めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】
side サムライ翔
今日もまた、少しばかり早くに目が覚めた。まだ6時にならないような早朝。昔ならまだこんな時間かと再び眠りについていたのだろう。いつものように、朝早くに目覚めた時はリビングへと向かっている。俺は部屋から軽い足取りでリビングへと向かう階段を降りた。階段を降りる度に、いい匂いが漂ってくる。
「おはよ、○○」
○○はキッチンに立って料理を作っていた。こちらに○○は顔を向け微笑む。
「あっ、翔さん、おはようございますっ。早いですね。」
「○○もな〜。なんか手伝うことある?」
「大丈夫です」とだけ○○は言い、そのまま料理を進めていった。俺が目が覚めたらすぐさまリビングに向かう理由、それは○○と2人だけの時間を過ごしたいから。
「ななっ。料理終わったらこっちきてな?」
○○はにっこり笑って「はいっ」と子犬のような可愛らしい返事をする。顔には出していないが、俺は心の中で愛らしすぎると悶えていた。そして暫く時を経た後、○○が口を開く。
「翔さんは、好きな人とかいないんですか?」
もう料理も終わりかけのころ、手が空いてきたからか俺と話をしようとしてくれていたのだろう。少し可愛いと思いながら頭の片隅で質問の答えを考える。
「.......えー、いるで?」
「えっ、いるんですか!?初めて知りました...」
あんなに溺愛しているのにも関わらず気づいていないというのは、わざとなのかもしれないと疑ってしまう。○○と暮らし始めてもう6ヵ月。毎日ボディタッチされたりしているのだから気づいてもおかしくないと思うのだが、鈍感なのかわざとなのか見分けがつかない。○○のことだから、全社なのだろうが。
「そんな鈍感なとこも好きやでー♡」 ぎゅっ
○○が顔に朱を差したその瞬間、聞きなれた声が俺の耳に飛び込んできた。
「うあっ。ねぇ、翔くん?○○は僕のなんだけど。」
せっかく2人だけだったというのに、なろっちが割り込んでくる。ここではさすがに譲れない。
「いやいや。俺のもんやから」
「......翔くん、諦めてくれる?○○は僕と一緒になる予定なの」
「そんな勘違い誰がしていいって言った?」
俺となろっちはよく心友組と呼ばれているが、○○を巡って今となっては敵同士。険悪な雰囲気が、流れる。
「お二人さん、○○を困らせてどうするつもりなのかな〜?」
起きたばかりであろうかもめんが、にこにこと下目使いで悪い笑みを浮かべながらこちらへやってきた。
「........いや、かもめん。僕の○○に勝手に触れないで」
なろっちがかもめんを睨みつける。なろっちの言葉に気づいたが、かもめんは○○に抱きついていた。
「かもめさん、抜け駆けはいけないな〜。僕のだよ♡」
そう言いながらこちらへ人影がやってくる。その正体は、そらくんだった。そらくんも更に割り込んでくる。
「そ、そらくんっ....。かもめさんも....」
○○の困っているような慌てふためく声が聞こえた。そして、また俺たちの間ひ人がやってくる。
「...........離してあげれば...?」
軽蔑するような瞳で、塩対応な声を上げたのはかいとだ。そしてなろっちも「そうだよ!.....ほら、ご飯ももう準備できてるじゃん!」さすがの演技力としか言いようがない。こんな瞬発的に嘘をつけるなんて、そうそういないだろう。数分後、やっと2人が○○を離した。
「おいしい、大好きやで」
そういうと、○○は顔を赤らめて目を伏せる。そんな○○を可愛いと思うのはいつものこと。それては別に、だがまた可愛いと思える相手がいて幸せを覚えるのも、いつものこと。
今日もまた、少しばかり早くに目が覚めた。まだ6時にならないような早朝。昔ならまだこんな時間かと再び眠りについていたのだろう。いつものように、朝早くに目覚めた時はリビングへと向かっている。俺は部屋から軽い足取りでリビングへと向かう階段を降りた。階段を降りる度に、いい匂いが漂ってくる。
「おはよ、○○」
○○はキッチンに立って料理を作っていた。こちらに○○は顔を向け微笑む。
「あっ、翔さん、おはようございますっ。早いですね。」
「○○もな〜。なんか手伝うことある?」
「大丈夫です」とだけ○○は言い、そのまま料理を進めていった。俺が目が覚めたらすぐさまリビングに向かう理由、それは○○と2人だけの時間を過ごしたいから。
「ななっ。料理終わったらこっちきてな?」
○○はにっこり笑って「はいっ」と子犬のような可愛らしい返事をする。顔には出していないが、俺は心の中で愛らしすぎると悶えていた。そして暫く時を経た後、○○が口を開く。
「翔さんは、好きな人とかいないんですか?」
もう料理も終わりかけのころ、手が空いてきたからか俺と話をしようとしてくれていたのだろう。少し可愛いと思いながら頭の片隅で質問の答えを考える。
「.......えー、いるで?」
「えっ、いるんですか!?初めて知りました...」
あんなに溺愛しているのにも関わらず気づいていないというのは、わざとなのかもしれないと疑ってしまう。○○と暮らし始めてもう6ヵ月。毎日ボディタッチされたりしているのだから気づいてもおかしくないと思うのだが、鈍感なのかわざとなのか見分けがつかない。○○のことだから、全社なのだろうが。
「そんな鈍感なとこも好きやでー♡」 ぎゅっ
○○が顔に朱を差したその瞬間、聞きなれた声が俺の耳に飛び込んできた。
「うあっ。ねぇ、翔くん?○○は僕のなんだけど。」
せっかく2人だけだったというのに、なろっちが割り込んでくる。ここではさすがに譲れない。
「いやいや。俺のもんやから」
「......翔くん、諦めてくれる?○○は僕と一緒になる予定なの」
「そんな勘違い誰がしていいって言った?」
俺となろっちはよく心友組と呼ばれているが、○○を巡って今となっては敵同士。険悪な雰囲気が、流れる。
「お二人さん、○○を困らせてどうするつもりなのかな〜?」
起きたばかりであろうかもめんが、にこにこと下目使いで悪い笑みを浮かべながらこちらへやってきた。
「........いや、かもめん。僕の○○に勝手に触れないで」
なろっちがかもめんを睨みつける。なろっちの言葉に気づいたが、かもめんは○○に抱きついていた。
「かもめさん、抜け駆けはいけないな〜。僕のだよ♡」
そう言いながらこちらへ人影がやってくる。その正体は、そらくんだった。そらくんも更に割り込んでくる。
「そ、そらくんっ....。かもめさんも....」
○○の困っているような慌てふためく声が聞こえた。そして、また俺たちの間ひ人がやってくる。
「...........離してあげれば...?」
軽蔑するような瞳で、塩対応な声を上げたのはかいとだ。そしてなろっちも「そうだよ!.....ほら、ご飯ももう準備できてるじゃん!」さすがの演技力としか言いようがない。こんな瞬発的に嘘をつけるなんて、そうそういないだろう。数分後、やっと2人が○○を離した。
「おいしい、大好きやで」
そういうと、○○は顔を赤らめて目を伏せる。そんな○○を可愛いと思うのはいつものこと。それては別に、だがまた可愛いと思える相手がいて幸せを覚えるのも、いつものこと。
このボタンは廃止予定です