百合短編集
私、[漢字]姫野愛瑠[/漢字][ふりがな]ひめのえる[/ふりがな]!高校一年生!そんな私に最近彼女が出来たの!
名前は[漢字]佐倉希[/漢字][ふりがな]さくらのぞみ[/ふりがな]!しっかり者で成績優秀でとっても可愛い子なの!時には甘えてくれて、そのギャップがたまらないんだ〜。
いつも私を甘やかしてくれるとってもとーっても大好きな希ちゃん!でも最近絡んでくれなくて・・・。
[水平線]
一緒に帰ろうとするときは、
「あ、希ちゃーん!一緒に帰ろ・・・」
「ごめん、えるちゃん!今日用事あって・・・、先帰るねー!」
「・・・っあ、、。」
忙しそうだったから手伝おうとするときにも、
「希ちゃん!手伝おっか?」
「シュバババ、ううんっ!今丁度終わったから大丈夫だよ〜。」
なんてこと言うし・・・。
友達と楽しそうに喋ってるのを見ているとなんだか羨ましく感じてしまう。いつも私には見せないような姿を目の当たりにしているようで・・・、なんだか胸がきゅうっと苦しくなる。
[水平線]
放課後。
私はいつも通り希ちゃんを玄関の前で待っていた。
なんで避けるのかな・・・?もしかして私のこと嫌いになった、のかなぁ・・・。
そんな思いが込み上げてきてつい下を向いてしまう。
気づけばもう18時を過ぎている。
今まで頑張ってきたけど・・・、もういいや。今日はもう帰ろ・・・
「えるちゃんっ!」
突然希ちゃんの声が聞こえたと思ったら、
「・・・!」
私を優しく抱き締めた。
「・・・っ、ごめんね。今まで避けちゃって・・・っ。」
希ちゃんが頑張って声を紡いでいるのが見て取れた。
「そのね、私達があんなふうに仲良くしているのをみんなに見せると、その、変な目で見られると思った、から・・・っ。そんなことになると、きっとえるちゃんの方にも迷惑掛けちゃうと思って・・・っ。だからっ・・・、その、、ごめん、、。」
希ちゃんが必死で言葉を私に伝えていることを私は感じた。
「・・・。」
私はギュッと希ちゃんを抱き締めた。
「・・・!」
希ちゃんは顔を上げた。
「・・・、そっか。私のためを思ってくれてたんだ。私てっきり嫌われてたかと思ったよ・・・。」
私はへにゃりと微笑んだ。
「だから良かった・・・。希ちゃんがしっかり私に伝えてくれて、嬉しかったよ?」
「・・・っ!」
すると、私は彼女の頬にそっと触れた。
そして、顔を至近距離まで近づけた。
「だから泣かないの!もっともーっとアピールしてみんなに認めてもらうんだから!」
そして私はにっと笑ってみせた。
「だから、これからは覚悟して、ね?」
「・・・っ、はい。」
希ちゃんはびっくりしたせいか、反応が薄かった。でも顔は赤く染まっているのが確認できた。
「んへへ〜、希ちゃん顔赤いよ〜?」
「・・・っ!それはえるちゃんがっ・・・!」
「へへ、可愛いっ。」
「・・・!?不意打ちにそんなこと言うのやめて!?」
眩しい夕焼けに照らされながら、私達はゆっくりと歩き出した。
名前は[漢字]佐倉希[/漢字][ふりがな]さくらのぞみ[/ふりがな]!しっかり者で成績優秀でとっても可愛い子なの!時には甘えてくれて、そのギャップがたまらないんだ〜。
いつも私を甘やかしてくれるとってもとーっても大好きな希ちゃん!でも最近絡んでくれなくて・・・。
[水平線]
一緒に帰ろうとするときは、
「あ、希ちゃーん!一緒に帰ろ・・・」
「ごめん、えるちゃん!今日用事あって・・・、先帰るねー!」
「・・・っあ、、。」
忙しそうだったから手伝おうとするときにも、
「希ちゃん!手伝おっか?」
「シュバババ、ううんっ!今丁度終わったから大丈夫だよ〜。」
なんてこと言うし・・・。
友達と楽しそうに喋ってるのを見ているとなんだか羨ましく感じてしまう。いつも私には見せないような姿を目の当たりにしているようで・・・、なんだか胸がきゅうっと苦しくなる。
[水平線]
放課後。
私はいつも通り希ちゃんを玄関の前で待っていた。
なんで避けるのかな・・・?もしかして私のこと嫌いになった、のかなぁ・・・。
そんな思いが込み上げてきてつい下を向いてしまう。
気づけばもう18時を過ぎている。
今まで頑張ってきたけど・・・、もういいや。今日はもう帰ろ・・・
「えるちゃんっ!」
突然希ちゃんの声が聞こえたと思ったら、
「・・・!」
私を優しく抱き締めた。
「・・・っ、ごめんね。今まで避けちゃって・・・っ。」
希ちゃんが頑張って声を紡いでいるのが見て取れた。
「そのね、私達があんなふうに仲良くしているのをみんなに見せると、その、変な目で見られると思った、から・・・っ。そんなことになると、きっとえるちゃんの方にも迷惑掛けちゃうと思って・・・っ。だからっ・・・、その、、ごめん、、。」
希ちゃんが必死で言葉を私に伝えていることを私は感じた。
「・・・。」
私はギュッと希ちゃんを抱き締めた。
「・・・!」
希ちゃんは顔を上げた。
「・・・、そっか。私のためを思ってくれてたんだ。私てっきり嫌われてたかと思ったよ・・・。」
私はへにゃりと微笑んだ。
「だから良かった・・・。希ちゃんがしっかり私に伝えてくれて、嬉しかったよ?」
「・・・っ!」
すると、私は彼女の頬にそっと触れた。
そして、顔を至近距離まで近づけた。
「だから泣かないの!もっともーっとアピールしてみんなに認めてもらうんだから!」
そして私はにっと笑ってみせた。
「だから、これからは覚悟して、ね?」
「・・・っ、はい。」
希ちゃんはびっくりしたせいか、反応が薄かった。でも顔は赤く染まっているのが確認できた。
「んへへ〜、希ちゃん顔赤いよ〜?」
「・・・っ!それはえるちゃんがっ・・・!」
「へへ、可愛いっ。」
「・・・!?不意打ちにそんなこと言うのやめて!?」
眩しい夕焼けに照らされながら、私達はゆっくりと歩き出した。
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