元お嬢様は黒魔導士の専属メイド
俺は、黒魔導士だ。
だから、いろんな人に黒魔導士だから、と怖がられる。
(俺はなんもしてねぇんだけどな…。)
200年も前のことを、ずっと引きずってやがる。
でも、しょうがないとも思う。昔先祖が支配してたのは事実だ。
「ガランは、なにもしてません」
真っ直ぐな、ユビワの言葉。
(恋人のフリ、か…。)
正直言って、恥ずかしい。
ユビワは、俺のことそんなふうに思っていないだろうし、俺はOKした。
でも、手をつないでるとき、ずっと震えてたし、ずっとつないでることを指摘したら、真っ赤になっていた。
(ユビワは俺のこと、どう思ってるんだろうな)
数日後ー…
「おい、ユビワ…」
「わっわたし、洗い物行かなきゃなので…!!」
(避けられてる、よな…。)
最近ずっとこんなかんじだ。
目も合わせてくれないし、話すときもぎこちない。
こんな気持ちになるってことは…俺は、ユビワのこと…。
「好き、なのかもな」
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だから、いろんな人に黒魔導士だから、と怖がられる。
(俺はなんもしてねぇんだけどな…。)
200年も前のことを、ずっと引きずってやがる。
でも、しょうがないとも思う。昔先祖が支配してたのは事実だ。
「ガランは、なにもしてません」
真っ直ぐな、ユビワの言葉。
(恋人のフリ、か…。)
正直言って、恥ずかしい。
ユビワは、俺のことそんなふうに思っていないだろうし、俺はOKした。
でも、手をつないでるとき、ずっと震えてたし、ずっとつないでることを指摘したら、真っ赤になっていた。
(ユビワは俺のこと、どう思ってるんだろうな)
数日後ー…
「おい、ユビワ…」
「わっわたし、洗い物行かなきゃなので…!!」
(避けられてる、よな…。)
最近ずっとこんなかんじだ。
目も合わせてくれないし、話すときもぎこちない。
こんな気持ちになるってことは…俺は、ユビワのこと…。
「好き、なのかもな」
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