百合短編集
※前回の続きになっております。
[水平線]
ー愛瑠の部屋にてー
私達はある部屋の前に立っていた。そう、私の家だ。鍵を開け、私達は暗闇の中へ入っていった。
光を[漢字]灯[/漢字][ふりがな]とも[/ふりがな]すと、希ちゃんは奥へ奥へ進んでいく。カーペットのところまで足を進め止まるとその場に座った。
「?」
[水平線]
「あ、そうだ。今日愛瑠ちゃんの家行っても良い?」
「え?良いけど・・・。」
「ホント!?ありがとっ!」
[水平線]
そういえばこんなことを言っていたけど、何をするのかな。
すると希ちゃんは手招きをした。
__まるで私を誘っているかのように。
「!」
私はたまらず希ちゃんの座っている場所まで真っ先に移動した。
「おっ、早いね。」
「・・・、こういうの最近したことなかったから・・・。」
「ふふ、ごめんね。」
「別に大丈夫、だけど。」
思わず私は拗ねたような口癖になる。しかしそんな気持ちは一瞬で吹き飛んだ。それは希ちゃんが私の頭を優しく、優しく撫でているからに違いない。私はそんな彼女の撫で方に弱い。なのでつい頬が緩み、ふにゃっととろけたような顔を作った。
「ふふっ、かわい。」
「・・・っ!?そそそ率直にそんなこと言わないでよっ!?」
「え〜、だってぇ。愛瑠ちゃんもさっき私のことからかったよね・・・?」
「う。それは・・・。」
図星をつかれて、思わず声が出なくなる。そんな姿を見た希ちゃんはクスクスと笑っている。
そんな希ちゃんを見て私はある作戦に出た。
「ん。ねぇ、もっと撫でて?」
「!」
そんな希ちゃんに私は上目遣いのあざとさ攻撃をお見舞いしてやった。そんな私の攻撃を食らった希ちゃんは一瞬にして顔を赤く染める。予想通りなことが起き、思わず顔がニヤけてしまった。
希ちゃんは少し硬直しながらも私のことをもっと撫でてくれた。
(ふふっ、気持ちい。)
私が希ちゃんの撫で撫でを堪能していたその時だった。
いきなり希ちゃんが顔を近づけてきたのだ。
「・・・っ、希ちゃ…」
「じゃ、じゃあ撫で撫で以上のこともして、みる…?」
「・・・ふえっ?」
思わず変な声が漏れてしまった。威力が絶大だった。いろんなことが押し寄せてきて耐えられなくなるところまで来ていた。希ちゃんも恥ずかしいのだろうか、顔を私から背けている。
「・・・。」
無言のまま、私は彼女のブラウスを軽く引っ張った。
「?」
すると希ちゃんはこちらを見る。目と目が合う中、私は少し視線を泳がせながら言い放った。
「よ、よろしくお願い、します・・・っ。」
「・・・!」
彼女は目を丸くしたあと微笑んだ。
そして私の小さい肩を軽く持ち、ベッドへ向かって倒したのだった。
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ー愛瑠の部屋にてー
私達はある部屋の前に立っていた。そう、私の家だ。鍵を開け、私達は暗闇の中へ入っていった。
光を[漢字]灯[/漢字][ふりがな]とも[/ふりがな]すと、希ちゃんは奥へ奥へ進んでいく。カーペットのところまで足を進め止まるとその場に座った。
「?」
[水平線]
「あ、そうだ。今日愛瑠ちゃんの家行っても良い?」
「え?良いけど・・・。」
「ホント!?ありがとっ!」
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そういえばこんなことを言っていたけど、何をするのかな。
すると希ちゃんは手招きをした。
__まるで私を誘っているかのように。
「!」
私はたまらず希ちゃんの座っている場所まで真っ先に移動した。
「おっ、早いね。」
「・・・、こういうの最近したことなかったから・・・。」
「ふふ、ごめんね。」
「別に大丈夫、だけど。」
思わず私は拗ねたような口癖になる。しかしそんな気持ちは一瞬で吹き飛んだ。それは希ちゃんが私の頭を優しく、優しく撫でているからに違いない。私はそんな彼女の撫で方に弱い。なのでつい頬が緩み、ふにゃっととろけたような顔を作った。
「ふふっ、かわい。」
「・・・っ!?そそそ率直にそんなこと言わないでよっ!?」
「え〜、だってぇ。愛瑠ちゃんもさっき私のことからかったよね・・・?」
「う。それは・・・。」
図星をつかれて、思わず声が出なくなる。そんな姿を見た希ちゃんはクスクスと笑っている。
そんな希ちゃんを見て私はある作戦に出た。
「ん。ねぇ、もっと撫でて?」
「!」
そんな希ちゃんに私は上目遣いのあざとさ攻撃をお見舞いしてやった。そんな私の攻撃を食らった希ちゃんは一瞬にして顔を赤く染める。予想通りなことが起き、思わず顔がニヤけてしまった。
希ちゃんは少し硬直しながらも私のことをもっと撫でてくれた。
(ふふっ、気持ちい。)
私が希ちゃんの撫で撫でを堪能していたその時だった。
いきなり希ちゃんが顔を近づけてきたのだ。
「・・・っ、希ちゃ…」
「じゃ、じゃあ撫で撫で以上のこともして、みる…?」
「・・・ふえっ?」
思わず変な声が漏れてしまった。威力が絶大だった。いろんなことが押し寄せてきて耐えられなくなるところまで来ていた。希ちゃんも恥ずかしいのだろうか、顔を私から背けている。
「・・・。」
無言のまま、私は彼女のブラウスを軽く引っ張った。
「?」
すると希ちゃんはこちらを見る。目と目が合う中、私は少し視線を泳がせながら言い放った。
「よ、よろしくお願い、します・・・っ。」
「・・・!」
彼女は目を丸くしたあと微笑んだ。
そして私の小さい肩を軽く持ち、ベッドへ向かって倒したのだった。
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