転生に転生を重ねた先にはドメロスから隠れろという内容で見知らぬ大地に飛ばされた。そこには謎の精霊のメリアに話しかけられてついてくることになった。
メリアが気になると言った男の子について行った。

「随分と人が多いな。」

「ねぇ！アウガスっ〜！皆並んでるよ！」
嫌な予感がする。

「それは俺に並べということか？」

「うんっ！」
無邪気なこの笑顔には一生勝てないかもしれない。

「魔法に適正がないやつは無理して戦わなくていいぞ。」
呆れたかのように先生が言った。

「戦うやつは武器を取れ。まずはそこからだ。」

「ざっくりこういう槍でいいだろうか。」

「君、槍使うの？」
話しかけられた！？

「はい、武器全般触ったことないですけど。」

「え！？、それでその魔力量？」
どうやら抑え込めてなかったらしい、練習はしたんだけどなぁ。

「試験ではサバイバル式だ。生き残れ！全員の中から半分くらい生き残れば合格だ！」
サバイバル式かぁ。

「魔法の詠唱は省略可？何だこのスキル。」

「それ私からのお守り的な？」
メリアからのスキルお守りらしい。

「メリア、ありがとう。僕行くよ。」

〜試験中にて〜
「適当に相手を倒すか。」

「あ！今さっきの！」

「アウガスって呼んでくれ、」

「私はナイノ。お互い全力で行こ！」
ナイノさんか、覚えておかなきゃ。

「槍に炎と雷を通すってできるのかな、」
炎だけならできることは知っていた、何回か試したからね。

「[漢字]脚瞬圧！[/漢字][ふりがな]キャクシュンアツ！[/ふりがな]くらええ！」