迷ヰ犬の僕達は
ポートマフィアとのいざこざを
終わらせ、探偵社へと戻った
一行、重症の怪我を負っていた
谷崎兄妹は専属医である
与謝野晶子の治療を受け
谷崎は治療らしからぬ
悲鳴を響かせていた
そんな治療室の隣室である
医務室では目を覚ました敦と
国木田が先程の懸賞金の
ことについて、話していた
国木田「聞いたぞ小僧、お前は
裏社会の闇市で70億の
懸賞首になっているらしい
70憶か…出世したな」
敦「70憶!?」
出世も出世、大出世だ
敦「どどどどとどうしよう!!!
マフィアがこの探偵社に
押し寄せてくるかも!!!
どうして僕がっ!!!!」
国木田「うろたえるな」
喝を入れる…という程ではないが
空気が変わり敦を落ち着かせるには
充分な声色で続けた
国木田「確かにポートマフィアの
暴力は苛烈を極める
だが動揺するな」
国木田「動揺は達人をも殺す
師匠の教えだ」
流石としか言いようのない
洗礼された言葉の数々
それを並べ、簡潔に
現状を伝える国木田、やはり
武装探偵社社員はそう
簡単に焦りを見せないのか
そうも思える空気を敦はある
一言でブチ壊した
敦「あの…逆さまですよ…手帳」
そう一言言うと国木田はゆっくり
読んでいた手帳の向きを直し
立ち上がり、そしてゆっくりと
敦が居るベッドへと歩み寄り
上半身を突き出して言った
国木田「俺は動揺などしていない!!
マフィア如きで
取り乱すか!!!」
なんだかよく分からない
カンフーのような動きで
ポートマフィアが来ようとも
と必死に語る国木田だが
そんな言葉敦には
全く聞こえていない
敦〔国木田さん…相当焦ってる…〕
敦〔それだけ探偵社の危機って事
なんだ…僕のせいで…〕
国木田「…奴はきっと来るぞ
お前が招き入れた事態だ
最悪の状況になるかもしれん」
国木田「自分のできる事を考えておけ」
敦〔今の僕に出来る事…か…〕
落ち着いた国木田は敦に背を向け
そう言った、そのまま去ろうとする
国木田、出入り口に手をかけ
ようとするが一度止まり
振り返って敦に真面目な眼差しで問う
国木田「ところで小僧、さっきから
探しているんだが
俺の眼鏡を知らんか」
[大文字][大文字][太字]ゴタンッ!!!!![/太字][/大文字][/大文字]
敦、国木田「!!?」
なにやら、扉の向こう側から
ゴタンッと大きな物音がした
敦「なになに!!?まさか…奇襲…!!?
ポートマフィアが
もう来たのか…!!!?」
国木田「落ち着け小僧!!」
警戒心むき出しで戦闘態勢に
入り、そのままバンッと
勢い良く扉を開けた国木田
そこに居たのは
国木田「…」
国木田「…何故お前がここに…」
国木田「…●●!!!」
●●『ww…www…wwwww』
敦「へ?あっ、●●…さん???」
そこに居たのは死にそうなほど
声に出ない笑いをし
うずくまる●●の姿があった
どうやらさっきの音は笑い
過ぎて転んだときの音らしい
敦〔…よ、良かった〜…
ポートマフィアじゃなくて…〕
●●『くにきだ…wおま…w
てちょ…wめがね…w
やば…wwしんど…www』
マジで死ぬと笑い続ける●●
完全に堪忍袋の緒が切れている国木田
これは大丈夫なのかと見る
ことしかできない敦
どうやら武装探偵社では
カオスが日常茶飯事らしい
●●『はーあ…笑った笑ったー』
国木田「…ここでなにをしている…」
●●『あっはは、そんなに
キレなくても
良いじゃない』
●●『匿ってもらおうかなって
思って来たら面白いのが
見えちゃったもんだからw』
国木田「…はぁ…仕事はどうした…」
小さな先輩に呆れる国木田
●●『そこんところは大丈夫
程よーく進めてるから』
敦「じゃあ、何故ここに?」
●●『えっとねーえ』
●●『ちょっとばかり嫌な予感が
したからなんとなく安全
そうで匿ってもらえる
かなってところに
取り敢えず逃げてきた』
敦「それでなぜ医務室…?」
●●『多分与謝野ちゃんは
谷崎の治療中でしょ?』
●●『まぁ、与謝野ちゃんは
ここに居ても居なくても
どっちでも僕的には
大丈夫だけど』
●●『そんで与謝野ちゃん
以外に居るとすれば
安息中の敦と付き添いに
居そうな太宰・谷崎は
今いないから国木田の
2人が居ると思ったんだ』
●●『敦は絶対に僕を
追い出さない、というか
追い出せない』
●●『国木田は仕事や依頼さえ
しっかりやってくれれば
問題ないから1番安全
なのは医務室
そう睨んだんだ』
敦「隣は悲惨なことに
なってそうですけどね…」
●●『それはしゃーなし』
●●『でーもイレギュラーだった
くにきーだ動揺し過ぎ
問題で時間に遅れをとり
なんだか嫌な予感がピークに
達してきたような…』
春野「あっ、●●ちゃん!!」
●●『アッ、タブンコレヤバイナ
イヤナヨカンタブンコレヤナ』
そこに現れたのは事務職員の
春野綺羅子だった
春野「?●●ちゃん?」
●●『…ごめんごめん、えっと
どうしたの?春野ちゃん』
春野「実は」
●●『あーーー、もう分かった
大体分かったよ
うん、買い出しでしょ。』
春野「流石●●ちゃんね、大正解!!」
●●『えー、それ僕が
行かないとだめなのー』
春野「と言われてもねー…実は
私もこのあと用事とか
仕事が立て込んで…」
●●『…他の社員は?』
春野「忙しいから頼みたい
って言われたの…」
●●『…』
●●『…分かったよー…
…行けばいいでしょ行けば』
春野「ありがとうね!!お礼に
今度美味しいケーキが
あるところにでも行こうか!!」
●●『子供扱いみたいなのは
癪だけど、それは賛成
ナオミちゃんと
与謝野ちゃんも誘おうか!!』
春野「勿論!!」
完全に言いくるめられてしまった●●
●●『じゃ、僕行って
くるけど、なんか要る?』
敦「僕は特に大丈夫です」
国木田「俺も特にない」
●●『りょーかい』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●●『与謝野ちゃーん入るよー』
与謝野「どうしたんだい?
まだ治療中だけど」
●●『うわっ、中途半端
いっちゃんグロくて
痛いであろう
タイミングできちゃったね』
●●『って違う違う、ちょっと
買い出し頼まれて
行くとこなんだけど
買ってきた方が良い物
とかある?あ、ヨコハマの
範囲だけで買える物ね』
与謝野「それなら、これ、頼めるかい?」
すると与謝野がスカートのポケットに
手を入れ、なにか紙を取り出し渡す
それは、足りない備品のメモだった
●●『これでいーの?』
与謝野「あぁ、ホント助かるよ」
●●『…ねぇ、与謝野ちゃん』
与謝野「?なんだい?まだなにか
あんのかい?」
●●『…谷崎のここ殴って良い?』
指差した箇所はなにかで刺され
えぐられ大変なことになっている
それを殴って良いかと聞くのは
ちょっとなに考えt
与謝野「良いよ」
良いんだ。
そして…この人達にはきっと人の
血が通ってないんだ
そう苦しみ足掻く谷崎は悟った
与謝野「随分とまぁ、気が立ってるねェ」
●●『まぁそんなところよ』
●●が拳を構え谷崎の
グロい傷口をめがける
やめ…●●さ…ほん…と…に…
と谷崎が言うが願い虚しく
その怒りの拳は谷崎に
クリティカルヒットして
谷崎は見事悲鳴を上げ気絶した
終わらせ、探偵社へと戻った
一行、重症の怪我を負っていた
谷崎兄妹は専属医である
与謝野晶子の治療を受け
谷崎は治療らしからぬ
悲鳴を響かせていた
そんな治療室の隣室である
医務室では目を覚ました敦と
国木田が先程の懸賞金の
ことについて、話していた
国木田「聞いたぞ小僧、お前は
裏社会の闇市で70億の
懸賞首になっているらしい
70憶か…出世したな」
敦「70憶!?」
出世も出世、大出世だ
敦「どどどどとどうしよう!!!
マフィアがこの探偵社に
押し寄せてくるかも!!!
どうして僕がっ!!!!」
国木田「うろたえるな」
喝を入れる…という程ではないが
空気が変わり敦を落ち着かせるには
充分な声色で続けた
国木田「確かにポートマフィアの
暴力は苛烈を極める
だが動揺するな」
国木田「動揺は達人をも殺す
師匠の教えだ」
流石としか言いようのない
洗礼された言葉の数々
それを並べ、簡潔に
現状を伝える国木田、やはり
武装探偵社社員はそう
簡単に焦りを見せないのか
そうも思える空気を敦はある
一言でブチ壊した
敦「あの…逆さまですよ…手帳」
そう一言言うと国木田はゆっくり
読んでいた手帳の向きを直し
立ち上がり、そしてゆっくりと
敦が居るベッドへと歩み寄り
上半身を突き出して言った
国木田「俺は動揺などしていない!!
マフィア如きで
取り乱すか!!!」
なんだかよく分からない
カンフーのような動きで
ポートマフィアが来ようとも
と必死に語る国木田だが
そんな言葉敦には
全く聞こえていない
敦〔国木田さん…相当焦ってる…〕
敦〔それだけ探偵社の危機って事
なんだ…僕のせいで…〕
国木田「…奴はきっと来るぞ
お前が招き入れた事態だ
最悪の状況になるかもしれん」
国木田「自分のできる事を考えておけ」
敦〔今の僕に出来る事…か…〕
落ち着いた国木田は敦に背を向け
そう言った、そのまま去ろうとする
国木田、出入り口に手をかけ
ようとするが一度止まり
振り返って敦に真面目な眼差しで問う
国木田「ところで小僧、さっきから
探しているんだが
俺の眼鏡を知らんか」
[大文字][大文字][太字]ゴタンッ!!!!![/太字][/大文字][/大文字]
敦、国木田「!!?」
なにやら、扉の向こう側から
ゴタンッと大きな物音がした
敦「なになに!!?まさか…奇襲…!!?
ポートマフィアが
もう来たのか…!!!?」
国木田「落ち着け小僧!!」
警戒心むき出しで戦闘態勢に
入り、そのままバンッと
勢い良く扉を開けた国木田
そこに居たのは
国木田「…」
国木田「…何故お前がここに…」
国木田「…●●!!!」
●●『ww…www…wwwww』
敦「へ?あっ、●●…さん???」
そこに居たのは死にそうなほど
声に出ない笑いをし
うずくまる●●の姿があった
どうやらさっきの音は笑い
過ぎて転んだときの音らしい
敦〔…よ、良かった〜…
ポートマフィアじゃなくて…〕
●●『くにきだ…wおま…w
てちょ…wめがね…w
やば…wwしんど…www』
マジで死ぬと笑い続ける●●
完全に堪忍袋の緒が切れている国木田
これは大丈夫なのかと見る
ことしかできない敦
どうやら武装探偵社では
カオスが日常茶飯事らしい
●●『はーあ…笑った笑ったー』
国木田「…ここでなにをしている…」
●●『あっはは、そんなに
キレなくても
良いじゃない』
●●『匿ってもらおうかなって
思って来たら面白いのが
見えちゃったもんだからw』
国木田「…はぁ…仕事はどうした…」
小さな先輩に呆れる国木田
●●『そこんところは大丈夫
程よーく進めてるから』
敦「じゃあ、何故ここに?」
●●『えっとねーえ』
●●『ちょっとばかり嫌な予感が
したからなんとなく安全
そうで匿ってもらえる
かなってところに
取り敢えず逃げてきた』
敦「それでなぜ医務室…?」
●●『多分与謝野ちゃんは
谷崎の治療中でしょ?』
●●『まぁ、与謝野ちゃんは
ここに居ても居なくても
どっちでも僕的には
大丈夫だけど』
●●『そんで与謝野ちゃん
以外に居るとすれば
安息中の敦と付き添いに
居そうな太宰・谷崎は
今いないから国木田の
2人が居ると思ったんだ』
●●『敦は絶対に僕を
追い出さない、というか
追い出せない』
●●『国木田は仕事や依頼さえ
しっかりやってくれれば
問題ないから1番安全
なのは医務室
そう睨んだんだ』
敦「隣は悲惨なことに
なってそうですけどね…」
●●『それはしゃーなし』
●●『でーもイレギュラーだった
くにきーだ動揺し過ぎ
問題で時間に遅れをとり
なんだか嫌な予感がピークに
達してきたような…』
春野「あっ、●●ちゃん!!」
●●『アッ、タブンコレヤバイナ
イヤナヨカンタブンコレヤナ』
そこに現れたのは事務職員の
春野綺羅子だった
春野「?●●ちゃん?」
●●『…ごめんごめん、えっと
どうしたの?春野ちゃん』
春野「実は」
●●『あーーー、もう分かった
大体分かったよ
うん、買い出しでしょ。』
春野「流石●●ちゃんね、大正解!!」
●●『えー、それ僕が
行かないとだめなのー』
春野「と言われてもねー…実は
私もこのあと用事とか
仕事が立て込んで…」
●●『…他の社員は?』
春野「忙しいから頼みたい
って言われたの…」
●●『…』
●●『…分かったよー…
…行けばいいでしょ行けば』
春野「ありがとうね!!お礼に
今度美味しいケーキが
あるところにでも行こうか!!」
●●『子供扱いみたいなのは
癪だけど、それは賛成
ナオミちゃんと
与謝野ちゃんも誘おうか!!』
春野「勿論!!」
完全に言いくるめられてしまった●●
●●『じゃ、僕行って
くるけど、なんか要る?』
敦「僕は特に大丈夫です」
国木田「俺も特にない」
●●『りょーかい』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●●『与謝野ちゃーん入るよー』
与謝野「どうしたんだい?
まだ治療中だけど」
●●『うわっ、中途半端
いっちゃんグロくて
痛いであろう
タイミングできちゃったね』
●●『って違う違う、ちょっと
買い出し頼まれて
行くとこなんだけど
買ってきた方が良い物
とかある?あ、ヨコハマの
範囲だけで買える物ね』
与謝野「それなら、これ、頼めるかい?」
すると与謝野がスカートのポケットに
手を入れ、なにか紙を取り出し渡す
それは、足りない備品のメモだった
●●『これでいーの?』
与謝野「あぁ、ホント助かるよ」
●●『…ねぇ、与謝野ちゃん』
与謝野「?なんだい?まだなにか
あんのかい?」
●●『…谷崎のここ殴って良い?』
指差した箇所はなにかで刺され
えぐられ大変なことになっている
それを殴って良いかと聞くのは
ちょっとなに考えt
与謝野「良いよ」
良いんだ。
そして…この人達にはきっと人の
血が通ってないんだ
そう苦しみ足掻く谷崎は悟った
与謝野「随分とまぁ、気が立ってるねェ」
●●『まぁそんなところよ』
●●が拳を構え谷崎の
グロい傷口をめがける
やめ…●●さ…ほん…と…に…
と谷崎が言うが願い虚しく
その怒りの拳は谷崎に
クリティカルヒットして
谷崎は見事悲鳴を上げ気絶した
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