地味でおとなしめのモブキャラの私が、大好きなゲームの悪役令嬢に転生して双子のイケメン王子に愛される
次の日。
私達は近所の大きな遊園地へ出かけた。
なぜ近所の遊園地を選んだのか。それは明るい母の気まぐれだ。
朱莉「楽しみだね!久しぶりの遊園地っ!」
母「えぇ!何もかも忘れてとにかく楽しみましょ!」
元気に笑う母。あぁ、ダメだ……。
母が受け止めようとしている死なのに、この笑顔を守りたいと思ってしまう。
朱莉「…本当に……考えは変わらない…?」
思い切って母に聞いてみた。
母「……コクッ」
母は静かに頷いた。……もう、今日で何もかも終わりなんだね…。
…なら、もうどうでもいい!全力で今日を楽しもうじゃないかッ!!
「きゃあああああああ!!!!」
まずはジェットコースターですよねぇ!心臓飛び出そ〜!
それを2、3、4回と、楽しすぎて繰り返し乗った。
「うぷっ…、おえ……」
そしてティーカップで酔い尽くし……。
おまけにメリーゴーランドで回りに回り……。
朱莉「もう夕方!?早すぎない…?」
母「ほんまや。いっぱい遊んだからねぇ」
朱莉「お昼食べてないんですけど!」
母「…もうすぐ閉館時間やし、観覧車、乗って行かへん?」
朱莉「…!…うん、そうしよう」
〜観覧車〜
朱莉「うわぁ、綺麗……!」
運よく、夕日が落ちるところを見ることができた。
なんて、綺麗なの……。…でも、なんだろ……。
太陽が誰かを失うような、悲しそう…いや、哀れんでいる顔をしてるみたい…?
[明朝体][小文字]ザワッ[/小文字][/明朝体]
朱莉「綺麗だったね!」
母「うん!めっちゃ綺麗やったな!」
帰り道に夕日の話をしていたその時……。
ゴオオォオオォオ!!!
大きな音がした。それは右方面での出来事。制御を失った車が暴走している。
油断していた。まずい、このままじゃお母さんが…!
母と車が衝突するまでの距離は、あと3メートル。
お母さんは覚悟をしたかのように焦茶の瞳を閉じた。
朱莉「ダメ…ダメぇ!!」
お母さんを突き飛ばし、車の前に出る。
あ、やば……。
…また、また繰り返す。車に轢かれたあの時を。転生したあの時を。
でも……もう、怖くない。心残りなんてない。
私には…朱莉には、ここで生きていく意味なんてないんだ。
死を受け入れかけた、その刹那。
誰かが私を抱えて車を避けた。
その人物を、私はよく知っている。
[明朝体][太字]「っ…なにっ…やってっ…!」[/太字][/明朝体]
私達は近所の大きな遊園地へ出かけた。
なぜ近所の遊園地を選んだのか。それは明るい母の気まぐれだ。
朱莉「楽しみだね!久しぶりの遊園地っ!」
母「えぇ!何もかも忘れてとにかく楽しみましょ!」
元気に笑う母。あぁ、ダメだ……。
母が受け止めようとしている死なのに、この笑顔を守りたいと思ってしまう。
朱莉「…本当に……考えは変わらない…?」
思い切って母に聞いてみた。
母「……コクッ」
母は静かに頷いた。……もう、今日で何もかも終わりなんだね…。
…なら、もうどうでもいい!全力で今日を楽しもうじゃないかッ!!
「きゃあああああああ!!!!」
まずはジェットコースターですよねぇ!心臓飛び出そ〜!
それを2、3、4回と、楽しすぎて繰り返し乗った。
「うぷっ…、おえ……」
そしてティーカップで酔い尽くし……。
おまけにメリーゴーランドで回りに回り……。
朱莉「もう夕方!?早すぎない…?」
母「ほんまや。いっぱい遊んだからねぇ」
朱莉「お昼食べてないんですけど!」
母「…もうすぐ閉館時間やし、観覧車、乗って行かへん?」
朱莉「…!…うん、そうしよう」
〜観覧車〜
朱莉「うわぁ、綺麗……!」
運よく、夕日が落ちるところを見ることができた。
なんて、綺麗なの……。…でも、なんだろ……。
太陽が誰かを失うような、悲しそう…いや、哀れんでいる顔をしてるみたい…?
[明朝体][小文字]ザワッ[/小文字][/明朝体]
朱莉「綺麗だったね!」
母「うん!めっちゃ綺麗やったな!」
帰り道に夕日の話をしていたその時……。
ゴオオォオオォオ!!!
大きな音がした。それは右方面での出来事。制御を失った車が暴走している。
油断していた。まずい、このままじゃお母さんが…!
母と車が衝突するまでの距離は、あと3メートル。
お母さんは覚悟をしたかのように焦茶の瞳を閉じた。
朱莉「ダメ…ダメぇ!!」
お母さんを突き飛ばし、車の前に出る。
あ、やば……。
…また、また繰り返す。車に轢かれたあの時を。転生したあの時を。
でも……もう、怖くない。心残りなんてない。
私には…朱莉には、ここで生きていく意味なんてないんだ。
死を受け入れかけた、その刹那。
誰かが私を抱えて車を避けた。
その人物を、私はよく知っている。
[明朝体][太字]「っ…なにっ…やってっ…!」[/太字][/明朝体]