この小説は夢小説です。
下のフォームに作者さんの指定した語句を入力してお読みください。

お名前設定

お名前変更フォーム

下記フォームに必要事項を入力し「登録」ボタンを押してください

あなたの名前
あなたの苗字

文字サイズ変更

迷ヰ犬の僕達は

#7


[太字]タッタッタッタッ[/太字]

●●が買い物袋を手に
下げて駄菓子が大量に入った袋を
抱えながらなんとも言えない
顔をして歩いている

●●〘僕そんな暇人に
       見えるかな、割と
       忙しいんだけど?
        ホント失礼だな…〙
●●〘…そもそもなんだよ
      初対面の店員みーんな
      「1人でおつかい?偉いね!!」
       って誰が子供だよ
         ざけんなっつの…〙
●●〘…あー、無性に腹立って
      きた…そうだ、この駄菓子の
      袋に虫でも忍ばせて…
      …いや、やめとこ、うん。〙

なんやかんやで武装探偵社が
ある建物の目の前につき
意味もなくただ適当に喫茶
うずまきの窓を覗くと太宰が
また女給を口説いている
だが最早面倒くさくなり
武装探偵社への階段を登った

●●〘…扉がない…縁が少し
      歪んでる…無理な力を
      加えて取れたのか…〙 
●●〘…人間じゃ簡単にこれは
      ないだろうな…探偵社の
      人間がなんにせよここまで
      破壊することはまずないし…
      …だとすれば他所の
      異能力者…或いは武装した
      人間…このタイミングでの
       その可能性と実行犯の   
            答えは1つ…〙

落ち着いた様子で再び歩みだす
そして少し表情が柔らかくなり
いつもの●●の顔になる
一歩、武装探偵社事務所に
踏入り、口を開いた

●●『買い出し行ってきたー 
      全部ここに置いとく
        から後で…って…』
●●『…まずいね…
      …最悪のお客人だ…』

中央で指揮を取る、百人長であり
ポートマフィアの古株である
広津柳浪と目があう●●

●●『…黒蜥蜴の皆さん』

その直後、武装探偵社事務所内に
大きな銃声がしばらく響き渡った

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

廊下から1人の走る足音が
近付いてくる、その主は
“最悪の事態”を免れる為
武装探偵社から姿を消すことを
決め、ヨコハマから離れようと
するも、武装探偵社から
聞こえた銃声に反応し
戻ってきた敦だった
扉が外れてしまっている
出入り口を通り叫ぶ

敦「やめろ!!!!」

するとそこには組織崩壊寸前の
武装探偵社メンバーの姿…
…ではなく、武装探偵社メンバーに
ボッコボコにされている
ポートマフィア武闘派集団
黒蜥蜴の構図が完成していた
国木田は百人長の老人
もとい広津を投げ飛ばし
少年のような、というか実際
14歳の少年である宮沢賢治は
構成員をこてんぱんにし銃を
キャッチして既に対処済みの
気を失った十人長である
立原道造と銀の上にボスンッと
飛び乗り座る、与謝野といえば
まぁ、強くてタフな女性らしく
構成員を交わしては蹴り飛ばし
交わしては蹴り飛ばしの繰り返し
The 探偵というような服装をした
童顔の男、江戸川乱歩は
強者の余裕というべきか知らないが
自身の机に乗って、そこら辺に
転がる黒蜥蜴の構成員を後目に
ラムネなんて飲んでいる
そして●●はその転がっている
黒蜥蜴の構成員の上に座り
周りにも彼女が倒したのであろう
黒蜥蜴の構成員がゴロゴロと
転がっていた

国木田「やっと帰ったか小僧!!」

そう言いながら広津の腕を
ぐりんと捻る国木田

国木田「これだから襲撃は
     嫌なんだ…!!
      業務予定がまた
      大きく狂ってしまう…」
 
また眉間にシワが寄る国木田
その国木田より眉間にシワを
寄せ呆れたような顔をする敦

国木田「オフィスのリフォームと
     壊れた備品の 
     再購入に一体いくら
      かかると思ってる!!」

キレながら手帳にその
費用を書き出していく

与謝野「今回、近所からくる
     クレームにお詫びの
     品を用意して挨拶に行く
     のは国木田くんの番だからね」

腰に手をあて面倒くさそうな
顔で言う与謝野

国木田「結局最悪の状況に
       なってしまった」
敦〔え!?最悪の状況ってこれ!!?〕

そう、国木田が言う最悪の状況
というのは武装探偵社崩壊の
危機ではなく、このボロボロに
なった部屋の修理費、詫び等だった

敦〔特殊部隊並みの戦闘力を
    持つポートマフィアの
        武闘派って…〕

敦は周りを見回す
やはり、倒れているのは
黒蜥蜴の面々だった

敦〔あれ〜〜〜〕
賢治「国木田さん
    コイツらどうします?」
国木田「窓から捨てとけ」
賢治「了解」
●●『相当怒ってんね国木田』
●●『あ、賢治
      なにか手伝おうか』
賢治「そうですね…散らばって
    倒れてる黒蜥蜴の皆さんを
     かき集めておいて
     もらっても良いですか?」
●●『任せろー』

すると賢治が黒服の
男達の首根っこを掴み
どんどんどんどん窓の外へ
投げていく、重いはずなのに
その重たさを感じさせない
手つきでどんどん投げていく
そして敦は思った

敦〔ポートマフィアより
   この探偵社の方が
    ぶっちぎりで物騒じゃん。〕

と…
…全くその通り。

国木田「さっさと片付けを
     手伝え小僧!!全く、この
     忙しいのにフラフラと
     出て行きおって、貴様も
     探偵社の一隅、自分に
     できる事を考えろと
     言っただろうが!!」
国木田「まぁお前にできるのは
     片付けの手伝い
      くらいだろうが」

するとハッとする敦
少し前の国木田から
言われたことを思い出す
 
敦〔国木田「自分のできる事を
          考えておけ」〕
敦「…」
敦「…そっか…
   …ハハハハハ…」
国木田「貴様、ヘラヘラ笑ってる
       暇があったら…!!」

国木田が敦を見るとそこに居た
敦は透き通る二筋の涙を流していた

国木田「なんだお前、泣いてるのか?」
敦「泣いてませんよ!!」
国木田「これだからな~全く 
     最近の若い奴の典型だ
     お前は!!仕事を命じても
     勝手に遊びに行く
      ちょっと叱れば
        すーぐに泣く!!」
敦「違います!!これは違います!!」
国木田「だって泣いてるじゃないか」
敦「泣いてるけど…
   …これは違うんですー!!!」

遠くから見ていた他の武装探偵社
メンバーはというと
 
与謝野「若い奴って…国木田も
      まだ22だってのに」
賢治「僕の村ならお二人共
    まだまだ若いの範囲内です」
与謝野「安心しなここでも
     まぁ、若いの部類さ」
乱歩「ねー、太宰はー?」
与謝野「知らないよ、●●
     アンタ太宰がどこに
      居るか知ってるかい?」
●●『…』
与謝野「?どうしたんだい●●」
[小文字][小文字]●●『…良かったね、敦』[/小文字][/小文字]
与謝野「?」
●●『…で、何の話だっけ?』

その時の声はとても小さく
そしてその時の表情は誰も
見ることはなかった

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

敦の泣いてませんが可愛いって。

2024/08/06 13:10

のん ID:≫upqC3on0qH/LU
続きを執筆
小説を編集
/ 11

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL