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地味でおとなしめのモブキャラの私が、大好きなゲームの悪役令嬢に転生して双子のイケメン王子に愛される

#24

遊び尽くして

次の日。

私達は近所の大きな遊園地へ出かけた。

なぜ近所の遊園地を選んだのか。それは明るい母の気まぐれだ。

朱莉「楽しみだね!久しぶりの遊園地っ!」

母「えぇ!何もかも忘れてとにかく楽しみましょ!」

元気に笑う母。あぁ、ダメだ……。
母が受け止めようとしている死なのに、この笑顔を守りたいと思ってしまう。

朱莉「…本当に……考えは変わらない…?」

思い切って母に聞いてみた。

母「……コクッ」

母は静かに頷いた。……もう、今日で何もかも終わりなんだね…。

…なら、もうどうでもいい!全力で今日を楽しもうじゃないかッ!!

「きゃあああああああ!!!!」

まずはジェットコースターですよねぇ!心臓飛び出そ〜!

それを2、3、4回と、楽しすぎて繰り返し乗った。

「うぷっ…、おえ……」

そしてティーカップで酔い尽くし……。

おまけにメリーゴーランドで回りに回り……。

朱莉「もう夕方!?早すぎない…?」

母「ほんまや。いっぱい遊んだからねぇ」

朱莉「お昼食べてないんですけど!」

母「…もうすぐ閉館時間やし、観覧車、乗って行かへん?」

朱莉「…!…うん、そうしよう」

〜観覧車〜

朱莉「うわぁ、綺麗……!」

運よく、夕日が落ちるところを見ることができた。

なんて、綺麗なの……。…でも、なんだろ……。
太陽が誰かを失うような、悲しそう…いや、哀れんでいる顔をしてるみたい…?

[明朝体][小文字]ザワッ[/小文字][/明朝体]

朱莉「綺麗だったね!」

母「うん!めっちゃ綺麗やったな!」

帰り道に夕日の話をしていたその時……。

ゴオオォオオォオ!!!

大きな音がした。それは右方面での出来事。制御を失った車が暴走している。

油断していた。まずい、このままじゃお母さんが…!

母と車が衝突するまでの距離は、あと3メートル。

お母さんは覚悟をしたかのように焦茶の瞳を閉じた。

朱莉「ダメ…ダメぇ!!」

お母さんを突き飛ばし、車の前に出る。

あ、やば……。

…また、また繰り返す。車に轢かれたあの時を。転生したあの時を。

でも……もう、怖くない。心残りなんてない。
私には…朱莉には、ここで生きていく意味なんてないんだ。

死を受け入れかけた、その刹那。

誰かが私を抱えて車を避けた。

その人物を、私はよく知っている。

[明朝体][太字]「っ…なにっ…やってっ…!」[/太字][/明朝体]

作者メッセージ

朱莉を助けた人物とは!?皆さんはもう、お分かりですよね…?

2026/02/15 20:29

夢楽 ID:≫ 18abaWoVps7NE
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