元お嬢様は黒魔導士の専属メイド
私は、ガランと一緒にシャル―さんのお屋敷へ。
「やあ、久しぶりだな。」
「あぁ。対面するのは久々だな」
私は、ちょっと縮まる。
「…ユビワくん、どうしたんだ。寒いか?」
「…いや、その。私達、お伺いしてもよかったのかしら…」
[太字]「私、婚約破棄したうえにあなたと対の関係の黒魔導士と一緒にいるのよ…?」[/太字]
メイドさんたちの鋭い視線。ガランは気にしてないようだけど、私は、背中に殺気を感じていた。
「別にいいだろう。それに、ユビワくんはガランくんが黒魔導士と知って態度を変えたかい?」
「…えぇ、関係ないわ。」
「そうだろう。キミがそう思うなら周りの目は気にするな」
(シャル―さんって、とてもいい人だな…。)
婚約破棄にしてしまって申し訳ない…。
「それで、本題だが。ユビワくん、嫌がらせなどは受けていないか?」
シャル―さんの目が変わる。
2人は、本気で心配してくれていたみたいだ。
手紙だって、研究報告みたいだったし…。
「家が知られていないから、大丈夫。でも、まだ街に出るのが怖いわ」
「なるべく俺が買い物行くようにはしてんだけど…俺も問題あるからなァ…」
黒魔導士のガランは、やっぱり世間に理解されない。
「なにか良い方法はないかしら…。」
「変装でもしたらどうだい?ユビワくんはメイドの服でも着て、髪型も変える。ガランくんはその真っ黒な服を避ける。それすごく目立つぞ!キミは執事でどうだい?」
「メイドの服…?」
シャル―さんが指をパチッとならすと、衣装ケースが運ばれてきた。
「これとかどうだい?」
黒いワンピースに、フリルのたくさんついた白いエプロン。
「お嬢様にンなもん着せるのかよ…」
ガランは申し訳なさそうな顔をする。
(メイド服、憧れてたのよね~!!)
ノリノリで別室に言って着がえる。
「着替えたわ!!」
ガランも、とっくに着替えてシャル―さんと話してる。
「おぉ、二人とも似合うじゃないか」
「ガラン、かっこいいじゃない!!似合ってるわよ~」
そう言うと、ガランはそっぽを向いた。
「お前も、に、かわ…い…」
(にかわい…?なによ、それ)
「それあげるから、使いたまえ。」
「そうだ、私。髪型のアレンジはしたことがないから分からないわ」
「俺がする。」
ガランが髪をすばやくとって、三つ編みをしてくれた。
「すごい…!!!可愛い~!!」
「ガランくん器用だな。」
「まぁな…。」
「まさか、キミ…」
2人が小声で話し始める。
「5人…!?」
「おい、あんま大きい声出すな!!!」
「5人…なんですか?」
「「 なんでもない 」」
(仲良いな…。)
やっぱり、ガランは秘密ばっかりだ。
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「やあ、久しぶりだな。」
「あぁ。対面するのは久々だな」
私は、ちょっと縮まる。
「…ユビワくん、どうしたんだ。寒いか?」
「…いや、その。私達、お伺いしてもよかったのかしら…」
[太字]「私、婚約破棄したうえにあなたと対の関係の黒魔導士と一緒にいるのよ…?」[/太字]
メイドさんたちの鋭い視線。ガランは気にしてないようだけど、私は、背中に殺気を感じていた。
「別にいいだろう。それに、ユビワくんはガランくんが黒魔導士と知って態度を変えたかい?」
「…えぇ、関係ないわ。」
「そうだろう。キミがそう思うなら周りの目は気にするな」
(シャル―さんって、とてもいい人だな…。)
婚約破棄にしてしまって申し訳ない…。
「それで、本題だが。ユビワくん、嫌がらせなどは受けていないか?」
シャル―さんの目が変わる。
2人は、本気で心配してくれていたみたいだ。
手紙だって、研究報告みたいだったし…。
「家が知られていないから、大丈夫。でも、まだ街に出るのが怖いわ」
「なるべく俺が買い物行くようにはしてんだけど…俺も問題あるからなァ…」
黒魔導士のガランは、やっぱり世間に理解されない。
「なにか良い方法はないかしら…。」
「変装でもしたらどうだい?ユビワくんはメイドの服でも着て、髪型も変える。ガランくんはその真っ黒な服を避ける。それすごく目立つぞ!キミは執事でどうだい?」
「メイドの服…?」
シャル―さんが指をパチッとならすと、衣装ケースが運ばれてきた。
「これとかどうだい?」
黒いワンピースに、フリルのたくさんついた白いエプロン。
「お嬢様にンなもん着せるのかよ…」
ガランは申し訳なさそうな顔をする。
(メイド服、憧れてたのよね~!!)
ノリノリで別室に言って着がえる。
「着替えたわ!!」
ガランも、とっくに着替えてシャル―さんと話してる。
「おぉ、二人とも似合うじゃないか」
「ガラン、かっこいいじゃない!!似合ってるわよ~」
そう言うと、ガランはそっぽを向いた。
「お前も、に、かわ…い…」
(にかわい…?なによ、それ)
「それあげるから、使いたまえ。」
「そうだ、私。髪型のアレンジはしたことがないから分からないわ」
「俺がする。」
ガランが髪をすばやくとって、三つ編みをしてくれた。
「すごい…!!!可愛い~!!」
「ガランくん器用だな。」
「まぁな…。」
「まさか、キミ…」
2人が小声で話し始める。
「5人…!?」
「おい、あんま大きい声出すな!!!」
「5人…なんですか?」
「「 なんでもない 」」
(仲良いな…。)
やっぱり、ガランは秘密ばっかりだ。
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