迷ヰ犬の僕達は
事務所に戻り依頼があると
申し立てたのは金髪で肩には
つかない長さの髪の綺麗な女性だった
谷崎「本日はどのような
ご要件でしょうか?」
谷崎がそう尋ねた瞬間ある男が金髪の
美人の前にひざまずき手を取った
太宰「美しい…睡蓮の花のごとき
果敢なくそして
可憐なお嬢さんだ」
案の定、自殺マニアで美人との
心中を最近志している太宰である
そしてお決まりのセリフ
太宰「どうか私と心中して
いただけないだr」
を言う寸前の太宰を鬼の形相で
国木田は投げ飛ばす、まさに
武闘派の戦闘要員の1人だ
国木田「お騒がせしました」
国木田は続ける
国木田「気になさらずに、今のは
忘れて続けてください」
そして目をぐるぐると回す太宰の
首根っこを掴み奥の部屋へと
引きずり込んで行った
依頼人「それで、依頼の
お話なんですが」
敦〔すごい…この状態で
普通に続きを始めた…〕
いやここで普通に続けちゃうの???
と言わんばかりの顔で谷崎兄妹と敦は
驚き、太宰国木田が居ない中
1人その中に取り残された●●は
全く気にする様子もなく見た目年齢の
年相応と言うべきか座りながら
足を前後ろ前後ろとぱたぱたさせている
これは本気のリアクションなのか
演技なのか、それは今どうでも良い事だ
依頼人「実は我が社のビルヂングの
裏手に、最近良からぬ輩が
屯しているようなのです
ボロを纏った連中のようです
中には、聞きなれない異国の
言葉を話す者もいるとか…」
国木田「そいつは、密輸業者の類だろう」
先程まで奥の部屋にいた国木田が
姿を現した、その後ろには更に
目を回し、うろたえる太宰の姿
●●『軍警さんらがいくら
取り締まったとしても
船蟲のように湧いて来る
ような奴らだよ
まっ、港湾都市の
宿業ってとこだね』
●●『つか太宰生きてんの国木田?』
国木田「生命力は無駄にある奴だ
平気だろう」
依頼人「その子の言う通りです…
…無法の輩という証拠さえ
あれば、軍警にかけ
合えます、ですから…」
●●、国木田『現場を張って証拠を
掴め…ね/…か』
国木田「…小僧、お前がいけ」
敦「えええーー!?!?」
国木田「ただ見張るだけの
簡単な仕事だ、それに
密輸業者は大抵逃げ足
だけが取り柄の無害な
連中だ、お前の初仕事には
丁度良い、谷崎
一緒に行ってやれ」
●●『頑張んなよ?せーんぱい』
谷崎「僕は先輩なんて柄じゃ…」
●●『僕は谷崎を信用してるけどね
仮にも僕の後輩で
立派な探偵社員だ』
●●『なぁに、ただの
新人研修みたいなもの』
●●『簡単な話だよ』
谷崎「は…はい…」
谷崎〔僕一応非戦闘員なんだけど…
…というか簡単ってなんだっけ。〕
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
国木田「おい小僧、この街で
生き残るコツを
一つだけ教えてやる」
すると国木田は1枚の写真を
出し、敦に見せてみせた
国木田「コイツには会うな
会ったら逃げろ」
敦「この人は…」
敦が言いかけると机に突っ伏し
ヘッドホンをつけていた太宰が
起き上がり写真の男に
ついて語り始めた
太宰「マフィアだよ、もっとも
他に呼び方がないから
そう呼んでるだけだけどね」
●●『そっ、大分めんどくさーい
連中でねー』
デスクに乗って話す太宰の
目の前で降りろコラと言うかたわら
そう言う●●、そのまま続けた
●●『港を縄張りにしてる
凶悪な犯罪組織さ
奴らは“ポートマフィア”
そう呼ばれてる』
●●『この街の黒社会で
最も危険な連中だよ』
●●『そん中でもこの男は
この探偵社のメンバーでも
まぁ手に負えない
危険な奴でね』
●●『仮にその男が居なくとも
人員はあっちが圧倒的
他にも強力な奴が居て
少数精鋭の武装探偵社じゃ
勝てると思えないし
全面戦争なんて
僕は御免だよ』
そう言い終えると●●は
太宰のヘッドホンを取り上げ
自分に身につける
趣味の悪い曲だよホントに
と愚痴をこぼし、今度は
●●が太宰に取り上げられた
敦「…でも何故そいつはそこまで
危険なんですか」
●●『異能力者』
敦「!!」
国木田「●●の言う通り
そいつは異能力者だ
しかも殺戮に特化した
すこぶる残忍な異能力で
軍警でも手に負えん」
敦「この男の名は…?」
国木田「…芥川だ」
国木田がそう敦に伝えた時
太宰と●●は
ただくうを見つめて居た
申し立てたのは金髪で肩には
つかない長さの髪の綺麗な女性だった
谷崎「本日はどのような
ご要件でしょうか?」
谷崎がそう尋ねた瞬間ある男が金髪の
美人の前にひざまずき手を取った
太宰「美しい…睡蓮の花のごとき
果敢なくそして
可憐なお嬢さんだ」
案の定、自殺マニアで美人との
心中を最近志している太宰である
そしてお決まりのセリフ
太宰「どうか私と心中して
いただけないだr」
を言う寸前の太宰を鬼の形相で
国木田は投げ飛ばす、まさに
武闘派の戦闘要員の1人だ
国木田「お騒がせしました」
国木田は続ける
国木田「気になさらずに、今のは
忘れて続けてください」
そして目をぐるぐると回す太宰の
首根っこを掴み奥の部屋へと
引きずり込んで行った
依頼人「それで、依頼の
お話なんですが」
敦〔すごい…この状態で
普通に続きを始めた…〕
いやここで普通に続けちゃうの???
と言わんばかりの顔で谷崎兄妹と敦は
驚き、太宰国木田が居ない中
1人その中に取り残された●●は
全く気にする様子もなく見た目年齢の
年相応と言うべきか座りながら
足を前後ろ前後ろとぱたぱたさせている
これは本気のリアクションなのか
演技なのか、それは今どうでも良い事だ
依頼人「実は我が社のビルヂングの
裏手に、最近良からぬ輩が
屯しているようなのです
ボロを纏った連中のようです
中には、聞きなれない異国の
言葉を話す者もいるとか…」
国木田「そいつは、密輸業者の類だろう」
先程まで奥の部屋にいた国木田が
姿を現した、その後ろには更に
目を回し、うろたえる太宰の姿
●●『軍警さんらがいくら
取り締まったとしても
船蟲のように湧いて来る
ような奴らだよ
まっ、港湾都市の
宿業ってとこだね』
●●『つか太宰生きてんの国木田?』
国木田「生命力は無駄にある奴だ
平気だろう」
依頼人「その子の言う通りです…
…無法の輩という証拠さえ
あれば、軍警にかけ
合えます、ですから…」
●●、国木田『現場を張って証拠を
掴め…ね/…か』
国木田「…小僧、お前がいけ」
敦「えええーー!?!?」
国木田「ただ見張るだけの
簡単な仕事だ、それに
密輸業者は大抵逃げ足
だけが取り柄の無害な
連中だ、お前の初仕事には
丁度良い、谷崎
一緒に行ってやれ」
●●『頑張んなよ?せーんぱい』
谷崎「僕は先輩なんて柄じゃ…」
●●『僕は谷崎を信用してるけどね
仮にも僕の後輩で
立派な探偵社員だ』
●●『なぁに、ただの
新人研修みたいなもの』
●●『簡単な話だよ』
谷崎「は…はい…」
谷崎〔僕一応非戦闘員なんだけど…
…というか簡単ってなんだっけ。〕
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国木田「おい小僧、この街で
生き残るコツを
一つだけ教えてやる」
すると国木田は1枚の写真を
出し、敦に見せてみせた
国木田「コイツには会うな
会ったら逃げろ」
敦「この人は…」
敦が言いかけると机に突っ伏し
ヘッドホンをつけていた太宰が
起き上がり写真の男に
ついて語り始めた
太宰「マフィアだよ、もっとも
他に呼び方がないから
そう呼んでるだけだけどね」
●●『そっ、大分めんどくさーい
連中でねー』
デスクに乗って話す太宰の
目の前で降りろコラと言うかたわら
そう言う●●、そのまま続けた
●●『港を縄張りにしてる
凶悪な犯罪組織さ
奴らは“ポートマフィア”
そう呼ばれてる』
●●『この街の黒社会で
最も危険な連中だよ』
●●『そん中でもこの男は
この探偵社のメンバーでも
まぁ手に負えない
危険な奴でね』
●●『仮にその男が居なくとも
人員はあっちが圧倒的
他にも強力な奴が居て
少数精鋭の武装探偵社じゃ
勝てると思えないし
全面戦争なんて
僕は御免だよ』
そう言い終えると●●は
太宰のヘッドホンを取り上げ
自分に身につける
趣味の悪い曲だよホントに
と愚痴をこぼし、今度は
●●が太宰に取り上げられた
敦「…でも何故そいつはそこまで
危険なんですか」
●●『異能力者』
敦「!!」
国木田「●●の言う通り
そいつは異能力者だ
しかも殺戮に特化した
すこぶる残忍な異能力で
軍警でも手に負えん」
敦「この男の名は…?」
国木田「…芥川だ」
国木田がそう敦に伝えた時
太宰と●●は
ただくうを見つめて居た
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