地味でおとなしめのモブキャラの私が、大好きなゲームの悪役令嬢に転生して双子のイケメン王子に愛される
私はマローナ。
今、ローズのところに行っています。
理由は、最近会っていなかったからもあるけれど、
ルークとガイアの関係性も確かめたかったからでもある。
[大文字]ガンガンガン[/大文字](ノックだヨ〜)
メイドさん「何のご用でしょうか」
マローナ「私、マローナと申しますの。
ローズ様に少々お会いしたく、参りましたわ」
メイドさん「あら、そうだったんですか。
お嬢様もきっと歓迎なさいますでしょう。
どうぞ、お上がりくださいまし」
ガガガ、とドアより数倍大きい門が開いた。
確かに、ローズは貧乏貴族ではない。
むしろ、上流貴族ですらあるのだ。
さすがの財力。
王子達が愛用している別荘でもいいけど、
シンプルに住んでみたいわね。
コツコツコツ
コンコンコンッ
メイドさん「お嬢様、お客様が参りましたよ」
ローズ「そう…。でも今は気分が悪いの、顔は出せないわハァハァ」
メイドさん「まぁ、ご体調が⁉︎
すぐお医者様を……って今日は専属の方がお休みですわっ!
ど、どうしましょう…💦」
ローズ「秘密にしていたこと、ハァ許して頂戴。ハァ
でも、あなた達に、ハァ心配をかけたくなくて……ハァ」
マローナ(ローズ、苦しそう…。
ここは私が助けてやらなくては!)
マローナ「ロ、ローズ様?
私よ、マローナよ」
ローズ「あか、マローナ様…?」
マローナ「そうよ!待ってて、今お医者さんを呼んでくるわ。
もう少しの辛抱だから!メイドさん!ローズ様を…!」
メイドさん「わかりました!ご協力感謝致します!!」
いきなりの状況に私は少し驚いたが、
ここは緊急事態なので、とにかく戻って薬を持ってくるしかない。
別荘には、専属の医者がいた。
ここに医者がいないのならば、その医者を連れてくるしかない。
本当のストーリーならここでローズが死んでしまい、
ルークとマローナとガイアだけの三角関係(?)になる予定なのだが……。
さすがの一度死んだ美月ちゃんでも
二度死ぬのはトラウマでしかないだろう。
私も、友達が死ぬのは見たくない。
ただの私情だし、ストーリーも無視してしまう。
だけど…!
ストーリーを壊してでも、助けたい…!
あの子が、あの子だけが、私の初めての……、
[大文字][下線]"友達"だから!![/下線][/大文字]
[斜体]トタタタタタタタッ[/斜体]
今、ローズのところに行っています。
理由は、最近会っていなかったからもあるけれど、
ルークとガイアの関係性も確かめたかったからでもある。
[大文字]ガンガンガン[/大文字](ノックだヨ〜)
メイドさん「何のご用でしょうか」
マローナ「私、マローナと申しますの。
ローズ様に少々お会いしたく、参りましたわ」
メイドさん「あら、そうだったんですか。
お嬢様もきっと歓迎なさいますでしょう。
どうぞ、お上がりくださいまし」
ガガガ、とドアより数倍大きい門が開いた。
確かに、ローズは貧乏貴族ではない。
むしろ、上流貴族ですらあるのだ。
さすがの財力。
王子達が愛用している別荘でもいいけど、
シンプルに住んでみたいわね。
コツコツコツ
コンコンコンッ
メイドさん「お嬢様、お客様が参りましたよ」
ローズ「そう…。でも今は気分が悪いの、顔は出せないわハァハァ」
メイドさん「まぁ、ご体調が⁉︎
すぐお医者様を……って今日は専属の方がお休みですわっ!
ど、どうしましょう…💦」
ローズ「秘密にしていたこと、ハァ許して頂戴。ハァ
でも、あなた達に、ハァ心配をかけたくなくて……ハァ」
マローナ(ローズ、苦しそう…。
ここは私が助けてやらなくては!)
マローナ「ロ、ローズ様?
私よ、マローナよ」
ローズ「あか、マローナ様…?」
マローナ「そうよ!待ってて、今お医者さんを呼んでくるわ。
もう少しの辛抱だから!メイドさん!ローズ様を…!」
メイドさん「わかりました!ご協力感謝致します!!」
いきなりの状況に私は少し驚いたが、
ここは緊急事態なので、とにかく戻って薬を持ってくるしかない。
別荘には、専属の医者がいた。
ここに医者がいないのならば、その医者を連れてくるしかない。
本当のストーリーならここでローズが死んでしまい、
ルークとマローナとガイアだけの三角関係(?)になる予定なのだが……。
さすがの一度死んだ美月ちゃんでも
二度死ぬのはトラウマでしかないだろう。
私も、友達が死ぬのは見たくない。
ただの私情だし、ストーリーも無視してしまう。
だけど…!
ストーリーを壊してでも、助けたい…!
あの子が、あの子だけが、私の初めての……、
[大文字][下線]"友達"だから!![/下線][/大文字]
[斜体]トタタタタタタタッ[/斜体]