私の能力『案内人』〜それじゃ、世界救ってきますっ!〜
「今回は付いていけないかな……ごめん」
ララちゃんが申し訳なさそうに言う。ついさっき、彼女に魔王退治に来てもらえないか、と誘った。まぁ、無理だったけど。
「あ、でもこれをあげるよ。不思議のポーション」
「何それ?」
『どんな怪我や病気でも、飲むと回復する薬。使用回数は1回まで』
「ありがとう!」
私が受け取ると、ララちゃんはニコッとする。
そして、手を振って私(達)を見送ってくれた。
「また遊びに来てね!頑張って!」
「うん、ぜひ!頑張るよ〜!」
『次は……川かな』
「いえっさー!」
やる気出て来た!よ〜し、レッツゴー![水平線]さてと、私は歩いている訳ですが。
『あ、ちょっと待って。端っこにある道行ってくれる?』
「いいけど……何があるの?」
『壁の前で呪文を唱えて。私の支配下に入りませんか?って』
なんか物騒な呪文だなぁ……とりあえず唱えるか。
「私の支配下に入りませんか?……ってひゃあ!」
唱えた瞬間、何かが飛び出してきた!?
『エマちゃんエクスカリバー振る!』
「や、[大文字]やぁ![/大文字]」
そしたら、その魔物──今思えばドラゴン(小さい)じゃん──は私を見たかと思えば、急に頬擦りをし始めた。これは安全なの?
「女神様、これ本当に大丈夫?」
『呪文で凶暴じゃなくなったよ』
安全……なのかぁ。あ、乗ってみたいな。
「ドラゴン、乗せてくれる?」
『その前に名前つけた方がいいよ〜』
「名付け!?」
そんな大事な役目、やっていいの?うちの家系、そういうセンスないし。
『え〜、[漢字]八岐大蛇[/漢字][ふりがな]ヤマタノオロチ[/ふりがな]』
「絶対そんな見た目じゃ無い」
『じゃあ[漢字]星竜[/漢字][ふりがな]セイリュウ[/ふりがな]』
「決定!」
蒼いし、漢字から見れば星みたいに綺麗だし……竜ってなんだ?
「ま、まぁ、名前は星竜ね!よろしく!」
すると一鳴き。
『契約完了〜!よかったね』
「……何それ?」
『え?契約だよ。これで完璧な主従関係』
「え……」
勝手に契約されていた。聴けば、名前をつければ契約なんだとか……
ララちゃんが申し訳なさそうに言う。ついさっき、彼女に魔王退治に来てもらえないか、と誘った。まぁ、無理だったけど。
「あ、でもこれをあげるよ。不思議のポーション」
「何それ?」
『どんな怪我や病気でも、飲むと回復する薬。使用回数は1回まで』
「ありがとう!」
私が受け取ると、ララちゃんはニコッとする。
そして、手を振って私(達)を見送ってくれた。
「また遊びに来てね!頑張って!」
「うん、ぜひ!頑張るよ〜!」
『次は……川かな』
「いえっさー!」
やる気出て来た!よ〜し、レッツゴー![水平線]さてと、私は歩いている訳ですが。
『あ、ちょっと待って。端っこにある道行ってくれる?』
「いいけど……何があるの?」
『壁の前で呪文を唱えて。私の支配下に入りませんか?って』
なんか物騒な呪文だなぁ……とりあえず唱えるか。
「私の支配下に入りませんか?……ってひゃあ!」
唱えた瞬間、何かが飛び出してきた!?
『エマちゃんエクスカリバー振る!』
「や、[大文字]やぁ![/大文字]」
そしたら、その魔物──今思えばドラゴン(小さい)じゃん──は私を見たかと思えば、急に頬擦りをし始めた。これは安全なの?
「女神様、これ本当に大丈夫?」
『呪文で凶暴じゃなくなったよ』
安全……なのかぁ。あ、乗ってみたいな。
「ドラゴン、乗せてくれる?」
『その前に名前つけた方がいいよ〜』
「名付け!?」
そんな大事な役目、やっていいの?うちの家系、そういうセンスないし。
『え〜、[漢字]八岐大蛇[/漢字][ふりがな]ヤマタノオロチ[/ふりがな]』
「絶対そんな見た目じゃ無い」
『じゃあ[漢字]星竜[/漢字][ふりがな]セイリュウ[/ふりがな]』
「決定!」
蒼いし、漢字から見れば星みたいに綺麗だし……竜ってなんだ?
「ま、まぁ、名前は星竜ね!よろしく!」
すると一鳴き。
『契約完了〜!よかったね』
「……何それ?」
『え?契約だよ。これで完璧な主従関係』
「え……」
勝手に契約されていた。聴けば、名前をつければ契約なんだとか……
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