山口「…●●って
　　　　いつもあんな感じなの?」
響輝「え?○○?」
響輝「別にずっとってわけじゃ　
　　　　　　　ないんだけどね!!」
響輝「優しいし良い奴だし、頭良いし
　　　　運動できるし、なんか
　　　　パーフェクトオブ
　　　　　パーフェクトみたいな?」
響輝「まぁ!!ウチの方が運動は
　　　　　　　できるけどね!!」
響輝「んー、でもあれかな」
響輝「界隈のことになるとプライド
　　　　高いというか頑固というか?」
響輝「別におかしくはないと思うよ?」
響輝「実際、無所属ってことに
　　　　なってるけど、飛龍家
　　　　跡継ぎのマフィア界隈
　　　　期待のカリスマ超新星だしね!!」　
響輝「いやー!!1回は言われて
　　　　みたいよ、カリスマ超新星!!」
響輝「なんかもう肩書きが
　　　　ちょーカッコイイ!!!」
響輝「ウチがそんな肩書き
　　　　　　貰ったらもー!!」
響輝「プライド高いレベル
　　　　　　MAXになるわー!!」
響輝「ちょー自慢したい!!」
月島〔…衝動だけで動く
　　　　　　野生児タイプ…〕
月島〔野生児はもう間に
　　　　　合ってるんだけど…〕
響輝「あ!!ツッキー今絶対しつれーな
　　　　　　　　こと考えてたでしょ!!」　
月島「…気のせいデスヨ」
響輝「えー?」
山口〔ツッキー図星だな…〕
響輝「…でもさ」
月島、山口「?」
響輝「○○には高いプライドとか
　　　　カリスマ超新星とか
　　　　絶対的自信とか
　　　　強者であるがための品格とか」
響輝「そんなんじゃ収まらない
　　　　“ナニカ”がある気がすんだ」
響輝「ウチらにはまったく関係
　　　　　　無いよーな“ナニカ”」
月島、山口「…」
響輝「…なーんてね!!」
響輝「なんとなくの話だし
　　　　ウチらには関係無いと思うし!!」
響輝「じゃー、○○
　　　　追いかけてくるから!!」
響輝「2人共またねー!!!」



山口「…なんだか…嵐みたいだったね…」
月島「はぁ…」



響輝「もー!!置いてかないでよ!!」
●●『置いて行ってない』
響輝「…」

響輝「ねね、○○」
●●『…なに』
響輝「ありゃりゃ、もしかして
　　　　　　　ゴキゲンななめ?」
●●『別に違うわよ』
響輝「えー、そーかな?」
●●『そうよ』
響輝「てかさ、また
　　　　頑固になってたし!!」
●●『なってない』
響輝「いや、なってたな完全に」
●●『なってないと
　　　　　　言ってるでしょう』
響輝「…まぁまぁ、もうちょっと
　　　　肩の力抜いた方が良いんでない?」
●●『別に入ってないわ』
●●『それに、あなたは肩の力抜き
　　　　　　過ぎて自由人が
　　　　　　　　　過ぎてるのよ』
響輝「いやいやいや!!
　　　　人生楽しんでなんぼじゃん!!」
●●『私は確実に私の人生を
　　　　　　遂行しているから問題ないの』
響輝「いや確実に遂行って任務か!!」
響輝「そんな威厳なんていちいち
　　　　気にしてたら早死するよ!!」
●●『なんで早死するのよ』
響輝「いや!!もしかしたら
　　　　可能性あるかもよ!!」
響輝「10代で死ぬかもよ!!」
●●『そんなことあるとしたら　
　　　　　　暗殺されるときくらいよ』
響輝「それならウチがまもーる!!!」
●●『あのね…』　
●●『契約した組織の護衛を
　　　　　　最低限お断りしたばかり
　　　　　　なのに、それを退いて
　　　　　　あなたを選ぶわけないでしょ』
●●『大丈夫なの、
　　　　　　　若頭なのにそんなで』
響輝「いや関係無いし!!」
●●『それに、あなたとても　　
　　　　　　強いけれど、それと
　　　　　　同じくらい目立つじゃない』
響輝「え?」
●●『野球部からバット持ってきたり
　　　　　　学校倉庫からシャベルとか
　　　　　　バールとか持ってきたり
　　　　　　バレー部からネットの
　　　　　　　　　　支柱持ってきたり』
●●『挙句の果てには
　　　　　　弓道部から弓と矢…』
響輝「あっははは…」　　
●●『去年何回生徒指導されたの…』　
響輝「えーっと…簡単に見積もって…
　　　　　　　　　…10回…くらい…?」　　
●●『あなたの簡単に見積もっては
　　　　　　簡単に見積もってないのよ』
●●『その感じだと、ざっと
　　　　　　見積もって50回以上は
　　　　　　　　　　されてるかしら』
響輝「え、エスパーじゃん…」
●●『はぁ…まったく…』　

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

[太字]ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ[/太字]

●●『…』
月島「…」

月島…本当に私の言ったことを
丁寧かつ、慎重にやりこなしているわ…
…凄く分かりづらいけれど
カラスへの忠誠心は
なくもないのかしら…

月島「…あの、すみません」
●●『どうかしたの』
月島「思ったんですけど…」












月島「…担任教師ってこんなにも
　　　　　時間ギリギリまで
　　　　　遅刻するものですか」
月島「もう1限目始まりますよ」
月島「僕の認識がおかしいんですか」
月島「それともそういう
　　　　　校風かなにかですか」
●●『月島、安心してちょうだい』
●●『うちの学校にそんな
　　　　　　校風はないし
　　　　　　あなたの認識も
　　　　　　間違ってないわ』

[太字]ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ[/太字]

??「はいはい皆ー
　　　　　席についてー」
モブ1「え?だれだれ?ﾋｿﾋｿ…」　
モブ2「さぁ…見たことねぇ奴…ﾋｿﾋｿ…」
モブ3「なんかイケメンじゃない?ﾋｿﾋｿ…」
モブ4「超かっこいいんですけど!!ﾋｿﾋｿ…」
??「えっと、まずは自己紹介だよね?」
及川「俺は及川徹、今日から皆の
　　　　担任教師だからよろしくねー」
及川「あっ、俺のことは先生じゃなくて　
　　　　友達みたいな距離感でいいから」
及川「先生とかじゃなくていいよー?」
響輝「はいはーい!!」
響輝「おいかーちゃんって
　　　　　呼んでも良いー?」
及川「んー?全然良いよー!!」
響輝「やたー!!」
及川「君は響輝ちゃんで良いかなー?」
響輝「Mr.ヒビキヤコブでーす!!」
及川「響輝ちゃん?Mr.だと男だねw」
響輝「あれ?そだっけ?」
●●、月島『バカじゃないの/
　　　　　　　　　　じゃないですか』
及川「ﾌﾞﾌｰｯwwww」
及川「言うねーwww」
及川「君らは月島くんと●●ちゃんで
　　　　　　　　　　　あってるよね?」
月島「まぁ…はい」
及川「もー、テンション低いなー」
及川「それじゃ皆」
及川「…」
●●、月島「!!」
及川「…よろしくね?」
●●『…?』

…さっき、私と月島に目を
合わせてたような…
…なにか、私達に言ってる
ように聞こえたけど…
…考え過ぎかしら…

及川「ﾆｺｯ(^^)」

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ　

ひとまず今日はなにか
あったわけでもなく
学校は終わったわ
…まぁ終わったからと言って
1日中警戒しなくちゃいけない
ことに変わりはないのだけれど

●●〘でもやっぱり、新学期
　　　　　　初日は疲れるものね…〙
●●〘…いえ、こんなことで
　　　　　　へばってるわけにはいかない〙
●●〘ええ、そうよ…私はもっと…〙

[太字]ﾄﾞﾝｯ!!![/太字]

[太字]ﾄﾞｻｯ[/太字]

●●〘痛っ…〙
??「あ、ごめんね
　　　　よそ見してて」
●●『いえいえ、私も考えごとを
　　　　　　していたものですから
　　　　　　　　　　すみません』
●●〘…?見たことない教師…〙
●●〘…保健室担当の
　　　　　　松川一静先生…
　　　　　　…新任かしら…〙
●●『…』
松川「…?どうかしたかな?」
●●『あ、いえ…これ
　　　　　　なにかの書類ですか?』
松川「うん、印刷と提出を頼まれた
　　　　から今持ってくところだった」
●●『すみません、私拾いますね』
松川「大丈夫、俺やるから良いよ」
●●『いや、申し訳ないので』
松川「…じゃあ、手伝って?
　　　　2人でやったほうが早いから」
●●『…分かりました』






松川「ありがとね」
●●『こちらこそ
　　　　　　すみませんでした』
松川「手伝ってくれたから
　　　　　　全部チャラだよ」
松川「それじゃあ、気を付けて
　　　　帰ってね?●●ちゃん」
●●『それでは、失礼しますﾍﾟｺｯ』
松川「はい、さよーなら」

[太字]ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…[/太字]

松川「…なるほどね」

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

響輝「ちょちょちょちょちょ!!!」
●●『なによいきなり』
響輝「だれだれ!!?さっきのイケメン!!!」
●●『さっきの…?』
●●『…ああ、松川先生のことかしら』
響輝「松川なに!!」
●●『一静さん…?』
響輝「もー!!新任イケメン多すぎ!!!」
●●『というかなによさっきの』
響輝「ん?」
●●『Mr.ってやつ』
響輝「まだ言ってんの!!?」
響輝「でもさ○○…
　　　　　…ウチ思うんだよね…」
●●『はぁ…なにを…』
響輝「…多分ウチ…」

















響輝「…前世男子だと
　　　　　思うんだよね…」
●●『何言ってるのﾍﾟｼﾝｯ』
響輝「あたっ!!」
響輝「いったいな!!」
響輝「前世男子だって!!」
●●『いつまでやってるのよ…』
響輝「そんなこと言ってるんだったら
　　　　彼女にしてやろーか?( ･´ｰ･｀)どや」
響輝「いや、やっぱやめた」
響輝「くろちにブッ殺される」
響輝「いや、しろちに助けて
　　　　　もらえば良いかな」
響輝「流石のウチでもくろちには
　　　　　　　勝てないからなー」
響輝「想像するだけで恐ろしい…(⁠─⁠.⁠─⁠|⁠|⁠）」
●●『…でもそうかもね』
響輝「え?」
●●『あなたのこと怒らせた　　
　　　　　　男子生徒追いかけ回して
　　　　　　挙句の果てには男子トイレに
　　　　　　逃げても追いかけて…』
響輝「ちょ、いや!!それいつの話よ!!!」
●●『高校1年生よ』
響輝「言わなくて良い!!!」
月島「Mr.だったんですねw」
山口「Ms.じゃないんだw」
響輝「うるせぇお前らぁぁぁぁ!!!!!!!!」