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地味でおとなしめのモブキャラの私が、大好きなゲームの悪役令嬢に転生して双子のイケメン王子に愛される

#34

講義

さて、今日は待ちに待った実践も含めての講義だ。

ワクワクしかないわね!

せっかく転生したんだから、友達も作りたいところだけど…。

マローナ「ん?」

ちょっと待って?

一番前の席の黒髪の男の子…まさか…!

マローナ「ガイマ様!?ガイマ様じゃない!」

ガイマ「え!?えっ、ま、マローナ!?…だったっけ…?」

マローナ「そうですわ!久しぶりですわね!」

魔法学園でローズにもガイマにも会えるとは。すごい偶然…か…?

エレット「なんだマローナ、知り合いか?」

マローナ「えぇ。二年以上前にある出来事で知り合って…。
というか、なんでここにいらっしゃるの?だってあそこは…」

闇オークション会場だもの。

私が逃げた時に一緒に逃げられなかったってことは、多分私の行動をきっかけに
警戒されていたはずよね…?

ガイマ「あはは、買われたんだ、僕。運のいいことにその人、あの会場に潜り込
んでた保護施設を経営してる貴族の人でさ。魔法を学ぶ機会まで与えてくれたんだ」

マローナ「そうなのですね…!無事で何よりですわ!」

ガイマ「………うん…」

マローナ「?」

なんだろ…。会話に違和感がある。なんだか歯切れが悪いような。

マローナ「ガイマ様、何かー…」

先生「皆静まれ。立ち歩いている生徒は、速やかに席につくように」

講義の先生が来たようだ。なんともタイミングが悪い。

先生「まず、自己紹介からしようか。ミラン・アンダステンだ。
諸君の担任を務めることになった。よろしく頼む。では早速、講義を始めるとしよう」

見たところ、30代〜40代くらいかしら。

魔法学園の先生になるということは、よっぽどの実力者…。魔力量がないとなれないはずよ。

何より、まだ全然若い…学園は化け物揃いね。

先生「まず、魔法についてだが…魔法は、魔力を体の一部・もしくは全体に込めることによって発動する。魔法によっては、自身以外にも影響を及ぼす魔法もあ
るのは知っているだろう。そして魔力には人それぞれ特色があり、それが“属性“
だ。魔力に特色があるため、魔法にも得手不得手がある。だから、得意属性でな
いと魔法を操れない。…さて、それでは実践をしてみようか。諸君は自分の得意
属性を把握しているだろうな?それではモブ・デス君、君から魔法を披露してく
れたまえ。全員終わり次第、戦闘訓練も開始する」

うわぁ…予定詰めっ詰めじゃない。一学年の最初でこれ…?

ふふ、燃えるじゃない!

先生「ー…次、マローナ君。君は得意属性が複数あるようだね?」

マローナ「えぇ、そうですわ」

先生「では、その中から一番得意な属性の魔法を披露してくれたまえ」

マローナ「承知いたしました。………」

一番得意な魔法…迷うわね。

先生「……………フゥ」

いいえ、迷ってる暇なんてないわ。そうね、私なら…。

火魔法…ヘルファイア!

[大文字][大文字][大文字]ドゴォォォォン[/大文字][/大文字][/大文字]

あら、いつもより威力が強いわね…?

なんでかしら。好都合ではあるけれど。

先生「ふ、ふむ。凄まじい業火であるな。うむ。」

マローナ「え……」

それだけ…?

ま、まぁ最初の講義だし仕方ないけど…せめてアドバイスとか…。

エレット「マローナ!さっきの魔法すごかったな!お前だけ別格じゃねぇか!」

マローナ「あー…あはは、別にそんなことないですわよ…」

ガイマ「いいや、本当にすごかったよ。尊敬する」

エレット「ガイマ様まで…。エレット様もガイマ様も十分すごかったですわ」

はぁアドバイスもらいたかったぁぁ

先生「ー…次、リア殿!」

私と同じく単名の、金髪に赤目の少女。

あの子も家がないのかしら。

ガイマ「えっ、リアちゃん!?」

マローナ「お知り合いですか?」

ガイマ「うん。僕と同じ保護施設で保護されてる子なんだ。
幼い頃に川辺に捨てられてたらしいよ。
あんまり自分のことは話さないけど、すごくいい子だよ」

どうやら、リアという少女はガイマと結構な仲の知り合いらしい。

マローナ「そうですか…。それにしても、魔法学園に通うには少し幼いんじゃ?」

ガイマ「あの子には僕以上に才能があったからね。努力も隠れてたくさんして
た。年齢とか関係ない。人一番頑張ってるすごい子だよ。
ちなみに名前は僕がつけてあげた。可愛い名前でしょ!」

人それぞれ重い事情があるのね。

リア「……ガイマ」

ガイマ「あ、リアちゃん!もう魔法の披露は終わったの?」

リア「うん…」

あら、何やら気まずそうな目を向けられている。

マローナ「マローナと言います。よろしくね、リアちゃん」

リア「………[小文字][小文字]ん[/小文字][/小文字]」

うーん、距離感ムズカシイ……。

マローナ「リアちゃんの得意な属性、お姉さん知りたいな」

リア「…………」

あまり詰めすぎない方がいいかしらね。

ガイマ「リアちゃんは氷属性だよね」

リア「…うん」

ガイマには懐いているみたいね。

だけど、少し控えめな性格のようだわ。

先生「諸君!戦闘訓練を始めるぞ!」

ガイマ「あ、終わったみたい。行こっか、リアちゃん」

リアの手を引き、ガイマが先生のいる方向へ歩き出した。

私も後を追うように歩き出す。

次は戦闘訓練…期待したいわ。

作者メッセージ

皆様方お久しぶりですわー!夢楽でございます!部活やら課題やらなんやらで、本当に忙しくて、全然投稿できなかったですわ…ごめんなさい!おそらくこれからも一ヶ月おきだとかの投稿スピードになると思います…。歌詞は引き続き頻繁に投稿していきますので、そちらの方はお楽しみに!それではご機嫌よう〜

2026/07/23 20:32

夢楽 ID:≫ 6sK3RUjRIWMA2
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