めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】
side KAITO
のっきたんが魔国に帰ってしまってから、約1週間。流石にそろそろ気持ちの整理をつけよう、ということでみんなも俺ものっきたんがいなくなってすぐのころより、だいぶ明るくなれた。
「あっ、かいとさんっ。今日も手伝ってくれるんですか?」
○○がそう明るく尋ねてくる。水色の髪を靡かせ台所に立つ彼女は、相変わらず美しく可愛らしい、と思ってしまう。
「ああ。暇だしな」
「えと、今日豚汁メインにいこうかな、って思ってるので、とりあえずみそ、といておいてくれますか?」
「あぁ、まかせとけ」
俺はいつも、○○の料理を手伝っていた。俺は、言ってしまうと朝が弱い。だが、夜は強くいわゆる夜型人間。朝は手伝えないが、その分夜は○○の料理を手伝っている。朝は話に聞いたが、サムライが手伝っているらしい。夜は俺の担当。たまに、そらくんが気まぐれで手伝っている。そらくんはいつも夜更かしし、ゲームをしているあたりここにいる人間で最も夜に強いと、俺は予測していた。
「わ、かいとさん上手ですねっ。私の代わりにやってもらいたいくらいです...!」
○○が俺が料理をしている様をじろりと見つめる。
「おだててもなにも出ないぞ...?.....あと、○○の方が料理はうまい。」
「そうですか〜?」と○○は首を傾げ、すぐさま料理に戻った。だが、俺も料理の腕には少しばかり自信がある。小さいころ、親父がどこかのコック長で、その影響で料理だけはまともに教え込まれていた。だが、当たり前のように俺の料理の腕は○○以下だが。
「かいてぃー。ちょっと。」
どこからか声がする。なろっちが廊下から手招きをし、こちらに来いと言っていた。俺は何かと思い、1度料理を中断しなろっちの元へ向かう。
「どうした、なろっち。」
なろっちは眉を顰めながら少し躊躇するような声色で俺に尋ねた。
「あ、のさ。前に赤咲夜瑠、って子の話、してくれたよね...?あの子...かいてぃーの義理の姉、って認定であってるよね?」
いきなり、なろっちの目つきが真剣になる。その姿に、少し肩がびくりと跳ねた。
「あぁ、多分あってるはずだ...」
そして、なろっちはその瞳のままもう1つ俺に尋ねる。
「もう一つ、聞くね。.....夜瑠さんは、かもめんと本当のきょうだい、なの...?」
思いがけず、なろっちは俺のふいをついてきた。少し戸惑い、言葉に迷った後、口を開く。
「.....いや、そういうわけじゃないと思う。夜瑠はかもめんの父親と俺の母親の子。かもめんはかもめんの父親と母親の子。だから....実質、夜瑠には本当のきょうだいがいないことになるな」
「そう、なんだ....。わかった、ありがとう。」
なろっちは自室へふらふらと戻っていった。なろっちはずっと無表情無感情気味で、真剣さが感じられている。それがなんだか、胸に残っていた。そして、あれは結局何だったのだろうか。きっと、ただの確認に過ぎないのだろう。そして、話が終わり俺は急いで○○の元へ歩いた。○○が俺の方をちらりと見る。
「あ、ごめんなさい、かいとさん。いなかったので先に作っちゃいました...」
これだけで謝ってしまうなんて、なんだか純粋すぎるというか、責任感が強すぎるような気がしてしまう。相変わらず今日も可愛いと思いながら、俺はフォローを行った。
「そんなことで謝らなくていいぞ。てか、今日もうまそうだなっ。」
笑顔で優しくにっこりと笑うと、○○もそのような笑顔で「そうですかっ?ありがとうございますっ!」と微笑みかける。○○が女神と発覚してから、なんだか○○が○○でなくなってしまったような気がしていた。だが、○○は女神になっても調子に乗ることもなく、腰が低い態度でいつも優しく接してくれる。大好きな○○、中身はどこも変わっていないと思うと、安心してしまう俺がいる。
のっきたんが魔国に帰ってしまってから、約1週間。流石にそろそろ気持ちの整理をつけよう、ということでみんなも俺ものっきたんがいなくなってすぐのころより、だいぶ明るくなれた。
「あっ、かいとさんっ。今日も手伝ってくれるんですか?」
○○がそう明るく尋ねてくる。水色の髪を靡かせ台所に立つ彼女は、相変わらず美しく可愛らしい、と思ってしまう。
「ああ。暇だしな」
「えと、今日豚汁メインにいこうかな、って思ってるので、とりあえずみそ、といておいてくれますか?」
「あぁ、まかせとけ」
俺はいつも、○○の料理を手伝っていた。俺は、言ってしまうと朝が弱い。だが、夜は強くいわゆる夜型人間。朝は手伝えないが、その分夜は○○の料理を手伝っている。朝は話に聞いたが、サムライが手伝っているらしい。夜は俺の担当。たまに、そらくんが気まぐれで手伝っている。そらくんはいつも夜更かしし、ゲームをしているあたりここにいる人間で最も夜に強いと、俺は予測していた。
「わ、かいとさん上手ですねっ。私の代わりにやってもらいたいくらいです...!」
○○が俺が料理をしている様をじろりと見つめる。
「おだててもなにも出ないぞ...?.....あと、○○の方が料理はうまい。」
「そうですか〜?」と○○は首を傾げ、すぐさま料理に戻った。だが、俺も料理の腕には少しばかり自信がある。小さいころ、親父がどこかのコック長で、その影響で料理だけはまともに教え込まれていた。だが、当たり前のように俺の料理の腕は○○以下だが。
「かいてぃー。ちょっと。」
どこからか声がする。なろっちが廊下から手招きをし、こちらに来いと言っていた。俺は何かと思い、1度料理を中断しなろっちの元へ向かう。
「どうした、なろっち。」
なろっちは眉を顰めながら少し躊躇するような声色で俺に尋ねた。
「あ、のさ。前に赤咲夜瑠、って子の話、してくれたよね...?あの子...かいてぃーの義理の姉、って認定であってるよね?」
いきなり、なろっちの目つきが真剣になる。その姿に、少し肩がびくりと跳ねた。
「あぁ、多分あってるはずだ...」
そして、なろっちはその瞳のままもう1つ俺に尋ねる。
「もう一つ、聞くね。.....夜瑠さんは、かもめんと本当のきょうだい、なの...?」
思いがけず、なろっちは俺のふいをついてきた。少し戸惑い、言葉に迷った後、口を開く。
「.....いや、そういうわけじゃないと思う。夜瑠はかもめんの父親と俺の母親の子。かもめんはかもめんの父親と母親の子。だから....実質、夜瑠には本当のきょうだいがいないことになるな」
「そう、なんだ....。わかった、ありがとう。」
なろっちは自室へふらふらと戻っていった。なろっちはずっと無表情無感情気味で、真剣さが感じられている。それがなんだか、胸に残っていた。そして、あれは結局何だったのだろうか。きっと、ただの確認に過ぎないのだろう。そして、話が終わり俺は急いで○○の元へ歩いた。○○が俺の方をちらりと見る。
「あ、ごめんなさい、かいとさん。いなかったので先に作っちゃいました...」
これだけで謝ってしまうなんて、なんだか純粋すぎるというか、責任感が強すぎるような気がしてしまう。相変わらず今日も可愛いと思いながら、俺はフォローを行った。
「そんなことで謝らなくていいぞ。てか、今日もうまそうだなっ。」
笑顔で優しくにっこりと笑うと、○○もそのような笑顔で「そうですかっ?ありがとうございますっ!」と微笑みかける。○○が女神と発覚してから、なんだか○○が○○でなくなってしまったような気がしていた。だが、○○は女神になっても調子に乗ることもなく、腰が低い態度でいつも優しく接してくれる。大好きな○○、中身はどこも変わっていないと思うと、安心してしまう俺がいる。
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