幽霊さんと夏の大冒険
蓮斗視点
運命…?
一瞬、思考が止まった。
蓮「はあ?そういう運命?何言ってんだ?頭でも狂った?」
凛「まさか。伊達に幽霊やってる訳じゃないんだから。」
凛「私は本当のことを言ってるだけ。まぁ、少し説明するね。」
そして簡潔に説明をし出した。
まず、幽霊が見える人=その幽霊の願いを叶える人に選ばれた、ということだと。
なぜその人が選ばれるのかは詳しくはわからないが、主に考えられるのは
その幽霊と深く関わっていた人か、その深く関わっていた人の親族などと考えられるらしい
蓮「いまいち理解できないんだか…。」
凛「まずこの状況を理解できてるんだから大丈夫よ。」
蓮「それはそうなんだけど…。」
凛「ってことで、私の未練叶えるの手伝って。」
蓮「はぁ…お前の未練叶えたら、俺らに何の得があるんだ?」
凛「うーん…いろんな謎が解ける、とか?」
蓮「は?」
凛「例えば〜、私のこととか?」
蓮「お前に興味はない。」
凛「ひど。」
蓮「でもこれじゃあ、未練を叶える手伝いは無理だな。せめてWIN-WINじゃないと。」
凛「…じゃあ、ひとつだけ約束してあげる。」
凛「君たちが絶対に知らないような秘密を教えたげる。」
蓮「例えば?」
凛「君の家族の、所在とか。」
そう言って彼女はニヤリと口角を上げる。
まるで自分の全てを知っているみたいに。
少しずつ自分の顔が青ざめていくのがわかる。
蓮「な、なん、なんでそれを…。」
凛「なんでって?それはね…。」
凛「私は幽霊。どんな空間も通り抜けられる。もちろん、君の心の中もね。」
またおかしなことを言い出した。
気味が悪い、というのはこういう感情なのか。
いや、幽霊だからそれが普通なのだろうか。
凛「最初、君たちに会った時すこーしだけ心の中を覗かせてもらったの。」
凛「とは言ってもほんの少しだけね。そんなに詳細は見ない趣味だから、見てないけど。」
思わず手で口を覆う。
いろんな感情が混ざってどんどん濁っていく。
だけど、不思議なことに昔の記憶を思い出せない。
あんなに悩んでいたのに。
凛「大丈夫だよ、今私の香料で少しは嫌な気持ちを思い出させないようにさせてるから。」
蓮「う…ん、」
その瞬間、ぷつりと視界が暗くなった。
《…あちゃー、香料やりすぎたかな。》
そんな声を聞きながら、地面に倒れた。
蓮「ん…。」
起きると家の天井が目の前にあった。
蓮「俺、何してたんだっけな…。」
たしか…凛華から話を聞いてて…それで倒れて…。
蓮「俺倒れてるやん!!なん、ど、どうやって家に帰ってきたんだ…?」
蓮「…一旦家族に聞いてみるか。」
部屋から出て、階段を降りリビングへ向かう。
だが、家には誰もいないようだ。
蓮「どこ行ったんだ…かあさんは…。」
ふとテーブルに何かが置いてあるのが見えた。
メモだった。
読んでみると、かあさんは1人で外出したらしい。
蓮斗は寝てたから起こせなくて…ごめんね。と書いてあった。
蓮「寝てた…のか。」
蓮「てかあの幽霊マジでなんなんだよ…はぁ。」
今日はどっと疲れた。
蓮「…もいっかい寝よっかな。」
そうして自室に戻った。
運命…?
一瞬、思考が止まった。
蓮「はあ?そういう運命?何言ってんだ?頭でも狂った?」
凛「まさか。伊達に幽霊やってる訳じゃないんだから。」
凛「私は本当のことを言ってるだけ。まぁ、少し説明するね。」
そして簡潔に説明をし出した。
まず、幽霊が見える人=その幽霊の願いを叶える人に選ばれた、ということだと。
なぜその人が選ばれるのかは詳しくはわからないが、主に考えられるのは
その幽霊と深く関わっていた人か、その深く関わっていた人の親族などと考えられるらしい
蓮「いまいち理解できないんだか…。」
凛「まずこの状況を理解できてるんだから大丈夫よ。」
蓮「それはそうなんだけど…。」
凛「ってことで、私の未練叶えるの手伝って。」
蓮「はぁ…お前の未練叶えたら、俺らに何の得があるんだ?」
凛「うーん…いろんな謎が解ける、とか?」
蓮「は?」
凛「例えば〜、私のこととか?」
蓮「お前に興味はない。」
凛「ひど。」
蓮「でもこれじゃあ、未練を叶える手伝いは無理だな。せめてWIN-WINじゃないと。」
凛「…じゃあ、ひとつだけ約束してあげる。」
凛「君たちが絶対に知らないような秘密を教えたげる。」
蓮「例えば?」
凛「君の家族の、所在とか。」
そう言って彼女はニヤリと口角を上げる。
まるで自分の全てを知っているみたいに。
少しずつ自分の顔が青ざめていくのがわかる。
蓮「な、なん、なんでそれを…。」
凛「なんでって?それはね…。」
凛「私は幽霊。どんな空間も通り抜けられる。もちろん、君の心の中もね。」
またおかしなことを言い出した。
気味が悪い、というのはこういう感情なのか。
いや、幽霊だからそれが普通なのだろうか。
凛「最初、君たちに会った時すこーしだけ心の中を覗かせてもらったの。」
凛「とは言ってもほんの少しだけね。そんなに詳細は見ない趣味だから、見てないけど。」
思わず手で口を覆う。
いろんな感情が混ざってどんどん濁っていく。
だけど、不思議なことに昔の記憶を思い出せない。
あんなに悩んでいたのに。
凛「大丈夫だよ、今私の香料で少しは嫌な気持ちを思い出させないようにさせてるから。」
蓮「う…ん、」
その瞬間、ぷつりと視界が暗くなった。
《…あちゃー、香料やりすぎたかな。》
そんな声を聞きながら、地面に倒れた。
蓮「ん…。」
起きると家の天井が目の前にあった。
蓮「俺、何してたんだっけな…。」
たしか…凛華から話を聞いてて…それで倒れて…。
蓮「俺倒れてるやん!!なん、ど、どうやって家に帰ってきたんだ…?」
蓮「…一旦家族に聞いてみるか。」
部屋から出て、階段を降りリビングへ向かう。
だが、家には誰もいないようだ。
蓮「どこ行ったんだ…かあさんは…。」
ふとテーブルに何かが置いてあるのが見えた。
メモだった。
読んでみると、かあさんは1人で外出したらしい。
蓮斗は寝てたから起こせなくて…ごめんね。と書いてあった。
蓮「寝てた…のか。」
蓮「てかあの幽霊マジでなんなんだよ…はぁ。」
今日はどっと疲れた。
蓮「…もいっかい寝よっかな。」
そうして自室に戻った。
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