二次創作
Prologue&短編集!!【現在は短編集のみ】
[明朝体]
[大文字][太字]「あの日、俺は君になりたかった」[/太字][/大文字]
🗣️「 それは嫉妬でもあり、歪んだ憧れでもあった 」
#stpr#stxxx#黄#赤#すれ違い
⇱赤星 莉犬
➴天才になりたい
⇱黄瀬 るぅと
➴馬鹿になりたい
[小文字]~ 莉犬𝚜𝚒𝚍𝚜 ~[/小文字]
先生「またお前かッ」
────赤星ッッ!!!
莉犬「 ごめんなさいッッ ごめんなさいッ [小文字][小文字](泣)[/小文字][/小文字] 」
馬鹿な俺は
いつもいつも誰かに迷惑をかけて怒られる。
父「一体何度言ったら分かるんだ!!!」
母「なんでそんなこともできないの!!」
莉犬「ごめッ...、んなさッ[小文字](泣)[/小文字]」
母「もう喋らないで!!!!」
莉犬「ッ...」
ああ、なんで俺は人に迷惑をかけることしかできないんだろう…。
莉犬「 う、ッ [小文字]ぐすっ…[/小文字] 」
泣くことしかできない俺は
ただのお荷物でしかない。
莉犬( もしも、俺がみんなが驚くほどの天才だったら。
[中央寄せ]──…みんなは俺に優しくしてくれたのかなッ、??[小文字][小文字](泣)[/小文字][/小文字])[/中央寄せ]
同情でもなんでもよかった。
『 そんなことないよ 』
ただ、この言葉を誰かにかけてほしかった。
ありのままの俺でも愛してくれるって言ってほしかった。
周りを見渡しても、誰もいない。
俺を救ってくれるヒーローはどこにもいない。
──…どこにも、居なかったんだ。
☁︎☁︎☁︎
そんな惨めで滑稽な日々を過ごしている中、俺は天才に会った。
るぅと「初めまして!るぅとです!」
どこか幼なげで元気な君は
──────テストはいつも満点に近くて。
────────運動神経も抜群で。
莉犬「いいなぁ…[小文字][小文字](泣)[/小文字][/小文字]」
──────そんな君を、俺は羨ましく見ていた
☁︎☁︎☁︎
ただ、無意識に1人になりたいと思った。
莉犬「 ……… 」
何も考えず、誰もいない屋上へ向かった。
( ガッ、チャン
古くからあるはずの壊りかけの鍵は、
何故だか、いつも以上に生々しく感じた。
[小文字]( ひゅ 〜[/小文字]
風が吹く。
重苦しく、静かな風が。
莉犬「 ……… 」
澄んだ青空。
周りを見渡すけれど
下校時間はとっくに過ぎていて、
俺以外は誰もいない。
莉犬( …このまま、死ねたらいいのに )
[小文字][小文字]( かしゃん[/小文字][/小文字]
小さくフェンスを鳴らして
身体を風に任せる。
下を向けば、何メートルもあるその高さに…思わず驚いてしまった。
莉犬( 屋上って、こんなに高かったんだー… )
そんなどうでもいいことを考えながら
ここで時間を潰そうと思った。
…大体、1時間くらいは経っただろうか。
莉犬( そろそろ、帰らないとヤバいよなぁ… )
そう思いながら、カバンを持って家に帰ろうとする。
( がしゃんッ
後ろから聞こえた大きな物音に驚いて、
思わず、振り向いてしまう自分がいた。
るぅと「 …あれ、?もしかして、先客がいました? 」
奥のドアから現れたのは、あの"天才くん"だった。
莉犬「 なんで、ここに… 」
"天才"がここにくる理由なんて、一つもないはず。
"天才くん"は今頃、
家で家族に褒めてもらってたり、
習い事に行っていたりなど、
忙しくしているだろうとばかり考えていた。
るぅと「 あ─…、なんか死にたいなーって思っちゃって、w」
少し苦笑いしながら言う君は
──俺からしたら、とてつもないほど醜く、そのセリフが残酷に聞こえた。
莉犬「 なんでッ…?天才は生きてるだけで褒められるんだから、死にたいって思わないだろ…?! 」
るぅと「────!!!」
目を見開いて驚く君の表情は
──段々と、スローモーションで歪んでいく。
るぅと「──…天才も、以外と辛いんです」
莉犬「 えッ…? 」
────これは、
天才になりたかった"俺"と
馬鹿になりたかった"天才"との
すれ違いが起きた『 歪んだ憧れ 』の話。
[/明朝体]
[大文字][太字]「あの日、俺は君になりたかった」[/太字][/大文字]
🗣️「 それは嫉妬でもあり、歪んだ憧れでもあった 」
#stpr#stxxx#黄#赤#すれ違い
⇱赤星 莉犬
➴天才になりたい
⇱黄瀬 るぅと
➴馬鹿になりたい
[小文字]~ 莉犬𝚜𝚒𝚍𝚜 ~[/小文字]
先生「またお前かッ」
────赤星ッッ!!!
莉犬「 ごめんなさいッッ ごめんなさいッ [小文字][小文字](泣)[/小文字][/小文字] 」
馬鹿な俺は
いつもいつも誰かに迷惑をかけて怒られる。
父「一体何度言ったら分かるんだ!!!」
母「なんでそんなこともできないの!!」
莉犬「ごめッ...、んなさッ[小文字](泣)[/小文字]」
母「もう喋らないで!!!!」
莉犬「ッ...」
ああ、なんで俺は人に迷惑をかけることしかできないんだろう…。
莉犬「 う、ッ [小文字]ぐすっ…[/小文字] 」
泣くことしかできない俺は
ただのお荷物でしかない。
莉犬( もしも、俺がみんなが驚くほどの天才だったら。
[中央寄せ]──…みんなは俺に優しくしてくれたのかなッ、??[小文字][小文字](泣)[/小文字][/小文字])[/中央寄せ]
同情でもなんでもよかった。
『 そんなことないよ 』
ただ、この言葉を誰かにかけてほしかった。
ありのままの俺でも愛してくれるって言ってほしかった。
周りを見渡しても、誰もいない。
俺を救ってくれるヒーローはどこにもいない。
──…どこにも、居なかったんだ。
☁︎☁︎☁︎
そんな惨めで滑稽な日々を過ごしている中、俺は天才に会った。
るぅと「初めまして!るぅとです!」
どこか幼なげで元気な君は
──────テストはいつも満点に近くて。
────────運動神経も抜群で。
莉犬「いいなぁ…[小文字][小文字](泣)[/小文字][/小文字]」
──────そんな君を、俺は羨ましく見ていた
☁︎☁︎☁︎
ただ、無意識に1人になりたいと思った。
莉犬「 ……… 」
何も考えず、誰もいない屋上へ向かった。
( ガッ、チャン
古くからあるはずの壊りかけの鍵は、
何故だか、いつも以上に生々しく感じた。
[小文字]( ひゅ 〜[/小文字]
風が吹く。
重苦しく、静かな風が。
莉犬「 ……… 」
澄んだ青空。
周りを見渡すけれど
下校時間はとっくに過ぎていて、
俺以外は誰もいない。
莉犬( …このまま、死ねたらいいのに )
[小文字][小文字]( かしゃん[/小文字][/小文字]
小さくフェンスを鳴らして
身体を風に任せる。
下を向けば、何メートルもあるその高さに…思わず驚いてしまった。
莉犬( 屋上って、こんなに高かったんだー… )
そんなどうでもいいことを考えながら
ここで時間を潰そうと思った。
…大体、1時間くらいは経っただろうか。
莉犬( そろそろ、帰らないとヤバいよなぁ… )
そう思いながら、カバンを持って家に帰ろうとする。
( がしゃんッ
後ろから聞こえた大きな物音に驚いて、
思わず、振り向いてしまう自分がいた。
るぅと「 …あれ、?もしかして、先客がいました? 」
奥のドアから現れたのは、あの"天才くん"だった。
莉犬「 なんで、ここに… 」
"天才"がここにくる理由なんて、一つもないはず。
"天才くん"は今頃、
家で家族に褒めてもらってたり、
習い事に行っていたりなど、
忙しくしているだろうとばかり考えていた。
るぅと「 あ─…、なんか死にたいなーって思っちゃって、w」
少し苦笑いしながら言う君は
──俺からしたら、とてつもないほど醜く、そのセリフが残酷に聞こえた。
莉犬「 なんでッ…?天才は生きてるだけで褒められるんだから、死にたいって思わないだろ…?! 」
るぅと「────!!!」
目を見開いて驚く君の表情は
──段々と、スローモーションで歪んでいく。
るぅと「──…天才も、以外と辛いんです」
莉犬「 えッ…? 」
────これは、
天才になりたかった"俺"と
馬鹿になりたかった"天才"との
すれ違いが起きた『 歪んだ憧れ 』の話。
[/明朝体]
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