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二次創作
月桂冠にはなれなかったダフネ

#2


ベイビーベッドの上で、おねむしまくる毎日はいつしか終わり、私は赤ん坊から幼児と呼べる年齢へと変わった。

アイアム5歳児!

もう、何かに捕まらずに歩ける。言葉をたくさん使える。
意外とこう言うのって重要で、歩けるだけでも行動範囲がグゥーんと広がる。でもまぁ、行けるの私を拾ってくれた老婆もといい、実の祖母ぼ家だけ。

だってねェー……普通、3本線って努力して、努力して、ちょっとづつ、ちょっとづつ魔力を増やして行った果てに獲得するもんなんですよ。

それがね?生まれつきだよ?生まれつき。
んなチート設定は望んでない____とは言い切れないけどそこまで必要じゃないと思うんですよ。

前世は平凡な社畜なのに突然、俺TUEEE展開にされましても……
私は芸能人みたいにキラキラゴージャスじゃなくて、穏やかだけど決して貧乏じゃない生活を前世の経験を活かしてやっていきたいんですぅ!

そして3本線の子供なんて今までに生まれた事例がないので、即・魔法局に保護という形で捕獲されて幽閉される案件。
嫌だ物騒だし怖すぎる……

でも私が魔法局ではなく祖母と暮らしているのは、何とかして魔法局にバレないように隠れ潜んでいるのと、私が魔力を制限できるようになったのが大きな要因である。

魔力の制限ってのは、ほらアレ。フリーレンみたいな感じだよ。
フリーレンみたいに外に出る魔力を頑張って少なくして、顔に出る線の本数も3本から一般的な1本に減らして、って感じで頑張ったら半日は保つよになった。

短い?うっさいわね。私は魔力が多いせいで制御は難しいんだよ。
例えるなら何だろ……いっぱい物を箱に入れようとしたら底が抜けちゃった。抜けたのを戻したら反対側が開いちゃった、、、みたいな。

そんな感じで魔力も一部押し込んでも、違うところから漏れ出ちゃうんだよ。

魔力って多いだけがいいじゃないんだね……原作の二本線組、本気に尊敬します。ランス君とかマーガレット姐さんとかマジで尊敬します。


そんな感じで魔力制限ができても完全ではない私はすっかり引き篭もり3歳児となった。
まぁ、そこらのニートと違ってお婆ちゃんの家事のお手伝いとかするんで。(ドヤ顔)



「ローナや、一緒に庭の花をとりに行こうか」
「はぁい」



さっき家事やってますアピールしたからか、お婆ちゃんからちょうどお手伝い要請が入った。
依頼内容は家の裏にある庭で育てている花を一緒にとりに行くことである。たぶん、花瓶の花枯れかけだったし、新しい花が欲しいんだろうな。

ということで早速やっていけます。
一応、外に出るので下手なりに魔力制限もやっときます。わざわざ家の裏を通るような人は居ないだろうけど。



えっ、フラグ??知らんがな。

このボタンは廃止予定です

2024/07/20 19:54

白鯨 ID:≫91YYGRbRUeQ9I
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