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この小説は、なろっこさっきー様の「めろんぱーかーに愛されてます。」のリメイクになります。なろっこさっきー様から許可は得ています。ご了承ください。
ご本家絶対読んでね。
捏造含まれます。
11話・15話、事故の表現があります。不快だと思われるかもしれませんので、もし読む場合はご注意ください。
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めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】

#39

39話 文化祭準備!2

side そらねこ

「なろ屋さんとそらくんは、私と一緒にペンキ塗りを手伝ってくれませんか?」

 そう○○に微笑みかけられる。僕は「もちろん。」と返事をした。今から○○とやることがペンキ塗りというものが少しあれというものだが、今はとにかく○○といられることが嬉しい。なろ屋さんがいるせいで独り占めできない、ということは不服だが。

「......あ。作業中は髪の毛くくってたほうがいいですね。」

 ○○はそうつぶやく。なろ屋さんの様子を見ると、集中していて何も聞こえていない様子。僕だけが○○の言葉を聞けたことが嬉しい。そして、○○が髪をくくっているところなど1度たりて見たことがないため僕は期待に胸を膨らませた。腰あたりまで伸ばされているパステルカラーの水色の綺麗な髪は、○○にぴったりだといえる美しさ。おろしていてもただでさえかわいい○○が、髪を結う姿を想像して、僕は胸をドキドキさせていた。そして、○○が髪を結う。想像以上に美しく、○○はポニーテールというものをしていて、似合っていすぎて僕はしばらく○○を見つめていた。

「...?そらくん?やろ?」

 その姿でかわいく話しかけるなんて、どんなに無防備なんだろう。そしてなろ屋さんがちらりと○○と僕の方を横目で見る。

「あ〜!○○が髪結んでる!かわいいっ〜!」

 なろ屋さんは僕たちの方に駆け寄ってくる。僕は嫉妬らしきものをしてしまい「あ、なろ屋さん!僕が先に気づいたの!」と言い返した。そしてそんな僕たを見つめていた○○が少し慌てながら言葉を発する。

「な、なろ屋さんもそらくんも。ペンキやろ...?」

 僕たちは渋々また作業に戻ってペンキを扱い始めた。

「ねぇ待って!ペンキついたんだけど!」

 なろ屋さんは作業を再開して早々にそう叫んだ。どうやったらペンキがポロシャツにつくのだろう。不思議だし馬鹿だとしか思えない。だが、○○は僕と対照的になろ屋さんを心配していた。

「わ、なろ屋さん。大丈夫ですか?これくらいならすぐ汚れ落ちるので大丈夫ですよ!」

 一瞬、○○が天使のように思えた。○○は女神なのだが。馬鹿にも優しく接している○○は本当に優しい。そしてなろ屋さんは「そうかな〜?」をにっこり笑顔で話している。少しだけイラついてしまった

「○○〜。なろ屋さんうるさいからこっち来て一緒にやろ〜。」
「あ、でもこっちもうすぐ終わるから、ちょっとしてからでいいかな?」

 今すぐに一緒になりたいが、○○が言うなら仕方がない。

「そっ、そらねこ様っ....!!」

 知らない女子生徒に話しかけられた。

「あの、い、いつも応援してます!そのっ。こっちで一緒に作業しませんか...?」
「ごめん。僕○○以外に興味ないから話しかけないで。」
「うっ、うわぁぁんっ!そらねこ様が〜!ひどいよ〜!」

 その女子生徒は泣き声を上げて泣き始めた。言い方が悪かったのかもしれない。というかそれよりも、これを狙っていた...?泣けば気をひけると思っているの...?ありえない。と言い放とうとした瞬間。

「あの、そらくんはそんなひどいこと言いません。」

 ○○は僕をかばった。

「っ、め、女神様っ!え、や、ほ、本当にそう言ってて...!」
「たしかに、そう言っていたかもしれません。でも、その時のそらくんには何かがあったんだと思います。じゃなきゃ、ひどい事なんて言わないので。」
「...........ご、ごめんなさいっ...。」
「なにを謝ることがあるんですか?大丈夫です。今の件は誰も悪くないですからね...。」

 そう言いながら、○○はその女子生徒の背中をさすり始めた。その女子生徒はさらに大声をあげて泣き始める。現在進行形で○○が持っている何かが輝いている。そんなところも含めて、僕は本当に○○が大好きなんだとまた気づかされた。

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作者メッセージ

600閲覧ありがとうございます。

2024/09/26 14:35

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