めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】
side kamome
「かもめん、聞いてきたよ。」
「早かったな、ありがと」
「........で?なんで僕に頼んだの?」
俺は、かいにゃんに夜瑠のことをまるでただただ疑問を晴らすように、ただの質問のように訊いてくることをなろぴに頼み込んでいた。
「.......俺が直接かいにゃんに聞いたら、絶対かいにゃんなんか隠すようなことするだろ?だから。」
「あぁそう」と冷淡につぶやいた後、その調子でまた訊いてきた話や色々の内容を感情が全く混じっていないような冷静な声色で話始める。
「で、聞いてきたことね。大きなこと自体は聞けなかったんだけど...。1つ目。形式上、夜瑠さんはかいてぃーとかもめんの義理の姉になること。2つ目。夜瑠さんは、かいてぃーとも義理のきょうだい。かもめんとも、義理、って関係になる。...って、言ってること同じか...w」
最後の嘲笑うような声は聞こえなかったことにし、ここまでなろぴから話され、不安感を覚えないはずがなかった。
「かもめん.....。夜瑠さんについて、なんか知ってるね...?」
俺はしっかりと知っている。単刀直入に言ってしまえば、夜瑠は様々な人々を繋ぐピースとなる人物だということ。いわゆるキーパーソン、というものだろう。
「別に、話せとは言わないけど、いつか、話してね...?」
言葉を少々飲み込んだ後、俺は決意をしてなろぴを見つめる。
「.........いや、なろぴ。今.....話す...。」
そして俺は、いろんなことを赤裸々に話した。
「.....まぁ簡単に言うと、夜瑠が繋がっているのは、俺とかいにゃんだけじゃない。.....そらちゃんが、俺の知っている今のところの繋がっている人物だ。」
「え、そ、そらちゃん....?」
なろぴは意外だと言わんばかりに目を丸くする。そのなろぴを気にせず、俺は「あぁ。そらちゃんの家計、どんなのか知ってるか...? そらちゃんって、元・総理大臣の孫らしいんだ。...........もちろん、狙われることだってある。ま、そう考えると両親がそらちゃんを捨てたのも納得だ。だって、自分たち以外の身をプロの殺し屋なんかから守るなんてできないから。」と語る。
「そう、なんだ....。」
不安そうになろぴはそうつぶやいた。それを気にする暇もなく、俺は畳み掛けるようにまた真実を語った。
「で、だ。こっから、夜瑠が交わってくる。風の噂で聞いたが、そらちゃんの母親が死んだらしい。理由は、殺しだ。後をつけられているのに気づかないで殺されたらしい。その母親を殺した人が、夜瑠の父親...いわゆる、俺の父親でもある存在が、殺したらしい。理由は知らないが。」
「え.....。そらちゃんの母親、死んだんだ。ま、別にそらちゃんを捨てた存在だからどうでもいいけど。てか、じゃあ今夜瑠さんはどうやって生活してるの?」
不安そうな声色で話すなろぴの顔には、抑えきれないような苦悩と目を伏せて片腕を掴むという仕草をしてまだ話をおとなしく聞いている。
「それだ、問題は。俺もわからない。現に俺の父親がなんの仕事をしていて、どれだけの遺産があったかなんて全くわからない。でも、今○○と夜瑠関わりが持てていたんだから、生活を続けられているのだけは確かなんだ。」
「かもめんとかいてぃー....特にかもめんは絶対知っておいた方がいいね...。でも、探りを入れられるのって....」
なろぴは、このことをできるだけ話したくないのか唇を噛んで、自分と葛藤しているようだった。そして、決意を固めたなろぴは一呼吸置き、目を逸らしながら微かな声で俺に囁く。
「○○、だけなんだ.....」
このことを果たしてなろぴに話してしまって良かったのだろうか、と疑問のような言い表せないもやりとした感覚が広がると同時に、話す必要はなかったと後々後悔するだろうと、頭が痛くなるほど様々な感情が混ざり合い、頭の整理が全くつかない。だが、たったひとつだけは確信を得ている。
夜瑠はきっと、難関なパズルのピースとなり他のピースを繋ぐものとなっているのはそらちゃん、俺、かいにゃん以外にもいるだろうということは。
「かもめん、聞いてきたよ。」
「早かったな、ありがと」
「........で?なんで僕に頼んだの?」
俺は、かいにゃんに夜瑠のことをまるでただただ疑問を晴らすように、ただの質問のように訊いてくることをなろぴに頼み込んでいた。
「.......俺が直接かいにゃんに聞いたら、絶対かいにゃんなんか隠すようなことするだろ?だから。」
「あぁそう」と冷淡につぶやいた後、その調子でまた訊いてきた話や色々の内容を感情が全く混じっていないような冷静な声色で話始める。
「で、聞いてきたことね。大きなこと自体は聞けなかったんだけど...。1つ目。形式上、夜瑠さんはかいてぃーとかもめんの義理の姉になること。2つ目。夜瑠さんは、かいてぃーとも義理のきょうだい。かもめんとも、義理、って関係になる。...って、言ってること同じか...w」
最後の嘲笑うような声は聞こえなかったことにし、ここまでなろぴから話され、不安感を覚えないはずがなかった。
「かもめん.....。夜瑠さんについて、なんか知ってるね...?」
俺はしっかりと知っている。単刀直入に言ってしまえば、夜瑠は様々な人々を繋ぐピースとなる人物だということ。いわゆるキーパーソン、というものだろう。
「別に、話せとは言わないけど、いつか、話してね...?」
言葉を少々飲み込んだ後、俺は決意をしてなろぴを見つめる。
「.........いや、なろぴ。今.....話す...。」
そして俺は、いろんなことを赤裸々に話した。
「.....まぁ簡単に言うと、夜瑠が繋がっているのは、俺とかいにゃんだけじゃない。.....そらちゃんが、俺の知っている今のところの繋がっている人物だ。」
「え、そ、そらちゃん....?」
なろぴは意外だと言わんばかりに目を丸くする。そのなろぴを気にせず、俺は「あぁ。そらちゃんの家計、どんなのか知ってるか...? そらちゃんって、元・総理大臣の孫らしいんだ。...........もちろん、狙われることだってある。ま、そう考えると両親がそらちゃんを捨てたのも納得だ。だって、自分たち以外の身をプロの殺し屋なんかから守るなんてできないから。」と語る。
「そう、なんだ....。」
不安そうになろぴはそうつぶやいた。それを気にする暇もなく、俺は畳み掛けるようにまた真実を語った。
「で、だ。こっから、夜瑠が交わってくる。風の噂で聞いたが、そらちゃんの母親が死んだらしい。理由は、殺しだ。後をつけられているのに気づかないで殺されたらしい。その母親を殺した人が、夜瑠の父親...いわゆる、俺の父親でもある存在が、殺したらしい。理由は知らないが。」
「え.....。そらちゃんの母親、死んだんだ。ま、別にそらちゃんを捨てた存在だからどうでもいいけど。てか、じゃあ今夜瑠さんはどうやって生活してるの?」
不安そうな声色で話すなろぴの顔には、抑えきれないような苦悩と目を伏せて片腕を掴むという仕草をしてまだ話をおとなしく聞いている。
「それだ、問題は。俺もわからない。現に俺の父親がなんの仕事をしていて、どれだけの遺産があったかなんて全くわからない。でも、今○○と夜瑠関わりが持てていたんだから、生活を続けられているのだけは確かなんだ。」
「かもめんとかいてぃー....特にかもめんは絶対知っておいた方がいいね...。でも、探りを入れられるのって....」
なろぴは、このことをできるだけ話したくないのか唇を噛んで、自分と葛藤しているようだった。そして、決意を固めたなろぴは一呼吸置き、目を逸らしながら微かな声で俺に囁く。
「○○、だけなんだ.....」
このことを果たしてなろぴに話してしまって良かったのだろうか、と疑問のような言い表せないもやりとした感覚が広がると同時に、話す必要はなかったと後々後悔するだろうと、頭が痛くなるほど様々な感情が混ざり合い、頭の整理が全くつかない。だが、たったひとつだけは確信を得ている。
夜瑠はきっと、難関なパズルのピースとなり他のピースを繋ぐものとなっているのはそらちゃん、俺、かいにゃん以外にもいるだろうということは。
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