- 閲覧前にご確認ください -

感想コメントいただけると励みになりますっ!一日に何回も更新しちゃうことが多いです。「あ、またこいついっぱい投稿してんな~」って感じで見て頂けると嬉しいです。頑張って続けます!

文字サイズ変更

元お嬢様は黒魔導士の専属メイド

#6

恋人のフリ

「はっ!?」
「いや、だから。恋人という設定にしたらいいじゃないか。と…」
シャルーさんは、そんなことをサラッと言ってのける。
(きゅ、急にそんなこと言われたって…!)
「む、無理ですっ」
(ガランも、絶対「やらん!!」とか言って…。)
「いいな、それ」
「はっ!?」
ガランどうしたのよ!?
「全力で彼氏ヅラしてやるよ」
悪い顔で私をぐいっと抱き寄せる。
ガラン、ホントにどうしたの…。
「じゃあ、ボクは悪役してやろう」
「おまえって、良い奴だけど、変だよな」
「そんな褒めるなよ。」
(いやいや、私の意見そっちのけで…!!)
「父上になんて言うつもりですか?」
「娘さんを俺にください…とか?」
ボンッ
顔が一気に赤くなる。
「ガランくん。センスないね!」
「しゃーねぇだろ!恋愛経験0なんだよッ」
「って、ユビワ?」
「…ガラン、それ絶っっっっっ対言わないでよね!」
結局、恋人繋ぎだけするということに。
(もう、これだけで疲れたわ…。)
さっそく、父上、母上とご対面…。
「ユビワ、どういうことだ?黒魔導士と…」
「そうよ。考え直しなさい」
(…本当の恋人じゃないけど、ガランが悪く言われてるのは嫌だな…。)
「ガランは、黒魔導士だけど。そんなの200年も前の話ですっ
それに、私はもうクゥランタ家と縁を切ります。」
「シャルーさんとは、どうなるんだ!」
「…」
シャルーさんとアイコンタクト。
「本当ですよ。いきなり婚約破棄それに―、相手は黒魔導士なんて」
「すみません。ですが、私は…ガランが、す、好きなのでっ!!」
(うわ~~っ!!フリでもすっごい恥ずかしいっ!!)
「それではっ!!」
ガランの手をぐいぐい引いて、応接間から出る。
「お前、あれでよかったのかよ…?」
ガランは複雑な顔をしている。
「帰りましょう。ここにいると、気分が悪いです。」
「…そうか…。」
なぜかガランは、顔をぷいっとそむける。
「ガラン…?どうしたんですか…」
(なにか変なこと言っちゃったのかな…私。)
「いつになったら、この手やめれば…、いいんだ…?」
ガランは、顔が真っ赤だ。
私達は、さっきから恋人繋ぎしたまんま。
「…ごっ、ごめんね!えっとっ、帰る!帰ろうっ」
「あ、あぁ…」
なんか、変だ。
私達は、メイドと主人でー、私は元お嬢様。相手は、黒魔導士だ。
(もうっ、分かんないわ~っ!!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

ちょっとずつ恋愛小説っぽくなってきましたね!書いてて楽しいですっ!次のお話もお楽しみに~!

2024/09/21 15:07

みこと ID:≫kpJo3MY4lNspo
続きを執筆
小説を編集
/ 13

コメント
[17]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL