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Prologue&短編集!!【現在は短編集のみ】

#82

『 愛されているはずなのに 』

[明朝体]

[明朝体]

[大文字][太字]『 愛されているはずなのに 。 』[/太字][/大文字]

#ヒロアカ#轟焦凍

「 愛してる 」

大好きな彼氏に毎日言われるそのセリフ 。

最初は、喜びを表しきれないほど嬉しかった。

「かわいい」も「綺麗」も「大好き」も

顔を少し赤らめて言ってくれるから好きだった。

本当に、大好きだった。





──それなのに。


のん「焦凍〜!!」

焦凍「わりぃ。待たせたな」

のん「んーん!全然っ!!」ニコッ

ふわっと煌びやかに笑うあの子は

私とは正反対の女の子で。

のん「●●ちゃんは大丈夫?」

焦凍「ああ。今日は従兄弟が入院していてそのお見舞いに行くって言っていたから平気だ」

のん「よかった〜!!」

[小文字]「……っ」ギリッ[/小文字]

幼なじみの女の子と浮気していることを知ってしまった。

のん「ねーねー!今日はどこに行く〜?」

そう言いながら、焦凍の腕に手を絡め始めている姿は



────まるで、私に見せつけているかのようだった。

のん「……[小文字](笑)[/小文字]」ニヤ

「──!!!」

その予想は当たっていて、ソイツは確実に私の方を見て嘲笑った。

のん「さっ!早く行こ〜!!」

焦凍「ああ...」

去っていく2人は、本当にお似合いで

──まるで、私が焦凍と付き合ったことが間違いかのように感じられた。

「……っ[小文字](泣)[/小文字]」

その去っていったここには、

怒りと
虚しさと
悲しさと

──今までの思い出しか残らなかった。


[/明朝体]

[/明朝体]

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作者メッセージ

└雪月華はんな

短編集として投稿するのが許可されました!!
またよろしくお願いしま〜す!!

2024/10/29 11:29

雪月華@SS専用 ID:≫905K2bUGI9WHg
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