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I love you forever

#3

魔王討伐二日目

「仲間が出来て嬉しいよ。」
私は昨日、エルフのビオラさんという頼りになる男のエルフを仲間に入れた。
「しかしやなぁ、野宿はしんどかったわ。」
「私お金ないからごめんね?」
「ええよ。新鮮やったわ。」
私は昨日の夜に大量の虫とともに寝た。家よりは寝心地がよかったかな。
「流石に嬢ちゃんや、仲間がわいだけやと無理やで、うん。嬢ちゃん。」
「ならビオラさんはどんな人を仲間にした方が言いと思いますか?」
「魔術師はいれたほうがええんちゃうか?てか嬢ちゃん、回復系魔法はつかえんか?」
「わかんない。使ったことないし、今はじめて知った。」
ビオラさんは凄く驚いていた。魔物や魔族以外でも使うことが出来る唯一の魔法、『[漢字]奇跡[/漢字][ふりがな]ヒール[/ふりがな]』。これが回復系魔法らしい。
「そうか、怖そうなおかんのもとで産まれてしもうたんか。」
「まぁ、幸いなことにお姉ちゃんは優しいから。よかったと思ってる。」
私の家系は勇者や騎士。お母様は王族のフェイント・スゴクスル様とご結婚なされたから今は貴族。...お姉ちゃんはその貴族の子だからお母様はお姉ちゃんを可愛がる。
「私、養子なの。だから貴族のお姉ちゃんとは髪の毛の色が違うし、目の色が違う。悪魔の子供って言われたりしたな。」
「なんかすまんな。」
私とビオラさんが歩いていると、目の前に小さな村が見えてきた。
「あそこは?」
「嬢ちゃんほんとになんもしらねぇんだな。あそこは魔術師達が集まるアリベウスっていう街だよ。一見小さな村に見えるけど、あれは魔法でああなってるだけ。」
「魔術師の街...か。」
なんだか凄そうだな。
「あれ?しらない顔ですね!はじめまして!あたしはここの街で一番強い!スフィア・オリヴィア!よろしくー!」
「バカ、お前はこの街で一番よえーだろ。」
小さな可愛い女の子の頭を殴ったのはお兄さんかな?ちょっと痛そうだよ...?
「すみません、うちの妹が。俺はマーヴィン・オリヴィア。よろしくお願いします。」
やっぱりお兄さんか。仲良さそうだな。
「この街で一番強い魔術師はマーガレットさんですよ。本名は誰も知らないんですけどね。どこにいるかも分からないんですよ。」
「わかりました。ありがとうございます。私はアンジュと言います。」
「よろしく。」
「わいはビオラ・ヴァルヴァノール。エルフや。よろしくな。...あとさ、にいちゃんや。この街に宿はあるか?わいら魔王討伐しに行くねん。まぁ、勇者一行やな!」
ビオラさん...それ言っちゃまずいですよ。
ビオラさんの目はキラキラ✨してまぁ、自慢しているということがよくわかる。
「ゆ、勇者一行ですか!?どうりでこの街に訪れる訳だ!ええ、宿は沢山ありますよ!」
はぁ、今後がほんとに怖い。

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2024/08/22 14:46

七星太陽 ID:≫rpbAI5cf7ppFQ
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