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この小説は、なろっこさっきー様の「めろんぱーかーに愛されてます。」のリメイクになります。なろっこさっきー様から許可は得ています。ご了承ください。
ご本家絶対読んでね。
捏造含まれます。
11話・15話、事故の表現があります。不快だと思われるかもしれませんので、もし読む場合はご注意ください。
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めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】

#44

44話 迎えました、文化祭!3

side kamome

「やばい、見て」 「もう神すぎるっ...」 「女神様美しすぎて無理...」

 カフェにいる全員が俺たちに注目する。こそこそ話し声が聞こえるというものは心地の良いものではない。それはきっと○○がいるからだろう。だがしかし、それにしてもうるさい。折角来たのだから、静かにカフェを楽しみたいものだ。

「かもめん?聞いてる?」

 なろぴに声をかけられてハッとする。話を聞いていなかったせいで何が何だかだ。

「かもめさんは、どれがいいですか?」

 ○○が俺に尋ねる。俺は取り繕ったように「ごめん、聞いてなかった。えっと?あ〜、ブラックコーヒーで。頼むな!」と言う。

「えっ。それだけでいいんですか?」
「あぁ、いいよ。」
「じゃあ少し待っててくださいね..!」

 メモをとった○○は教室の裏側へと向かっていった。当たり前だが、注文の品を作りに行ったのだろう。手際よくなんでもこなせて、相変わらず俺はやはり○○がすごいと思ってしまう。

「なぁ、かもめん?聞いてるか?」

 また俺は人の話を聞いてていなかったらしい。今日はずっと上の空で少し体調がおかしいのだろうか。尋ねてきたかいにゃんは難しそうな顔をしていた。

「えっ、あ。悪い。なに?」

 かいにゃんは言いづらそうに口を開く。

「あの、さ。『赤咲夜瑠』って、わかるか...?」
「え....?」

 いきなりあいつの名前を出されて、俺は表情が固まってしまった。かいにゃんは焦った様子で言う。

「い、や。その、ふ、深い意味があるわけじゃなくて...。」

 深い意味があるはずだ、と言いたかったが、それをちゃんと言葉にできないほど俺の心は荒立ち、穏やかではなかった。

「知ってる」

 ふとすると、俺の意識外でそう言っていた。

「え!?そいつ、どんなやつ!?」

 更に焦ってかいにゃんは言う。

「まず、かいにゃんから聞かせてもらいたいね...」

 俺がそう言おうとすると、○○の明るい声が俺たちの会話を断ち切った。

「みなさん!ご注文の品です!」

 その○○の明るい声にすら気付かず、俺は責めるようにかいにゃんに訊く。

「かいにゃん、教えてよ」

 かいにゃんは目を伏せて言葉を詰まらせてから呟いた。

____________「わかった...」

 このひとことから、この暗く静かな会話は始まる。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

リアリティが足りないです。リアリティこそが物語を美しくする要素だというのに。

2024/10/07 15:43

おんせんめぐり ID:≫1pEHPFQJeLst2
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