私の能力『案内人』〜それじゃ、世界救ってきますっ!〜
歩き出してしばらく経った頃。
「そういえば……[漢字]案内人[/漢字][ふりがな]ガイド[/ふりがな]って何だろ?」
[漢字]案内人[/漢字][ふりがな]ガイド[/ふりがな]。私の人生の中で、聞いた事の無い単語。でもなぁ、使ってみても、変な単語が聴こえるだけだし……
「もしや、ハズレ!?」
時々、[漢字]能力[/漢字][ふりがな]スキル[/ふりがな]にはハズレが混じることがある。ハズレは全く役に立たない[漢字]能力[/漢字][ふりがな]スキル[/ふりがな]を授かった時。
そういう場合、神様を恨む事なんて駄目だから、『神様に嫌われているね』と言われる。
あぁ、神様に嫌われるとかどこまで最悪なの。私、なんかしたっけな……
とはいえまだ1回しか使ってなかったし、ね。
「[漢字]案内人[/漢字][ふりがな]ガイド[/ふりがな]〜パ〜ンチ!」
もしかしたら攻撃力が傘増ししているのかもしれない。そう思って近くの木にパンチする、が。
「いった───!?」
めちゃくちゃ痛い。オッケー、そう言う系じゃないんだね。
「[漢字]案内人[/漢字][ふりがな]ガイド[/ふりがな]〜出てこ〜い!」
そう言いながら手を前にかざす。その瞬間。
『はっじめまして〜!』
「嫌ぁ───!?襲わないで───!」
何か聴こえた───!?何これ!お喋りできる[漢字]能力[/漢字][ふりがな]スキル[/ふりがな]!?怖い、ドッキリ!?
『……』
あ、黙っちゃった。
「えーと、なんかすみません」
『いや、いいんだけど……』
「あ、私ソフィアって言います」
相手が誰であれ、偽名の方が……いいよね?
『[小文字]別にエマでもいいんだけどな……[/小文字]後タメ口でいいよ?』
「う、うん。て言うか貴女は誰?」
なんかエマって聴こえたような、聴こえなかったような……気のせいだと信じたい。
『私?私は───やっぱ名乗らないでいようか。まぁ、この世界の解説とか、エマちゃんの手助けをする係』
やっぱエマって呼ばれた───!?バレた!?単純に怖い。
「じゃあ何て呼べば、いいの?」
『うーん、立場的には女神だし。女神とでも』
[大文字]「め、女神───!?」[/大文字]
何私は女神様に気軽にタメで話してるの!?あ、でもそれだったら名前がバレるのは当たり前か。
「え、タメでいいの?本当に?」
『うん、いいよ』
「は、はぁ……」
まぁ、優しそうでよかった。長い付き合いになりそうだし。
『後目の前に[太字]エクスカリバー[/太字]あるよ』
[大文字]「エクスカリバー!?」[/大文字]
え!?あのなんかすごい人が引き抜いたようなやつ?どゆこと?近くにあるって。
『うん。主人公が後半で手に入れるアイテムだけどね。バグとか不正行為とか使えばゲットできるよ』
「え、主人公?アイテム?」
よくわかんない単語が飛び交ってるけど。何それ。
『うーんとね。この世界は[明朝体]”ゲーム”[/明朝体]の世界なの。ゲーム、知ってるよね?』
「うん」
ゲームの話なら、母がしてくれていた気がする。『あれは面白いよ?何でこの世界には無いのかなぁ』とか言ってたっけ。
『でね、そのゲーム───[明朝体] “閉ざされた秘宝〜謎の魔法伝説〜”[/明朝体]っていうのの中。それが、エマちゃんたちが暮らす世界』
って事はここはそのゲームの世界……怖。
『そうそう。そのゲームの主役───[明朝体]”主人公”[/明朝体]の仲間、何だっけ。エマちゃん』
「どんな事をするの?」
『んーとね。道案内、アイテムの場所を教える係。あぁ後、全部回収したら捨てられるみたい……』
[大文字]「捨てられる!?」[/大文字]
何その物みたいな扱い!しかも利用されてるみたいじゃんか!何だよその[明朝体]”主人公”[/明朝体]とやら〜!やっつけたい〜!
『……解釈おかしくない?』
「そういえば……[漢字]案内人[/漢字][ふりがな]ガイド[/ふりがな]って何だろ?」
[漢字]案内人[/漢字][ふりがな]ガイド[/ふりがな]。私の人生の中で、聞いた事の無い単語。でもなぁ、使ってみても、変な単語が聴こえるだけだし……
「もしや、ハズレ!?」
時々、[漢字]能力[/漢字][ふりがな]スキル[/ふりがな]にはハズレが混じることがある。ハズレは全く役に立たない[漢字]能力[/漢字][ふりがな]スキル[/ふりがな]を授かった時。
そういう場合、神様を恨む事なんて駄目だから、『神様に嫌われているね』と言われる。
あぁ、神様に嫌われるとかどこまで最悪なの。私、なんかしたっけな……
とはいえまだ1回しか使ってなかったし、ね。
「[漢字]案内人[/漢字][ふりがな]ガイド[/ふりがな]〜パ〜ンチ!」
もしかしたら攻撃力が傘増ししているのかもしれない。そう思って近くの木にパンチする、が。
「いった───!?」
めちゃくちゃ痛い。オッケー、そう言う系じゃないんだね。
「[漢字]案内人[/漢字][ふりがな]ガイド[/ふりがな]〜出てこ〜い!」
そう言いながら手を前にかざす。その瞬間。
『はっじめまして〜!』
「嫌ぁ───!?襲わないで───!」
何か聴こえた───!?何これ!お喋りできる[漢字]能力[/漢字][ふりがな]スキル[/ふりがな]!?怖い、ドッキリ!?
『……』
あ、黙っちゃった。
「えーと、なんかすみません」
『いや、いいんだけど……』
「あ、私ソフィアって言います」
相手が誰であれ、偽名の方が……いいよね?
『[小文字]別にエマでもいいんだけどな……[/小文字]後タメ口でいいよ?』
「う、うん。て言うか貴女は誰?」
なんかエマって聴こえたような、聴こえなかったような……気のせいだと信じたい。
『私?私は───やっぱ名乗らないでいようか。まぁ、この世界の解説とか、エマちゃんの手助けをする係』
やっぱエマって呼ばれた───!?バレた!?単純に怖い。
「じゃあ何て呼べば、いいの?」
『うーん、立場的には女神だし。女神とでも』
[大文字]「め、女神───!?」[/大文字]
何私は女神様に気軽にタメで話してるの!?あ、でもそれだったら名前がバレるのは当たり前か。
「え、タメでいいの?本当に?」
『うん、いいよ』
「は、はぁ……」
まぁ、優しそうでよかった。長い付き合いになりそうだし。
『後目の前に[太字]エクスカリバー[/太字]あるよ』
[大文字]「エクスカリバー!?」[/大文字]
え!?あのなんかすごい人が引き抜いたようなやつ?どゆこと?近くにあるって。
『うん。主人公が後半で手に入れるアイテムだけどね。バグとか不正行為とか使えばゲットできるよ』
「え、主人公?アイテム?」
よくわかんない単語が飛び交ってるけど。何それ。
『うーんとね。この世界は[明朝体]”ゲーム”[/明朝体]の世界なの。ゲーム、知ってるよね?』
「うん」
ゲームの話なら、母がしてくれていた気がする。『あれは面白いよ?何でこの世界には無いのかなぁ』とか言ってたっけ。
『でね、そのゲーム───[明朝体] “閉ざされた秘宝〜謎の魔法伝説〜”[/明朝体]っていうのの中。それが、エマちゃんたちが暮らす世界』
って事はここはそのゲームの世界……怖。
『そうそう。そのゲームの主役───[明朝体]”主人公”[/明朝体]の仲間、何だっけ。エマちゃん』
「どんな事をするの?」
『んーとね。道案内、アイテムの場所を教える係。あぁ後、全部回収したら捨てられるみたい……』
[大文字]「捨てられる!?」[/大文字]
何その物みたいな扱い!しかも利用されてるみたいじゃんか!何だよその[明朝体]”主人公”[/明朝体]とやら〜!やっつけたい〜!
『……解釈おかしくない?』
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