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この小説は、なろっこさっきー様の「めろんぱーかーに愛されてます。」のリメイクになります。なろっこさっきー様から許可は得ています。ご了承ください。
ご本家絶対読んでね。
捏造含まれます。
11話・15話、事故の表現があります。不快だと思われるかもしれませんので、もし読む場合はご注意ください。
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めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】

#46

46話 迎えました、文化祭!4

side のっき

 ぱくり。口の中にショートケーキを放り込む。甘すぎない濃厚なクリームの味わいが僕好みだ。それが口全体に広がって口だけ天国にいるようだった。

「のっきさん、どうですか?」

 ●●さんにいきなりそう訊かれて驚いてしまう。一瞬、なぜ私に訊くのだろうと思ってしまったがショートケーキを注文したのは自分だけで、そりゃあ私に感想を訊くだろう。

「おいしいです!生クリームの濃厚さが最高です!」
「ありがとうございますっ!」

 満面の笑みを浮かべた●●さんが言う。これだけのことなのに、こんなに喜ぶだなんて愛しいものだ。そして、気になっていたのだがかもめくんとかいとくんは何をやっているのだろうか。2人だけでこそこそ遠いところで会話している。私たちに聞かれてしまってはいけない会話なのだろう。この時は誰もが空気を読んで、このことを話題に出す、なんてことはしなかった。

「女神様ー。休憩入ってくださーい。」

 ふとした時、そんな声が教室内に響く。その言葉を聞いた●●さんは「じゃあ、夜瑠ちゃんと回ってきますね!」と言ってカフェと化した教室を去っていった。

「...と。○○もいなくなったことやし、中二病2人に話聞きに行くか」

 翔くんがそう言う。

「そーだね。なに2人でこそこそしゃべってんのかな。」

 そらちゃんも少し口調を強めてほんのり悪い笑みを浮かべる。

「じゃあ、とりあえずかいてぃーとかもめんのとこ行こっか。」

 なろくんの声にみんな従って、かもめくんとかいとくんの元へ向かった。

「かいとくん、かもめくん。何話してるんですか?」

 私はそう問いかけた。2人は目を丸くして驚いたようにこちらをしばし見つめていたが、すぐにいつもの調子を取り戻して気まずそうに言う。

「.......あぁ。話さなきゃだな...。」
「そうだな、一旦カフェ出て話そう。」

 僕たちは校舎裏へと向かった後、一通り話を聞いた。

「赤咲夜瑠って...。結構いろんな人と関係を築いてきた人やったんやな...」
「だから、実質俺と夜瑠は義理のきょうだいってことになる。」
「そうだったんだ。かもめんはどうして今ここにいるのかな、って昔聞きそびれちゃったから、今聞けて嬉しいよ。」

 なろくんは相変わらず前向きで明るい言葉をかけた。こんなに暗い話の直後だというのに、彼の明るさにはいつも目を見張るものがある。

「......ってか。そらくんは、なんで今ここにおるん?」

 翔くんは今話してはいけないであろう言葉を言ってしまう。それはまずいだろうと思ったが、そらちゃんはそうではなかったようだった。

「そっか、言ってなかったね。僕の、過去...」

 話す気らしく、そらちゃんは淡々と静かに、かもめくんとかいとくんのように過去を話し始める。

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2024/10/09 08:28

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