文字サイズ変更

私の能力『案内人』〜それじゃ、世界救ってきますっ!〜

#1

1話『父と母には似合わない』

「はぁ……」
劣等感。私は日々、それを感じている。なぜって?
勇者と魔法使い、更には世界最強。めちゃくちゃ響きがいいじゃん。父が言うには[明朝体]”チート”[/明朝体]ってやつ。
なら、その娘。強そうじゃない?ぱっと見。でもね……
「エマってさぁ、お父さん勇者なんでしょ?」
「お母さんは全属性魔法師だって言うし……」
「正直言って弱いよねー!」
「見た目も似てないしw」
この有り様。言う通り、私は弱い。
魔術も、剣術も。何もかもが出来ない。
更には見た目も似ていない。勇者の証である[太字]水色の瞳[/太字]、それが私には無かった。精々似てたのは母譲りの黒髪、ただそれだけ。
もう、どうしてこうなったの?神様、酷すぎるよね?両親は神様の御加護を受けている。私にはないの?全てに納得できない。
人に会えば何かを言われる。慣れても、劣等感は収まらない。
外には必要最低限の時しか出ない。仕方なく出たとしたらこの通りだけどね。[水平線]「ただいま……」
家に帰る。
「お帰り、エマ」
私が頼れるのは両親と、その友人。
だけど頼りの母は、冒険に出かけた時に死んでしまった。父は勇者の仕事があるから、あまり時間がない。
「やっぱ、今日も駄目だったか?」
「うん……」
「安心しろ。俺はエマの味方だからな」
その言葉が心に染みる。
「ありがと!お父さん!」
[小文字]「やっぱあいつの子供だし可愛いよな…」[/小文字]
「あいつって?」
「ん?あぁ、エマの母さんの事だよ」
父───その名をマイロと言う───によれば、母はとても良い人だったらしい。
時々暴走しだす食欲バカで、それ以外でも馬鹿みたいなシーンが多かったみたいだけど、父の事を愛していた凄い人、と前聴いたことがある。
[明朝体][斜体]トントン[/斜体][/明朝体]
「あ、また来た」
「そうなの?」

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

まほですっ!前に連載していた『私の『能力・案内人』〜弱いけどこの世界の全ての情報掴んでます〜』のリメイクとなっています〜!いや、うん。前のは色々問題とか?課題とか話の展開がダメだったので……リメイク版もお楽しみくださいませっ!

2024/07/20 11:59

まほ ID:≫rpoi0PiB/Rzt.
続きを執筆
小説を編集
/ 18

コメント
[6]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL