相性・・・この世にいる生命の能力には、弱点が存在する。
例えば、炎の能力は、水の能力には弱いが自然の能力には強い。
これは、自然現象を基盤にしている。
炎は、水をかければ消えてしまうが、自然物には発火したり、引火したりする。
このような自然の世界の基盤を中心に、能力の相性は構成されている。

俺の能力は氷、相手の能力は少し炎を混じらせている。
あいつがちょっとやそっとの炎を出そうが、俺は凍らせることが出来る。
獣「ゔうぅ・・・・ぅゔゔぁああああ！！！」
やつが予想通り炎を出してきた。
ちゃっちい炎だ。
飯盛「ふっ、甘いんだよ！」
右手から冷気を出し、炎を打ち消す。
獣「ゔう！？」
飯盛「そうだよなぁ。びっくりしたよなぁ！だがっ！」
すぐに技を撃つ。
飯盛「人を喰ってんだぁ、覚悟しろよ！！」
ここで、龍鬼の世代の中学３年初の、［名前］を決められた「技」を出す。
飯盛「氷流、氷出！」
右手でかざした地面の部分から、相手の獣に向かって氷の小さい山のような形が連続で放出した。
獣「ゔああああぁああぁ！！！」
すかさず相手は〔核〕を破壊され、徐々に消滅していった。
生徒全員が目を見開いていた。
教頭が少し硬直した後、口を開いた。
「えぇー・・飯盛龍鬼、試験合格・・。」
少し緊張はあったが、安心した。
翼「ふぅー、怖かった〜！」
鍊「意外に弱いのか？Level4って。僕にはそう見えた。」
芽依「あんたたち、余裕ね。」
そんな雑談が聞こえる。
「えぇー、次は大山鍊、だね。」
大山鍊がすぐにでた。
飯盛「頑張れよ。鍊」
鍊「あぁ、君より早く終わるかもね。」
自信満々に鍊は言い放った。
まず、鍊は魔導書を開いた。
鍊「えぇー、どうしよう・・これでいいや。」
鍊は本物の石像をその場に出した。
「おぉーー、素晴らしい。次は、この新しい獣だ。」
目の前に現れたのは、鳥型の獣。
飯盛「お、新しいやつか。羽がついてるかr・・え？」
気づけばそいつが消えていた。
どこ行った？
「あれ？今の獣は・・」
鍊「あ、僕が消しました。」
翼「おーおー、エネルギー結構消費したじゃなーい。」
芽依「え、どう言うこと？」
飯盛「なるほど・・・そういうことか。」
魔導書・・・使えるのか。


禁断術を。