めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】
side サムライ翔
いつもはこんなにも早く起きないのに。と思いながら俺はカーテンを開ける。差し込んでくる朝日は、いつもよりも弱く明るく懐かしい。そして君がいなくなったのも、朝だ。
「......翔さーん、起きてますかー?」
俺の肩が大きく跳ねる。○○の声が、小さく響かせられた。
「おん、起きてるで。どしたん?」
そう問いかけると、○○から出てくるのは衝撃の一言。
「あ、あの、む、虫退治を、お、お願いしたいんですけど....」
「えっ?虫退治?」
そんなことか、と一瞬思ったが、もしかしたら虫が苦手なのだろうか。
「あぁ、ええで、今行くな」
俺はドアを閉め、ちゃんと届く範囲の○○がいた。今はちゃんといつでもそばにいられる。幻なんかじゃないと自覚してから俺は○○を守るために一歩○○の前に踏み出しかばうようにする。
「こっ、この虫...!捕まえようと思っても怖くて無理で....」
「かわいいなぁ。まぁ大丈夫や、捕まえてくるな。」
○○を安心させるため、優しい言葉を投げかけたあと虫がいるというキッチンへと足を運ばせた。虫を見てみると、とても小さい虫。これすら捕まえられないなんて、○○は可愛らしく愛おしい。その虫をティッシュで包み、ゴミ箱に投げ捨て○○のもとに向かった。
「ん、捕まえといたで。」
「ありがとうございますっ!翔さん...!」
花が満開に咲いたかのように○○はにっこり嬉しそうに可愛らしく笑って俺に感謝を伝えた。そんなところもまた、愛おしい。
「あ....。あの。よかったら、試食しませんか...?」
少し恥ずかしそうに○○は言う。俺は「え?試食?なんの?」と問いかけると、○○は目を逸らしながら呟いた。
「あ...。私今日帰ってくるの遅くなりそうで、夜ご飯作れないから今のうちに作っちゃお、と思ってカレー...作ったんですけど.....」
「えっ!?食べる、食べる!」
○○のご飯を一番乗りに食べられるだなんて、どんなに幸せなのだろうか。俺は喜んでその提案に乗ることにした。そう俺に告げてから○○はリビングへと戻っていく。
「はいっ、もう完成する前くらいのカレーなので、味の保証はできてます!」
満足げに笑いながら○○は言う。自信満々なのが愛おしすぎて、胸が締め付けられるような感覚だ。俺はその気持ちを隠しながら○○を見つめる。
「..........?翔さん食べないんですか?」
「○○があーんしてくれるんやと思って。」
ここぞとばかりに俺は意地悪にそう笑った。○○は慌てて言う。
「...え!?じ、自分で、どうぞ....。」
「え〜。じゃあ食べへんでー?」
○○へ小さなうめき声をあげてから、頬をほんのり赤らめ俺にカレーが乗ったスプーンを差し出した。
「あ....あーん」
まさか本当にしてくれるとは思わなかったが、これはいい誤算。可愛さで悶えながら、ぱくりと口の中にカレーを放り込む。○○にには悪いが、カレーの味なんてちっともしなかった。
「どうですか...?」
「おいしい!」
口が熱い、と言っているが、心も熱いと叫んでいる。
いつもはこんなにも早く起きないのに。と思いながら俺はカーテンを開ける。差し込んでくる朝日は、いつもよりも弱く明るく懐かしい。そして君がいなくなったのも、朝だ。
「......翔さーん、起きてますかー?」
俺の肩が大きく跳ねる。○○の声が、小さく響かせられた。
「おん、起きてるで。どしたん?」
そう問いかけると、○○から出てくるのは衝撃の一言。
「あ、あの、む、虫退治を、お、お願いしたいんですけど....」
「えっ?虫退治?」
そんなことか、と一瞬思ったが、もしかしたら虫が苦手なのだろうか。
「あぁ、ええで、今行くな」
俺はドアを閉め、ちゃんと届く範囲の○○がいた。今はちゃんといつでもそばにいられる。幻なんかじゃないと自覚してから俺は○○を守るために一歩○○の前に踏み出しかばうようにする。
「こっ、この虫...!捕まえようと思っても怖くて無理で....」
「かわいいなぁ。まぁ大丈夫や、捕まえてくるな。」
○○を安心させるため、優しい言葉を投げかけたあと虫がいるというキッチンへと足を運ばせた。虫を見てみると、とても小さい虫。これすら捕まえられないなんて、○○は可愛らしく愛おしい。その虫をティッシュで包み、ゴミ箱に投げ捨て○○のもとに向かった。
「ん、捕まえといたで。」
「ありがとうございますっ!翔さん...!」
花が満開に咲いたかのように○○はにっこり嬉しそうに可愛らしく笑って俺に感謝を伝えた。そんなところもまた、愛おしい。
「あ....。あの。よかったら、試食しませんか...?」
少し恥ずかしそうに○○は言う。俺は「え?試食?なんの?」と問いかけると、○○は目を逸らしながら呟いた。
「あ...。私今日帰ってくるの遅くなりそうで、夜ご飯作れないから今のうちに作っちゃお、と思ってカレー...作ったんですけど.....」
「えっ!?食べる、食べる!」
○○のご飯を一番乗りに食べられるだなんて、どんなに幸せなのだろうか。俺は喜んでその提案に乗ることにした。そう俺に告げてから○○はリビングへと戻っていく。
「はいっ、もう完成する前くらいのカレーなので、味の保証はできてます!」
満足げに笑いながら○○は言う。自信満々なのが愛おしすぎて、胸が締め付けられるような感覚だ。俺はその気持ちを隠しながら○○を見つめる。
「..........?翔さん食べないんですか?」
「○○があーんしてくれるんやと思って。」
ここぞとばかりに俺は意地悪にそう笑った。○○は慌てて言う。
「...え!?じ、自分で、どうぞ....。」
「え〜。じゃあ食べへんでー?」
○○へ小さなうめき声をあげてから、頬をほんのり赤らめ俺にカレーが乗ったスプーンを差し出した。
「あ....あーん」
まさか本当にしてくれるとは思わなかったが、これはいい誤算。可愛さで悶えながら、ぱくりと口の中にカレーを放り込む。○○にには悪いが、カレーの味なんてちっともしなかった。
「どうですか...?」
「おいしい!」
口が熱い、と言っているが、心も熱いと叫んでいる。
このボタンは廃止予定です