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Mafia.

#13


じりじりと相手に隙を見せず歩き
相手の隙を見いだそうとする2人
だが急にぴたりと動きを止めた
なにか変わった空気を察するように
綺麗な白髪が風に吹かれるようして揺れる
先手を打ったのは松川だった

[太字][大文字][大文字]ドンドンドンッ!!![/大文字][/大文字][/太字]

3発の弾丸が放たれた
が、そんなことを諸共せず
アクション映画やアニメ、舞台のように
軽々とかわしてみせた

白羅「そんな生半可な動きじゃ
       俺には勝てないぜ?」
松川「へー生半可なのか俺」
松川「それならちょっと俺の
    技術じゃ君に勝てないかも」
白羅「元々勝つ道なんざ
      お前にはねーよっ!!!!」

もう一度戦闘態勢に入った白羅の鼓膜を
大きな銃声が再び揺らした
フォーカスは打って変わり白羅と
同じ翡翠色の瞳を映す

黒叉〔白羅の奴、選択を見誤る
    ようなことしてないだろうな〕
黒叉〔今からアイツのところへ加担
    しにいくのは得策じゃない…
    …だが多分アイツとのっぽは
          相性がよくな…〕

[大文字][太字][大文字]ドンドンドンッ!!!![/大文字][/太字][/大文字]

不意打ちに放たれた3発の弾丸
うち2発をなんとか避ける

黒叉「…チッ…」
 
だが、うち1発は黒叉の動きを
読んでいたかのように軌道を
変え黒叉の顔へと向かった
反応は早くなんとか避けようと
するも弾丸は彼をかする
その証拠に彼の白く綺麗な肌からは
鮮血が滴り落ちていた

及川「あらら、かすっただけかー」
及川「割と[漢字]嫌なトコ[/漢字][ふりがな]良いトコ[/ふりがな]
     いったと思ったのに」
黒叉「テメェ…致命傷狙ったな…」
及川「あーあー、そんな
     怖い顔しないでよー」
及川「確かに狙ったよ?」
及川「でもそっちだってよそ見は
    いただけなかったんじゃない?」
黒叉「うるせェ、取り敢えず
        テメェは消す」
黒叉「…だからこういう奴は嫌いだ…」
及川「ほらほら!!喋ってる暇
    あるなら動かないと―――」

途端に及川は机を土台にし、高く跳んだ

黒叉「!!」
及川「―――バラバラに斬り
       刻むけど、良いの?」
黒叉「…くそがっ…」

どこからともなく及川の手元から
現れた真剣、といっても和の鏡である
刀の雰囲気はなく、まさに
及川のような刀だった
ここは敵地、どこかに隠していたのだろう
抵抗しようとする黒叉を横目に
及川はにやりと笑みを1つ怪しげにこぼし
その長い刀身を獲物を狩るように
振りかざした―――

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

なかなか書く気になれず久しぶりの
投稿になりました…
そして凄く短い。…と思う。
果たして黒叉はこれからどうなるのか
白羅はどのような死闘
(ってほどのクオリティになるのかなこれ)
を繰り広げるのか、次回もお楽しみにー

2024/07/22 14:03

のん ID:≫upqC3on0qH/LU
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