産まなきゃよかった 。
[明朝体]「こんにちは。○○さん」
ただ、私は微笑むだけ。
当たり障りのない会話をちょこっとするだけ。
今日は初めての東京ドーム公演についての話をとあるドキュメンタリーにまとめたいという仕事の依頼から始まったインタビューだ。
それにしてもあまりにもおかしすぎる。
何ですか、この会議室は。
スタッフさんと二人きりとか聞いてないし。
「これは…?」
「君に、いくつかの質問をしたくて」
にこにこと年上とは思えぬ若々しい笑顔を絶やすことなく浮かべている。
「いくつかの質問…?まぁ、はい。そういうことではなく、どうして二人きりで…?」
嫌な予感しかしない。
「嗚呼、それはですね。もしかしたらプライベートな域に踏み込んでしまう可能性もありますからね。必要以上に聞かれたくなかったりするでしょうから。こちらからの最大の配慮ですよ」
視界の端には白い薔薇の花束が映っていた。
[/明朝体]
ただ、私は微笑むだけ。
当たり障りのない会話をちょこっとするだけ。
今日は初めての東京ドーム公演についての話をとあるドキュメンタリーにまとめたいという仕事の依頼から始まったインタビューだ。
それにしてもあまりにもおかしすぎる。
何ですか、この会議室は。
スタッフさんと二人きりとか聞いてないし。
「これは…?」
「君に、いくつかの質問をしたくて」
にこにこと年上とは思えぬ若々しい笑顔を絶やすことなく浮かべている。
「いくつかの質問…?まぁ、はい。そういうことではなく、どうして二人きりで…?」
嫌な予感しかしない。
「嗚呼、それはですね。もしかしたらプライベートな域に踏み込んでしまう可能性もありますからね。必要以上に聞かれたくなかったりするでしょうから。こちらからの最大の配慮ですよ」
視界の端には白い薔薇の花束が映っていた。
[/明朝体]
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