めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】
side そらねこ
背伸びをすると、先ほどまで握っていたゲームのコントローラーが目に映る。今の時刻は10時ほど。まだ寝れるではないか。
「うぅっ〜ん、眠たぁい.....」
背伸びをすれば眠気が吹っ飛ぶ、とどこの誰かが言っていたような気がするが、少しもそんなことはない。そう考え込みながら時を過ごしていると、こんこんこん、とドアを誰かがノックした。○○かもしれない、と思うと眠気がまるでさっきまでなかったかのようになくなる。自分の眠気を吹っ飛ばす方法は○○だとわかり、期待に心躍らせドアを開けた。
「そらちゃん、起きてる?」
テンションが最高潮だったというのに、僕をどん底に突き落としたのはかもめさん。ドアの目の前に立っており、○○じゃないと気付いた僕は誰が見ても明らかなようにテンションがさがる。
「起きてるよ、なに?」
「○○、家もう出るけどあいさつしないの?」
「は...?家出るってなに...?」
僕の顔が引きつった。もしかして、○○もどこかに行ってしまうのだろうかと思うと心臓がばくばくと破裂してしまいそうなほど大きく音を立てて鼓動する。
「そらちゃん言ってなかったっけ?○○、今日から2日、友達の家に泊まるんだって。」
僕が考えすぎで、どこかに行ってしまわないというのはとても嬉しいことだが、あまり我が家の○○をよそに行かせたくない。うちの大切な○○。また連れ去られてしまうのを僕は極度に恐れていた。
「友達....?それ、もしかして赤咲夜瑠...?」
「あぁ、どうもそうらしい。でも、こっちにとっても好都合な事でもあるから、止めはしてない。.......で?○○家出るけど、会わなくていいの?」
好都合、という言葉に引っ掛かりを覚えるが、そんなもの今は考えていられない。考えごとで見送りに行くということがすっかり頭から抜けていた僕は、はっとして叫んだ。
「い、行くしっ!」
急ぎすぎでひゅん、という風を切る音が聞こえる。そして僕はかもめさんを横切り急いで○○がいるであろう玄関へと足を運ばせた。
「○○〜!」
「あっ、そらくん!どうしたの?寝てなくて大丈夫?」
今日も寝てない僕のことを心配してくれる○○が可愛らしい。胸がキきゅんきゅん高鳴りながら僕は周りを見渡す。
「違う、違う。○○の見送りにきたの!ってかあれ、みんなは?」
いつも誰か1人は○○の近くにおりうろちょろしているみんながいないことを不信感を抱き、○○に質問すると曰く、「あ、なんか防犯器具買いに行く、って言ってたような....」という驚きの返事が返ってきた。
「っ、ぼ、防犯器具...!?」
心の中で僕は笑う。防犯器具がなくとも圧倒的は独占欲と団結力で無理やり奪い返してきたというのに、今更そんなものが必要なのかすらわからない。
「いらないんじゃない?ってなろ屋さんには言ったんだけど...行くって聞かなくて」
「そぉなんだっ....www」
出来るだけ普通に話したいというのに、どうしたっておかしくておかしくて笑いが止まらない。おなかが痛くなるほど笑いつくした直後、僕はある違和感に気づいた。
「あのさ、めちゃくちゃ今更なんだけど、○○って、僕のことだけ君付けで呼ぶし、敬語じゃないよね?」
「え....!?あっ、たしかに....」
「ねねっ。どーして?」
どうしようか、にやにやが止まらない。口角をさげて普通に会話したい。だというのに、もう笑いすぎで嬉しいと面白い、可愛いより、つらいと痛みが勝っている。
「しょ、初日にそらくんが、私がそらねこさんって呼んだらそらくんって呼んでっていうから今そらくんって呼んでて、敬語は...一緒で、敬語もやめてって言うから....」
そんなこと言った僕は覚えていないが、○○は律儀に覚えていたらしい。○○が呼びたくて読んでいるのかと思えば、僕が強制させていたと知りなんだか申し訳ない気持ちと○○がちゃんと言ってくれないという悲しい気持ちがある。さすがに、○○に『そらくん』を強制させ呼ばせたくない。
「○○〜、僕前に無理言っちゃったのかもしれないけど、別にそらねこさんでいいし、敬語でもいいよ?」
強要するぐらいなら断然こちらの方が幸せだ。だが○○は首を横に振る。僕は以外で、少しの間反応がなくなってしまう。
「あ.......。ううん。私は、そらくんって呼びたいし、敬語じゃなくていいかな、って思ってる。」
「えっ!?どうして!?」
最初聞いた時は嘘だろうと思ってしまったが、○○の様子を見ていると到底嘘だと思えなかった。
「私......1番最後にこの家に入ってきたし、仲良くなれる人いるかな、って思ってたんだけど....こんなふうに君付けで呼んでいい、って言ってくれる人がいて嬉しかったから...それに敬語もなしでいいって言ってくれたんだよ?嬉しかったなぁ。」
そんな風に思ってくれていたのかと思うと、心が通じ合ったようでとても嬉しいと同時に、○○らしく可愛い思いがあふれてくる。
「でも、じゃあなんでなろ屋さんたちのことは敬語だし君付けしてないの?」
僕が純粋に疑問を投げつけると、○○は目を伏せる。そして、少し難しそうに○○はつぶやいた。
「め、迷惑かなって....。私なんかが君付けで呼べる資格ないし、敬語はもうクセみたいなものだから...」
「へー...まっ、それは僕にとって好都合だけど♡」 ギュッ
「わっ...!?」
「ずっと大好き♡」
この直後に玄関のドアが開き防犯器具を買って帰ってきたみんなが、嫉妬の鬼となり○○を独り占めした僕を驚くほど稲妻を落とされ叱られるだなんて今は知らない。だが、こんなに○○に甘えられたのだから後悔はちっともしていなかった。
背伸びをすると、先ほどまで握っていたゲームのコントローラーが目に映る。今の時刻は10時ほど。まだ寝れるではないか。
「うぅっ〜ん、眠たぁい.....」
背伸びをすれば眠気が吹っ飛ぶ、とどこの誰かが言っていたような気がするが、少しもそんなことはない。そう考え込みながら時を過ごしていると、こんこんこん、とドアを誰かがノックした。○○かもしれない、と思うと眠気がまるでさっきまでなかったかのようになくなる。自分の眠気を吹っ飛ばす方法は○○だとわかり、期待に心躍らせドアを開けた。
「そらちゃん、起きてる?」
テンションが最高潮だったというのに、僕をどん底に突き落としたのはかもめさん。ドアの目の前に立っており、○○じゃないと気付いた僕は誰が見ても明らかなようにテンションがさがる。
「起きてるよ、なに?」
「○○、家もう出るけどあいさつしないの?」
「は...?家出るってなに...?」
僕の顔が引きつった。もしかして、○○もどこかに行ってしまうのだろうかと思うと心臓がばくばくと破裂してしまいそうなほど大きく音を立てて鼓動する。
「そらちゃん言ってなかったっけ?○○、今日から2日、友達の家に泊まるんだって。」
僕が考えすぎで、どこかに行ってしまわないというのはとても嬉しいことだが、あまり我が家の○○をよそに行かせたくない。うちの大切な○○。また連れ去られてしまうのを僕は極度に恐れていた。
「友達....?それ、もしかして赤咲夜瑠...?」
「あぁ、どうもそうらしい。でも、こっちにとっても好都合な事でもあるから、止めはしてない。.......で?○○家出るけど、会わなくていいの?」
好都合、という言葉に引っ掛かりを覚えるが、そんなもの今は考えていられない。考えごとで見送りに行くということがすっかり頭から抜けていた僕は、はっとして叫んだ。
「い、行くしっ!」
急ぎすぎでひゅん、という風を切る音が聞こえる。そして僕はかもめさんを横切り急いで○○がいるであろう玄関へと足を運ばせた。
「○○〜!」
「あっ、そらくん!どうしたの?寝てなくて大丈夫?」
今日も寝てない僕のことを心配してくれる○○が可愛らしい。胸がキきゅんきゅん高鳴りながら僕は周りを見渡す。
「違う、違う。○○の見送りにきたの!ってかあれ、みんなは?」
いつも誰か1人は○○の近くにおりうろちょろしているみんながいないことを不信感を抱き、○○に質問すると曰く、「あ、なんか防犯器具買いに行く、って言ってたような....」という驚きの返事が返ってきた。
「っ、ぼ、防犯器具...!?」
心の中で僕は笑う。防犯器具がなくとも圧倒的は独占欲と団結力で無理やり奪い返してきたというのに、今更そんなものが必要なのかすらわからない。
「いらないんじゃない?ってなろ屋さんには言ったんだけど...行くって聞かなくて」
「そぉなんだっ....www」
出来るだけ普通に話したいというのに、どうしたっておかしくておかしくて笑いが止まらない。おなかが痛くなるほど笑いつくした直後、僕はある違和感に気づいた。
「あのさ、めちゃくちゃ今更なんだけど、○○って、僕のことだけ君付けで呼ぶし、敬語じゃないよね?」
「え....!?あっ、たしかに....」
「ねねっ。どーして?」
どうしようか、にやにやが止まらない。口角をさげて普通に会話したい。だというのに、もう笑いすぎで嬉しいと面白い、可愛いより、つらいと痛みが勝っている。
「しょ、初日にそらくんが、私がそらねこさんって呼んだらそらくんって呼んでっていうから今そらくんって呼んでて、敬語は...一緒で、敬語もやめてって言うから....」
そんなこと言った僕は覚えていないが、○○は律儀に覚えていたらしい。○○が呼びたくて読んでいるのかと思えば、僕が強制させていたと知りなんだか申し訳ない気持ちと○○がちゃんと言ってくれないという悲しい気持ちがある。さすがに、○○に『そらくん』を強制させ呼ばせたくない。
「○○〜、僕前に無理言っちゃったのかもしれないけど、別にそらねこさんでいいし、敬語でもいいよ?」
強要するぐらいなら断然こちらの方が幸せだ。だが○○は首を横に振る。僕は以外で、少しの間反応がなくなってしまう。
「あ.......。ううん。私は、そらくんって呼びたいし、敬語じゃなくていいかな、って思ってる。」
「えっ!?どうして!?」
最初聞いた時は嘘だろうと思ってしまったが、○○の様子を見ていると到底嘘だと思えなかった。
「私......1番最後にこの家に入ってきたし、仲良くなれる人いるかな、って思ってたんだけど....こんなふうに君付けで呼んでいい、って言ってくれる人がいて嬉しかったから...それに敬語もなしでいいって言ってくれたんだよ?嬉しかったなぁ。」
そんな風に思ってくれていたのかと思うと、心が通じ合ったようでとても嬉しいと同時に、○○らしく可愛い思いがあふれてくる。
「でも、じゃあなんでなろ屋さんたちのことは敬語だし君付けしてないの?」
僕が純粋に疑問を投げつけると、○○は目を伏せる。そして、少し難しそうに○○はつぶやいた。
「め、迷惑かなって....。私なんかが君付けで呼べる資格ないし、敬語はもうクセみたいなものだから...」
「へー...まっ、それは僕にとって好都合だけど♡」 ギュッ
「わっ...!?」
「ずっと大好き♡」
この直後に玄関のドアが開き防犯器具を買って帰ってきたみんなが、嫉妬の鬼となり○○を独り占めした僕を驚くほど稲妻を落とされ叱られるだなんて今は知らない。だが、こんなに○○に甘えられたのだから後悔はちっともしていなかった。
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