めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】
side そらねこ
「、、、ん、ふぁわ〜っ。...あれぇ。朝かな。お昼かと思ったのに。」
朝は嫌い。だって、僕があの時目を覚ましてしまったのが朝だったから。こんな事考えたくない、眠たいなどといつもは思うだろうが、朝からこんなに不快になって再度眠れるわけがない。
「あぁ、もう。」
とてつもなく面倒臭く、やる気もないが仕方がなく僕はリビングへと朝食を食べに行く事にした。がちゃり、と扉を開けるともうすでにみんな起きているようだ。
「みんな〜。おはよ〜。」
明るく軽く挨拶をすると、近くにいたKAITOさんが「おぉ、そらくん。朝起きたんだな、えらいぞ。」と僕の頭を優しく撫でる。
「うるさいなぁ、子供扱いしないでよぉ。」
「悪いw。」
あまり悪びれている様子はないが、怒ったって無駄というものだろう。そのままKAITOさんをスルーして、僕は●●さんがいるダイビングの方へと向かっていった。
「あ、そらくん。めずらしいね、朝起きるの。ご飯冷めちゃったけど食べる?」
「●●さんがあーんしてくれたら食べる。」
少しからかうつもりでに言ったのだが、●●さんは照れるでもなく、怒るでもなく、ただ僕のイタズラに従うのみだった。
「えぇいいよ〜。」
ただの同居人にあーんとか、出来るものなのだろうか?まあ、思い通りに進んだのだし、よしとしておこう。疑問が解けず少しばかり心残りだが。
「はいあーん。」
「パクッ うわぁ、おいしい...!」
「そう?よかった。」
他の同居人達からの視線を感じる。これは勘なんかじゃない、完全なる確信だ。ジロジロと五人が見つめてくるため、まあまあ居心地が悪い。
「あ、○○ごめん〜。ちょっとだけそらくん借りるね?」
なろ屋さんに僕は腕を引っ張られる。今から何か酷い事でもされるのか?と考えると体が強張る。そして、●●さんから少し離れた場所まで連れてこられた。
「ねぇ、そらちゃん。もしかして男の子だって言ってない?」
もう、気付かれてしまったようだ。これならいくらでも●●さんと近付けると思ったのに、折角の機会が壊されたような気がしてどんどんと腹が立ってくる。
「...言ってませんけど。」
少しむすっとして言う。だけれど、なろ屋さんはどこ吹く風のように僕に注意を施した。
「今すぐ言って。○○は女の子だって認識して普通にバリバリの男にあーんしてるんだから。○○が可哀想でしょ。」
●●さんはそこまで考えていないような気もするし、なんなら心の中で少しばかりくすくす笑いながら、不服ながらも大人しく承諾した。
「●●さん〜。」
「戻ってきたんだねっ。どうしたの?」
「僕ね〜、男なんだ〜。」
「.......え?」
やっぱり、気付いていなかった。いや、もしかしたら気付いていたのかもしれないが、●●さんは鈍感だ。そういう事はないに等しいだろう。●●さんはきっと、制服姿の僕を見ても男装しているだけだと思い込んでいたんだろう。
「ごめんね〜。」
「そ、そうなんですかっ!?」
あわあわと慌てながら先ほどの行動を後悔でもしているのだろうか。だけれど今更遅い。
「あぁ〜っ。ほら。僕が男だってわかって敬語になるしよそよそしくなるし〜。」
少しいじってみるものの、慌てという感情の方が勝ったのか●●さんは「や、あの別にそういうわけじゃ...。」と俯いている。やっぱりなろ屋さんは計算していた。誰にも抜け駆けをさせんと言わんばかりに。●●さんに最初に会って、話をし合った仲だからこそ行動がまるっきり分かるのかもしれない。そもそも●●さんの行動自体予測しやすいが。
「あの、じゃあ。お部屋戻りますねっ...。」
やっぱりなろ屋さんの言葉なんて無視すればよかった、と後悔してももう意味なんてない。●●さんに僕という存在を意識させる為に、照れてそのままこの場から去ろうと背を向けた●●さんの背中にがばり、と僕は抱きついた。いわゆるバックハグというものだろう。
「だーめっ。」
「行かないでよ、僕の●●♡」
耳元でそう囁くと、●●さんの顔がみるみるうちに赤くなってゆく。
「えっいや...私別に誰のものでもありませんけどっ。」
そうやって照れ隠ししても僕にはお見通し。だが、●●さんはまだ分からないのか振り払おうとする。そして、僕はものすごいやらかしをしてしまったと、後に後悔する事となる。
「そらちゃん。許さないよ。」🤍
「そらねこ、覚悟できてんなぁ。」💙
「そらちゃん...」💜
「...」❤
「そらちゃん。いけそ?」💛
みんなからの視線が痛い。そしてなんとなく本能で察せる。嫉妬に狂った者達が1番怖いと。人の目がある場所で、しかもこの人達の目の前でハグした事を後悔しつつ今自分の身が危険に晒されている事を悟った。
「ごめんね〜!www。」
笑いながらバックハグの姿勢から変わり、そのまま●●の手を引っ張って僕は自室に連れて行く。頭が混乱している●●は抵抗することも出来ずに僕に連れられるのみだった。
「そ、そらくん、!?」
僕は強制的に●●を自分の部屋へと持ち帰った。この後、同居人達にたっぷりお仕置きされたのは言うまでもないであろう。
「、、、ん、ふぁわ〜っ。...あれぇ。朝かな。お昼かと思ったのに。」
朝は嫌い。だって、僕があの時目を覚ましてしまったのが朝だったから。こんな事考えたくない、眠たいなどといつもは思うだろうが、朝からこんなに不快になって再度眠れるわけがない。
「あぁ、もう。」
とてつもなく面倒臭く、やる気もないが仕方がなく僕はリビングへと朝食を食べに行く事にした。がちゃり、と扉を開けるともうすでにみんな起きているようだ。
「みんな〜。おはよ〜。」
明るく軽く挨拶をすると、近くにいたKAITOさんが「おぉ、そらくん。朝起きたんだな、えらいぞ。」と僕の頭を優しく撫でる。
「うるさいなぁ、子供扱いしないでよぉ。」
「悪いw。」
あまり悪びれている様子はないが、怒ったって無駄というものだろう。そのままKAITOさんをスルーして、僕は●●さんがいるダイビングの方へと向かっていった。
「あ、そらくん。めずらしいね、朝起きるの。ご飯冷めちゃったけど食べる?」
「●●さんがあーんしてくれたら食べる。」
少しからかうつもりでに言ったのだが、●●さんは照れるでもなく、怒るでもなく、ただ僕のイタズラに従うのみだった。
「えぇいいよ〜。」
ただの同居人にあーんとか、出来るものなのだろうか?まあ、思い通りに進んだのだし、よしとしておこう。疑問が解けず少しばかり心残りだが。
「はいあーん。」
「パクッ うわぁ、おいしい...!」
「そう?よかった。」
他の同居人達からの視線を感じる。これは勘なんかじゃない、完全なる確信だ。ジロジロと五人が見つめてくるため、まあまあ居心地が悪い。
「あ、○○ごめん〜。ちょっとだけそらくん借りるね?」
なろ屋さんに僕は腕を引っ張られる。今から何か酷い事でもされるのか?と考えると体が強張る。そして、●●さんから少し離れた場所まで連れてこられた。
「ねぇ、そらちゃん。もしかして男の子だって言ってない?」
もう、気付かれてしまったようだ。これならいくらでも●●さんと近付けると思ったのに、折角の機会が壊されたような気がしてどんどんと腹が立ってくる。
「...言ってませんけど。」
少しむすっとして言う。だけれど、なろ屋さんはどこ吹く風のように僕に注意を施した。
「今すぐ言って。○○は女の子だって認識して普通にバリバリの男にあーんしてるんだから。○○が可哀想でしょ。」
●●さんはそこまで考えていないような気もするし、なんなら心の中で少しばかりくすくす笑いながら、不服ながらも大人しく承諾した。
「●●さん〜。」
「戻ってきたんだねっ。どうしたの?」
「僕ね〜、男なんだ〜。」
「.......え?」
やっぱり、気付いていなかった。いや、もしかしたら気付いていたのかもしれないが、●●さんは鈍感だ。そういう事はないに等しいだろう。●●さんはきっと、制服姿の僕を見ても男装しているだけだと思い込んでいたんだろう。
「ごめんね〜。」
「そ、そうなんですかっ!?」
あわあわと慌てながら先ほどの行動を後悔でもしているのだろうか。だけれど今更遅い。
「あぁ〜っ。ほら。僕が男だってわかって敬語になるしよそよそしくなるし〜。」
少しいじってみるものの、慌てという感情の方が勝ったのか●●さんは「や、あの別にそういうわけじゃ...。」と俯いている。やっぱりなろ屋さんは計算していた。誰にも抜け駆けをさせんと言わんばかりに。●●さんに最初に会って、話をし合った仲だからこそ行動がまるっきり分かるのかもしれない。そもそも●●さんの行動自体予測しやすいが。
「あの、じゃあ。お部屋戻りますねっ...。」
やっぱりなろ屋さんの言葉なんて無視すればよかった、と後悔してももう意味なんてない。●●さんに僕という存在を意識させる為に、照れてそのままこの場から去ろうと背を向けた●●さんの背中にがばり、と僕は抱きついた。いわゆるバックハグというものだろう。
「だーめっ。」
「行かないでよ、僕の●●♡」
耳元でそう囁くと、●●さんの顔がみるみるうちに赤くなってゆく。
「えっいや...私別に誰のものでもありませんけどっ。」
そうやって照れ隠ししても僕にはお見通し。だが、●●さんはまだ分からないのか振り払おうとする。そして、僕はものすごいやらかしをしてしまったと、後に後悔する事となる。
「そらちゃん。許さないよ。」🤍
「そらねこ、覚悟できてんなぁ。」💙
「そらちゃん...」💜
「...」❤
「そらちゃん。いけそ?」💛
みんなからの視線が痛い。そしてなんとなく本能で察せる。嫉妬に狂った者達が1番怖いと。人の目がある場所で、しかもこの人達の目の前でハグした事を後悔しつつ今自分の身が危険に晒されている事を悟った。
「ごめんね〜!www。」
笑いながらバックハグの姿勢から変わり、そのまま●●の手を引っ張って僕は自室に連れて行く。頭が混乱している●●は抵抗することも出来ずに僕に連れられるのみだった。
「そ、そらくん、!?」
僕は強制的に●●を自分の部屋へと持ち帰った。この後、同居人達にたっぷりお仕置きされたのは言うまでもないであろう。
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