元お嬢様は黒魔導士の専属メイド
「はっ!?」
「いや、だから。恋人という設定にしたらいいじゃないか。と…」
シャルーさんは、そんなことをサラッと言ってのける。
(きゅ、急にそんなこと言われたって…!)
「む、無理ですっ」
(ガランも、絶対「やらん!!」とか言って…。)
「いいな、それ」
「はっ!?」
ガランどうしたのよ!?
「全力で彼氏ヅラしてやるよ」
悪い顔で私をぐいっと抱き寄せる。
ガラン、ホントにどうしたの…。
「じゃあ、ボクは悪役してやろう」
「おまえって、良い奴だけど、変だよな」
「そんな褒めるなよ。」
(いやいや、私の意見そっちのけで…!!)
「父上になんて言うつもりですか?」
「娘さんを俺にください…とか?」
ボンッ
顔が一気に赤くなる。
「ガランくん。センスないね!」
「しゃーねぇだろ!恋愛経験0なんだよッ」
「って、ユビワ?」
「…ガラン、それ絶っっっっっ対言わないでよね!」
結局、恋人繋ぎだけするということに。
(もう、これだけで疲れたわ…。)
さっそく、父上、母上とご対面…。
「ユビワ、どういうことだ?黒魔導士と…」
「そうよ。考え直しなさい」
(…本当の恋人じゃないけど、ガランが悪く言われてるのは嫌だな…。)
「ガランは、黒魔導士だけど。そんなの200年も前の話ですっ
それに、私はもうクゥランタ家と縁を切ります。」
「シャルーさんとは、どうなるんだ!」
「…」
シャルーさんとアイコンタクト。
「本当ですよ。いきなり婚約破棄それに―、相手は黒魔導士なんて」
「すみません。ですが、私は…ガランが、す、好きなのでっ!!」
(うわ~~っ!!フリでもすっごい恥ずかしいっ!!)
「それではっ!!」
ガランの手をぐいぐい引いて、応接間から出る。
「お前、あれでよかったのかよ…?」
ガランは複雑な顔をしている。
「帰りましょう。ここにいると、気分が悪いです。」
「…そうか…。」
なぜかガランは、顔をぷいっとそむける。
「ガラン…?どうしたんですか…」
(なにか変なこと言っちゃったのかな…私。)
「いつになったら、この手やめれば…、いいんだ…?」
ガランは、顔が真っ赤だ。
私達は、さっきから恋人繋ぎしたまんま。
「…ごっ、ごめんね!えっとっ、帰る!帰ろうっ」
「あ、あぁ…」
なんか、変だ。
私達は、メイドと主人でー、私は元お嬢様。相手は、黒魔導士だ。
(もうっ、分かんないわ~っ!!)
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「いや、だから。恋人という設定にしたらいいじゃないか。と…」
シャルーさんは、そんなことをサラッと言ってのける。
(きゅ、急にそんなこと言われたって…!)
「む、無理ですっ」
(ガランも、絶対「やらん!!」とか言って…。)
「いいな、それ」
「はっ!?」
ガランどうしたのよ!?
「全力で彼氏ヅラしてやるよ」
悪い顔で私をぐいっと抱き寄せる。
ガラン、ホントにどうしたの…。
「じゃあ、ボクは悪役してやろう」
「おまえって、良い奴だけど、変だよな」
「そんな褒めるなよ。」
(いやいや、私の意見そっちのけで…!!)
「父上になんて言うつもりですか?」
「娘さんを俺にください…とか?」
ボンッ
顔が一気に赤くなる。
「ガランくん。センスないね!」
「しゃーねぇだろ!恋愛経験0なんだよッ」
「って、ユビワ?」
「…ガラン、それ絶っっっっっ対言わないでよね!」
結局、恋人繋ぎだけするということに。
(もう、これだけで疲れたわ…。)
さっそく、父上、母上とご対面…。
「ユビワ、どういうことだ?黒魔導士と…」
「そうよ。考え直しなさい」
(…本当の恋人じゃないけど、ガランが悪く言われてるのは嫌だな…。)
「ガランは、黒魔導士だけど。そんなの200年も前の話ですっ
それに、私はもうクゥランタ家と縁を切ります。」
「シャルーさんとは、どうなるんだ!」
「…」
シャルーさんとアイコンタクト。
「本当ですよ。いきなり婚約破棄それに―、相手は黒魔導士なんて」
「すみません。ですが、私は…ガランが、す、好きなのでっ!!」
(うわ~~っ!!フリでもすっごい恥ずかしいっ!!)
「それではっ!!」
ガランの手をぐいぐい引いて、応接間から出る。
「お前、あれでよかったのかよ…?」
ガランは複雑な顔をしている。
「帰りましょう。ここにいると、気分が悪いです。」
「…そうか…。」
なぜかガランは、顔をぷいっとそむける。
「ガラン…?どうしたんですか…」
(なにか変なこと言っちゃったのかな…私。)
「いつになったら、この手やめれば…、いいんだ…?」
ガランは、顔が真っ赤だ。
私達は、さっきから恋人繋ぎしたまんま。
「…ごっ、ごめんね!えっとっ、帰る!帰ろうっ」
「あ、あぁ…」
なんか、変だ。
私達は、メイドと主人でー、私は元お嬢様。相手は、黒魔導士だ。
(もうっ、分かんないわ~っ!!)
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