めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】
side ●●
がやがや、と擬音が鳴るぐらい賑やかな教室内。今日は文化祭のための準備をする日。
「はーい。かざり終わった人は看板手伝ってー。」
係の人がそう叫ぶ。私は看板係で、ペンキや絵の具で看板に色をつける。手をずっと動かすというものもだいぶ疲れるもので、一旦手を止める。
「あっ。女神様。交代しますよ。休んでてください。」
恐らく飾りつけの仕事が終わったであろう女子2人組が私に駆け寄ってきた。もう女神様、と呼ばれることに慣れてきてしまって、最近は否定をする時間さえ無駄なのかもしれないと思ってきている。
「あ、ありがとうございます。でもこれは私の仕事なので、大丈夫です!」
[小文字]「やっば、女神なの納得じゃん...。」[/小文字]
彼女たちが小さく何か言ったような気がする。聞こえなかったことにしておこう。過去のせいで私が聞こえないところで何かを話させるのは過去を思い出してしまうから苦手だ。
「○○〜〜〜〜!」
「そらくん!?どうしたの...?」
何処からか元気な声が聞こえたと思えば、その正体はそらくん。大きな声をあげて私の方へ走ってくる。
「僕らのクラスも文化祭の準備なんだけど、もう終わったから手伝いにきちゃった☆」
つい最近準備が始まったばかりなのに、もう終わったと聞き私は驚く。そらくんのクラスは等身パネル。だからこんなにも早く終わったのだろうか。だけど、私はそらくんと同じクラスであるはずのなろ屋さんがいないという違和感に気付く。
「あれ?じゃあなろ屋さんは?」
「なんか呼び出しくらってたよ〜。あとで来るんじゃないかな?....っと。今はとにかく!○○のクラスの出し物の準備終わらせないとね!」
なろ屋さんの身に何があったのか気にはなるが、とりあえずそらくんの話を聞く。
「○○はなにやるの?」
恐らく、準備の係のことだろう。「私は看板係だよ。」と私は柔らかく言う。すると、そらくんはにっこりと笑って私に呼びかけた。
「おっけ〜。じゃあ看板手伝いに行こっか!」
「はいっ!」
準備をしていると、また誰かの声が聞こえる。
「やばいんだけど。」 「それな。女神様とそらねこ様が並んでるよ。」 「顔面国宝すぎて直視できん」
遠くてよく聞こえないが、陰口なのだろうか。最近収まっているとはいえ、やはりそらくんといると私は浮いて見えるのだろう。髪色もピンクから水色になったため、そらくんに合わせて変えたのかもと思われているのかもしれない。思いすぎだ、と自分を戒めようとするがあまり気持ちが振り切れないのは私特有のこと。
「○○?大丈夫?」
そらくんに話しかけられてはっとする。今は文化祭の準備中。ぼーっとして手を止めてしまっていた。
「あっ、大丈夫!やろっか!」
「ごぉぉめぇぇんっ!」
大きな音を立て謝りながら私たちの方へ走ってくるのは、なろ屋さんだ。
「なろ屋さん!呼び出し大丈夫でしたか?」
「○○〜♡ちょっと先生に文句言われてただけだから!ささ、早くやろ!」
文句、とはなんだろうか。比喩表現なのかもしれないが、私はそれを気にすることなるまた作業を進める。
「はいっ!準備、やりましょうか!」
私たちは文化祭の準備を進める。
がやがや、と擬音が鳴るぐらい賑やかな教室内。今日は文化祭のための準備をする日。
「はーい。かざり終わった人は看板手伝ってー。」
係の人がそう叫ぶ。私は看板係で、ペンキや絵の具で看板に色をつける。手をずっと動かすというものもだいぶ疲れるもので、一旦手を止める。
「あっ。女神様。交代しますよ。休んでてください。」
恐らく飾りつけの仕事が終わったであろう女子2人組が私に駆け寄ってきた。もう女神様、と呼ばれることに慣れてきてしまって、最近は否定をする時間さえ無駄なのかもしれないと思ってきている。
「あ、ありがとうございます。でもこれは私の仕事なので、大丈夫です!」
[小文字]「やっば、女神なの納得じゃん...。」[/小文字]
彼女たちが小さく何か言ったような気がする。聞こえなかったことにしておこう。過去のせいで私が聞こえないところで何かを話させるのは過去を思い出してしまうから苦手だ。
「○○〜〜〜〜!」
「そらくん!?どうしたの...?」
何処からか元気な声が聞こえたと思えば、その正体はそらくん。大きな声をあげて私の方へ走ってくる。
「僕らのクラスも文化祭の準備なんだけど、もう終わったから手伝いにきちゃった☆」
つい最近準備が始まったばかりなのに、もう終わったと聞き私は驚く。そらくんのクラスは等身パネル。だからこんなにも早く終わったのだろうか。だけど、私はそらくんと同じクラスであるはずのなろ屋さんがいないという違和感に気付く。
「あれ?じゃあなろ屋さんは?」
「なんか呼び出しくらってたよ〜。あとで来るんじゃないかな?....っと。今はとにかく!○○のクラスの出し物の準備終わらせないとね!」
なろ屋さんの身に何があったのか気にはなるが、とりあえずそらくんの話を聞く。
「○○はなにやるの?」
恐らく、準備の係のことだろう。「私は看板係だよ。」と私は柔らかく言う。すると、そらくんはにっこりと笑って私に呼びかけた。
「おっけ〜。じゃあ看板手伝いに行こっか!」
「はいっ!」
準備をしていると、また誰かの声が聞こえる。
「やばいんだけど。」 「それな。女神様とそらねこ様が並んでるよ。」 「顔面国宝すぎて直視できん」
遠くてよく聞こえないが、陰口なのだろうか。最近収まっているとはいえ、やはりそらくんといると私は浮いて見えるのだろう。髪色もピンクから水色になったため、そらくんに合わせて変えたのかもと思われているのかもしれない。思いすぎだ、と自分を戒めようとするがあまり気持ちが振り切れないのは私特有のこと。
「○○?大丈夫?」
そらくんに話しかけられてはっとする。今は文化祭の準備中。ぼーっとして手を止めてしまっていた。
「あっ、大丈夫!やろっか!」
「ごぉぉめぇぇんっ!」
大きな音を立て謝りながら私たちの方へ走ってくるのは、なろ屋さんだ。
「なろ屋さん!呼び出し大丈夫でしたか?」
「○○〜♡ちょっと先生に文句言われてただけだから!ささ、早くやろ!」
文句、とはなんだろうか。比喩表現なのかもしれないが、私はそれを気にすることなるまた作業を進める。
「はいっ!準備、やりましょうか!」
私たちは文化祭の準備を進める。
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