眠り姫殺人事件
古川「ベンチ・・・しかしこのサイズなら、少なくとも少し小柄な人間しか入らないぞ。」
上野「そうです。だから、犯人像がこれで絞られましたね。」
「犯人は・・・小柄な人間です。」
津田「小柄・・・って言っても、この場に居る人たちは全員小柄ではありません!」
上野「そうですね・・・つまり、別の人だと思いますよ。」
古川「別の人・・・この建物に他の人は?」
山田が答える。
山田「ここに集合していない人以外では、3人ほど・・・あ!」
山田が思い出したように叫ぶ。
山田「残り3人全員・・・・小柄です。」
休憩室前に呼び出されたのは、
スタッフ「田所 駿」(たどころ たかし)、マネージャー「門野 花子」(もんの はなこ)
そして、主人公役「二宮 春馬」(にのみや はるま)
古川「このような場所にお呼びしてしまい、申し訳ございません。」
田所「いいんですよ。これで犯人が見つかるなら。」
津田「ご協力、感謝します。」
上野がすぐに口を開いた。
上野「まず、本日の午前7時、各自何をされておりましたか?」
田所「僕と花子さんは、部屋で今回の作品の台本と最終確認をしていましたよ。」
上野「本当ですか?門野さん。」
門野「ええ・・そうですけど。」
上野「では、二宮さんは何をしていましたか?」
二宮「俺は、部屋で台本の練習をしていました。」
上野「一人で?」
二宮「一人で。」
上野「証拠はありますでしょうか。」
二宮「部屋には、防犯カメラがありますが・・。」
上野「他の人は、カメラを確認してきてください。」
別のスタッフは、3人ほどがカメラ室に向かった。
上野「さて・・・」
古川「怪しい人は、0・・・ですか。」
津田「アリバイが皆さんありますからね・・。」
上野「犯人は別に居る・・・?」
古川「そうとしか考えられません。別の恨みを持った人が・・・あ、そうか。」
上野「先ほど言ったでしょう。劇的殺人って。」
津田「じゃあ、もっとわからなくなってきましたよ〜・・・。」
上野「あれ?あれれ?可笑しい・・・。」
古川「どうかしましたか?」
上野「山田さんは、悲鳴を聞いた時、[清水さん!?]と言っていた。」
山田の顔が強張った。
山田「あ・・・・・・」
津田「山田さん、どういう事ですか?」
山田は喋ろうとしない。
上野「山田さん。あなた・・・難聴ですね?」
山田が目を開いた。
山田「な、なぜわかったのですか・・?」
上野は山田を見つめて口を開いた。
上野「その耳。・・・ですよ。」
上野が指した場所には、小型補聴器だった。
上野「そうです。だから、犯人像がこれで絞られましたね。」
「犯人は・・・小柄な人間です。」
津田「小柄・・・って言っても、この場に居る人たちは全員小柄ではありません!」
上野「そうですね・・・つまり、別の人だと思いますよ。」
古川「別の人・・・この建物に他の人は?」
山田が答える。
山田「ここに集合していない人以外では、3人ほど・・・あ!」
山田が思い出したように叫ぶ。
山田「残り3人全員・・・・小柄です。」
休憩室前に呼び出されたのは、
スタッフ「田所 駿」(たどころ たかし)、マネージャー「門野 花子」(もんの はなこ)
そして、主人公役「二宮 春馬」(にのみや はるま)
古川「このような場所にお呼びしてしまい、申し訳ございません。」
田所「いいんですよ。これで犯人が見つかるなら。」
津田「ご協力、感謝します。」
上野がすぐに口を開いた。
上野「まず、本日の午前7時、各自何をされておりましたか?」
田所「僕と花子さんは、部屋で今回の作品の台本と最終確認をしていましたよ。」
上野「本当ですか?門野さん。」
門野「ええ・・そうですけど。」
上野「では、二宮さんは何をしていましたか?」
二宮「俺は、部屋で台本の練習をしていました。」
上野「一人で?」
二宮「一人で。」
上野「証拠はありますでしょうか。」
二宮「部屋には、防犯カメラがありますが・・。」
上野「他の人は、カメラを確認してきてください。」
別のスタッフは、3人ほどがカメラ室に向かった。
上野「さて・・・」
古川「怪しい人は、0・・・ですか。」
津田「アリバイが皆さんありますからね・・。」
上野「犯人は別に居る・・・?」
古川「そうとしか考えられません。別の恨みを持った人が・・・あ、そうか。」
上野「先ほど言ったでしょう。劇的殺人って。」
津田「じゃあ、もっとわからなくなってきましたよ〜・・・。」
上野「あれ?あれれ?可笑しい・・・。」
古川「どうかしましたか?」
上野「山田さんは、悲鳴を聞いた時、[清水さん!?]と言っていた。」
山田の顔が強張った。
山田「あ・・・・・・」
津田「山田さん、どういう事ですか?」
山田は喋ろうとしない。
上野「山田さん。あなた・・・難聴ですね?」
山田が目を開いた。
山田「な、なぜわかったのですか・・?」
上野は山田を見つめて口を開いた。
上野「その耳。・・・ですよ。」
上野が指した場所には、小型補聴器だった。
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