そうなんか、よかったわ。」
勇者って凄いかも。こんなサービスを無料でって、本当に凄い。
「さて、もうでなあかんな。」
「そうですね。ありがとうございました。」
私とビオラさんはペコペコと頭を下げ、宿を後にした。さて、最強の魔術師をさがすぞぉぉ!
「魔王様、あんなことしてよかったのですか?」
「まさか一円も持ってないなど、誰も思わんだろ。」
あの勇者、まさかの貧乏。貴族の出身なのにか?
「流石魔王様ですね。洗脳して宿代を無料にするとは。」
「そうせねばここまでたどり着かんだろ。」
「w」
怪我一つせず、ここまでたどり着け。勇者よ。
そして、我を怖れて帰れ。勇者。
彼女は幸せに生きなければならないのだ。
なぜこうなった。
ーー昨日の夜ーー
店「はい、二名様ですね。お部屋は...」
自「別でお願いします。」
私はビオラさんとの別部屋を希望した。なんせビオラさん(男)と出逢ってたったの二日。流石に同じ部屋は無理かも。
店「はい、確認してきますね。」
ビ「わいと一緒に寝るのは嫌なんか?」
自「だって私たちまだ出逢って今日で二日目ですよ?」
ビ「わいらは結構普通に寝るんやけどなぁ。」
そう言っていると宿の人が出てきた。
店「大変申し訳ありません。お部屋が一部屋しか空いておりませぬ。」
ビ「じゃあ一部屋お願いします。」
自「え?」
ということがあったのだ。
「あぁ、小娘。おは、や、う。」
本当にビオラさん、朝弱いな。
「食事出来てるらしいですよ?」
「あ、う、先、行ってでぇ。」
...朝だけ女の子に見える。関西弁がなくなってるからかな。話さなければ美少女なんだけどなぁ。
「おはようございます。」
「おはようございます。今日の朝御飯は街名物の黄金のスープです!」
なにそれ。凄そう。
「ありがとうございます。」
出てきたのは黄色いスープにとうもろこしがのった物。緑のナニかものってる。 そしてパン。
「いただきます。」
!!!!!!
「美味しい。なにこれ。」
それにこのパン。フワフワで食べたことないぐらいの美味しさ。
「よお小娘。ここの名物は旨いやろぉ。」
「はい!」
「そうやろ?」と言いながらビオラさんは食事を受け取った。
「うまうま。」
...ちょっと待って?今思い出した。宿代は?マーヴィン君に連れられて来たけど、私お金持ってないじゃん。
「[小文字]ねぇ、ビオラさん。私、宿の代金払えないかもです。[/小文字]」
魔王討伐できないままここで働く人生になるかも。やばい。
「お客様、大丈夫です。勇者様は代金無料なんですよ。魔王討伐頑張ってください。」
よ、よかったぁぁぁぁぁ!
「そうなんか、よかったわ。」
勇者って凄いかも。こんなサービスを無料でって、本当に凄い。
「さて、もうでなあかんな。」
「そうですね。ありがとうございました。」
私とビオラさんはペコペコと頭を下げ、宿を後にした。さて、最強の魔術師をさがすぞぉぉ!
「魔王様、あんなことしてよかったのですか?」
「まさか一円も持ってないなど、誰も思わんだろ。」
あの勇者、まさかの貧乏。貴族の出身なのにか?
「流石魔王様ですね。洗脳して宿代を無料にするとは。」
「そうせねばここまでたどり着かんだろ。」
「w」
怪我一つせず、ここまでたどり着け。勇者よ。
そして、我を怖れて帰れ。勇者。
彼女は幸せに生きなければならないのだ。
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