文字サイズ変更

私の能力『案内人』〜それじゃ、世界救ってきますっ!〜

#9

9話『母の名残』

「とっうちゃーく!」
『懐〜!』
私(と女神様)はクリスさんに連れられて家にやって来た。
「じゃ、鍵はこれよ。後は好きにしてもらっていいからね」
「ここまで、ありがとうございました!」
「ううん、私の方こそありがとう。[小文字]あのこの娘と接触できて嬉しい限りよ……![/小文字]」
「? ではまた」
「たまに遊びに来るわね!」
「は、はーい」
……まぁ違和感はあるけど、いっか!
「ところで女神様懐いって、来たことあるの?」
『うん、だって私のい』
「に、[大文字]庭がある───!?[/大文字]」
[小文字]『やべぇ、私の血が濃く遺伝し過ぎてる』[/小文字]
私は庭に向かって走る。扉を開けた先には───
「デカ、凄、ヤッバ!」
めちゃくちゃ広い庭があった。
「こ、ここなら天体観測も可能じゃん!」
私は母と一緒に箒に乗って天体観測をしたり……などをしていた。そのおかげか、星が好きになったんだ。
「凄い、立地最高。流石王家」
『ヤバ〜!ちょっ凄っ!クリス配慮流石だわ〜』
まぁ夜にならなきゃ庭ではする事も無いし、別の場所に移動する事にした。
「キッチン凄〜い!」
『エマちゃん料理できる?』
「うーん、苦手なんだよな〜。お母さんなら得意なんだけど……」
『うんっ!ありがとねエマちゃんっ!』
「そ、そう?」
……女神様と話してると、時々よくわかんなくなるなぁ。
「て、テレビがある!?」
私の家(元々の方)にはテレビがあった。が、それは両親とアリッサさんが頑張って開発したからであり、世間一般的には浸透されていない物らしい。映っていたのはどこかのテレビ局のニュースとかだったんだけど……(住んでた場所が田舎ってのもある気がする)。
『うん。マイロとアリーと作って、クリバジに見せたら購入されたよ?今では王都とかでは使われてるみたい』
「え?」
お、王都では浸透されてたんだ。やっぱ田舎育ちだね、私。
「お風呂広っ!トイレも広っ!意味ないくらい広っ!」
何もかもが広い。それがこの家だった。にしてもこんなに広くていいのかなぁ。住むのは私1人(女神様は省くね)なのに……?
『まぁ勇者パーティ8人で住んでたらこうなるんじゃない?キッチン広いのは私の食欲の所為だし』
「? まぁいっか。じゃ、広々と使わせてもらいま〜す。楽だ〜」
広いって快適だね。そう思った瞬間だった。[水平線]そんなこんなで夜になったよ〜!
「星、見えるかな〜って」
庭に移動しながら、私は言う。
[大文字]「み、見えない……!?」[/大文字]
星が、見えなかった。
『まぁ都心だからね……街が明る過ぎて、あんま見えないよ……』
「そっかぁ……残念」
女神様と見たかったのになぁ。
『エマちゃんは、どうして星が好きなの?』
「うーん……小さい頃、お母さんと一緒に箒に───ってこの話前もしたよね?」
『あれ?そうだっけ?』
「うん」
『あ、確かに!ごめーん』
「ううん。大丈夫」
とりあえず今日はもう寝ようと、寝室に向かった───[水平線][明朝体][右寄せ]次回予告[/右寄せ][/明朝体]「エマですっ!なんかやばそうな事が起こるとか、起こらないとか……次回、『復活』お楽しみに!」

このボタンは廃止予定です

2024/08/11 12:19

まほ ID:≫rpoi0PiB/Rzt.
続きを執筆
小説を編集
/ 18

コメント
[6]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL