地味でおとなしめのモブキャラの私が、大好きなゲームの悪役令嬢に転生して双子のイケメン王子に愛される
「っ…なにっ…やってっ…!」
朱莉「……っ!いあぁっ……!いあぁぁぁっ!」
私はその人物に泣きついた。体温…あったかい。
朱莉「こっ、怖かった…。怖かったあぁぁ…!」
威阿「怖かったな。もう大丈夫だ。大丈夫。大丈夫だから」
助けてくれた人物…威阿は、私の背中をゆっくり撫でてくれた。
私の昂った鼓動は、徐々に通常の速さを取り戻していく。
威阿「……落ち着いたみたいだな」
朱莉「っ…はい……ありがと、ございます」
威阿「敬語を無理に使うな。何も無理をするな」
朱莉「……うん……」
優しい…。こんなに、あったかいんだ……。暖かくて、安心する。
朱莉「ふー…。もう大丈夫。ありがとう」
威阿「よかった…。本当によかった…。あのまま、あのまま…」
朱莉「生きてるよ、威阿。威阿のおかげで助かったんだよ」
強く抱きしめ合う。今は、恥ずかしさとか何もない。
母「朱莉……ッ!!大丈夫!?痛いところない!?」
朱莉「おかあさん…。大丈夫だよ。お母さんは痛いところない?」
母「私は大丈夫だけど…。…なんであんなことしたの!!朱莉!!」
ビクッ
私と威阿は、同時に背筋を伸ばした。
朱莉「ご、ごめん……?…でも、お母さん、諦めたでしょ…?
運命を無理やり認めようとしたでしょ…?もう死んでもいいって思ったでしょ…?」
母「そ、それは……」
威阿「朱莉、この方が君の母上か…?」
朱莉「うん、そうだよ」
威阿「その…死と言うのは……?」
聞かれていたのか。いやそりゃ聞かれるか。
朱莉「えっと……」
これは説明した方がいいの…?でも説明しない方がややこしいし…。
でもなんて説明したらいいんだろう。
朱莉「わ…私は、未来から来たの。だ
から、お母さんが事故に遭って死ぬ日を知ってて…。それを防ぎたかったの。
でも、お母さんはこの死を受け入れようとしてるから…それを無理やり防ぐのは、もっと苦しいかなって。だから、今日を全力で楽しもうって」
威阿「未来から!?まろ…朱莉は、未来から来たのか!?」
…ん??まろ??まろって言ったか今??
朱莉「まろ…って、マローナのこと…?」
こんなイケメンが乙女ゲーするわけないじゃんね。
威阿「す、すまない、君の喋り方が気品はないがあまりにもマローナに似ていたもので……。
…ん?朱莉、マローナを知っているのか!?」
朱莉「えっ!?じゃああなたは、本物のガイア様!?」
威阿「そ、そうだ。気が付いたらここにいて…。本当に何がどうなっているんだ?」
朱莉「こっちが聞きたいよ。一体、どう言うことなの…?」
??「ふふふっ、それはね」
いきなり現れた羽の生えた少年。な、なんで飛んでいるの!?
朱莉「な、何!?」
シヴァ「ふふふ♪僕はシヴァ!神だよ⭐︎」
…神…?かみ…?KAMI!?
「「神ぃ!?!?」」
私と威阿は驚愕した。
すると、シヴァは私達の口元に小さな指を当てた。
シヴァ「しーっ!僕の姿と声は君達にしか見えてないし聞こえてないから、不審に思われるよ」
威阿「じ、じゃあ本当に…」
シヴァ「うん、神だよ!さっきからそう言ってるじゃん!…あ、まぁそっか。
聞いたことないって顔してるもんね。そりゃわかんないかぁ。残念っ⭐︎
僕も大昔は崇められていた転生の神なんだけどねー」
て、てん…せい…?
朱莉「じゃあ、私をゲームの世界やこっちの世界に転生させてるのって…」
シヴァ「うん!もちろん僕ー♪」
お・ま・え・かッッッ!!私で…私で遊ぶなぁああぁあッッッ!!!!
…って言いたいけど、相手は神様なんだよねぇ。
朱莉「じゃあ、お母さんも転生させることができるの!?」
シヴァ「うーん、どうだろう。やってみようか?」
朱莉「うん、お願い」
母の方に体を向け、うるさいシヴァが言葉を止める。集中しているのだろう。
驚くほど長い沈黙が続いた。
シヴァ「……無理だった。…なんか違和感しかないね。死に慣れてるみたい。
もしかしたら、何度も何度も転生して、この人生で終わりって決めたのかも」
朱莉「転生を何度も?そんなことがお母さんにも起こってるの!?」
シヴァ「そうみたい。こりゃ、兄上の仕業かもね」
シヴァが浮遊しながら腕を組む。
シヴァ「ノヴァって言うんだけどね。僕と同じ転生の力を持ってるんだー♪
めちゃくちゃかっこいいんだよ!惚れる惚れるぅ♪」
いや、シヴァも随分と整った綺麗な顔立ちをしているのだが…。
シヴァ「でも、お兄さんの方がかっこいいかも!ガイア…今は威阿だっけ!」
威阿「神に褒められるとは光栄だな」
そう言うお顔の話はゲームの中だけにしてもらおうかー。
ずっとされると自分の顔に腹立つんだよねー(^ ^)
シヴァ「っと、話がズレたね。説明したかったのに。ちょっと場所移せる?」
朱莉「私の家行く?」
威阿「え"っ」
誰かの驚きと照れが混ざり合った声が一瞬聞こえたのは気のせいか?
シヴァ「うん!朱莉のお家楽しみー♪」
朱莉「お母さん、警察来ると思うから事情説明頼んだ!私先帰ってる!」
母「え、えぇ、気を付けて帰りなさいよ」
後は母に任せて、私は事故現場(?)を後にした。
朱莉「……っ!いあぁっ……!いあぁぁぁっ!」
私はその人物に泣きついた。体温…あったかい。
朱莉「こっ、怖かった…。怖かったあぁぁ…!」
威阿「怖かったな。もう大丈夫だ。大丈夫。大丈夫だから」
助けてくれた人物…威阿は、私の背中をゆっくり撫でてくれた。
私の昂った鼓動は、徐々に通常の速さを取り戻していく。
威阿「……落ち着いたみたいだな」
朱莉「っ…はい……ありがと、ございます」
威阿「敬語を無理に使うな。何も無理をするな」
朱莉「……うん……」
優しい…。こんなに、あったかいんだ……。暖かくて、安心する。
朱莉「ふー…。もう大丈夫。ありがとう」
威阿「よかった…。本当によかった…。あのまま、あのまま…」
朱莉「生きてるよ、威阿。威阿のおかげで助かったんだよ」
強く抱きしめ合う。今は、恥ずかしさとか何もない。
母「朱莉……ッ!!大丈夫!?痛いところない!?」
朱莉「おかあさん…。大丈夫だよ。お母さんは痛いところない?」
母「私は大丈夫だけど…。…なんであんなことしたの!!朱莉!!」
ビクッ
私と威阿は、同時に背筋を伸ばした。
朱莉「ご、ごめん……?…でも、お母さん、諦めたでしょ…?
運命を無理やり認めようとしたでしょ…?もう死んでもいいって思ったでしょ…?」
母「そ、それは……」
威阿「朱莉、この方が君の母上か…?」
朱莉「うん、そうだよ」
威阿「その…死と言うのは……?」
聞かれていたのか。いやそりゃ聞かれるか。
朱莉「えっと……」
これは説明した方がいいの…?でも説明しない方がややこしいし…。
でもなんて説明したらいいんだろう。
朱莉「わ…私は、未来から来たの。だ
から、お母さんが事故に遭って死ぬ日を知ってて…。それを防ぎたかったの。
でも、お母さんはこの死を受け入れようとしてるから…それを無理やり防ぐのは、もっと苦しいかなって。だから、今日を全力で楽しもうって」
威阿「未来から!?まろ…朱莉は、未来から来たのか!?」
…ん??まろ??まろって言ったか今??
朱莉「まろ…って、マローナのこと…?」
こんなイケメンが乙女ゲーするわけないじゃんね。
威阿「す、すまない、君の喋り方が気品はないがあまりにもマローナに似ていたもので……。
…ん?朱莉、マローナを知っているのか!?」
朱莉「えっ!?じゃああなたは、本物のガイア様!?」
威阿「そ、そうだ。気が付いたらここにいて…。本当に何がどうなっているんだ?」
朱莉「こっちが聞きたいよ。一体、どう言うことなの…?」
??「ふふふっ、それはね」
いきなり現れた羽の生えた少年。な、なんで飛んでいるの!?
朱莉「な、何!?」
シヴァ「ふふふ♪僕はシヴァ!神だよ⭐︎」
…神…?かみ…?KAMI!?
「「神ぃ!?!?」」
私と威阿は驚愕した。
すると、シヴァは私達の口元に小さな指を当てた。
シヴァ「しーっ!僕の姿と声は君達にしか見えてないし聞こえてないから、不審に思われるよ」
威阿「じ、じゃあ本当に…」
シヴァ「うん、神だよ!さっきからそう言ってるじゃん!…あ、まぁそっか。
聞いたことないって顔してるもんね。そりゃわかんないかぁ。残念っ⭐︎
僕も大昔は崇められていた転生の神なんだけどねー」
て、てん…せい…?
朱莉「じゃあ、私をゲームの世界やこっちの世界に転生させてるのって…」
シヴァ「うん!もちろん僕ー♪」
お・ま・え・かッッッ!!私で…私で遊ぶなぁああぁあッッッ!!!!
…って言いたいけど、相手は神様なんだよねぇ。
朱莉「じゃあ、お母さんも転生させることができるの!?」
シヴァ「うーん、どうだろう。やってみようか?」
朱莉「うん、お願い」
母の方に体を向け、うるさいシヴァが言葉を止める。集中しているのだろう。
驚くほど長い沈黙が続いた。
シヴァ「……無理だった。…なんか違和感しかないね。死に慣れてるみたい。
もしかしたら、何度も何度も転生して、この人生で終わりって決めたのかも」
朱莉「転生を何度も?そんなことがお母さんにも起こってるの!?」
シヴァ「そうみたい。こりゃ、兄上の仕業かもね」
シヴァが浮遊しながら腕を組む。
シヴァ「ノヴァって言うんだけどね。僕と同じ転生の力を持ってるんだー♪
めちゃくちゃかっこいいんだよ!惚れる惚れるぅ♪」
いや、シヴァも随分と整った綺麗な顔立ちをしているのだが…。
シヴァ「でも、お兄さんの方がかっこいいかも!ガイア…今は威阿だっけ!」
威阿「神に褒められるとは光栄だな」
そう言うお顔の話はゲームの中だけにしてもらおうかー。
ずっとされると自分の顔に腹立つんだよねー(^ ^)
シヴァ「っと、話がズレたね。説明したかったのに。ちょっと場所移せる?」
朱莉「私の家行く?」
威阿「え"っ」
誰かの驚きと照れが混ざり合った声が一瞬聞こえたのは気のせいか?
シヴァ「うん!朱莉のお家楽しみー♪」
朱莉「お母さん、警察来ると思うから事情説明頼んだ!私先帰ってる!」
母「え、えぇ、気を付けて帰りなさいよ」
後は母に任せて、私は事故現場(?)を後にした。