めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】
side KAITO
「今日、お友達ができたんですっ!」
みんなで帰っている最中、笑顔で嬉しそうに言ったのは○○だった。
「友達?いいね〜。誰々〜?」
声は明るいが目が笑っていない。そこらへんの意味のわからない男に言い寄られて、友達になろうと言われたと妄想でもしているのだろうか。○○以外はこの場にいる全員、目に光が宿っていない。そんなこと気にもせず○○は友達とやらの顔写真を見せた。
「赤咲夜瑠ちゃんっていうんです!」
写真に写っていたのは、明らかに純粋そうな○○らしい女子だった。髪の色は黒色で、毛先だけ赤色のグラデーションがかかっている。そこらへんの男じゃなくて、俺たちは胸を撫で下ろした。
「よかったですね〜!」
「はい!」
それから○○はいろんな話をしてくれた。文化祭の話、お弁当の話。○○と一緒に帰っていない時はマシンガントークを繰り返しているなろっちやそらくんは相手の話を気に留めることなく話すが、今回は珍しく○○が話してくれることが嬉しいのか苦手であろう聞き手に回っていた。そして、話に戻るが、○○のクラスは喫茶をやることになったらしい。
「なろ屋さんとそらくんのクラスは何やるんですか?」
○○はそう訊く。2年1組はなろっちとそらくんのクラス。
「僕たちのクラスは等身大パネルやるよ〜。」
等身大パネル。一瞬聞いた時意味がわからなかった。この言葉には○○ですらも困惑している。
「のっきさんとかいとさんのクラスは何やるんですか?」
3年3組はのっきたんと俺のクラスだ。
「俺らのクラスはお化け屋敷だぞ。」
我ながら、普通だと思う。普通だからこそいいのかもしれないが。
「翔さんとかもめさんのクラスは何やるんですか?」
3年2組はサムライとかもめんのクラスだ。
「俺らのクラスはグッズ販売店だな。」
グッズ販売店、少し意味がわからないが、かもめんは鼻を高くして言う。そして○○が「グッズって、どんなものを売るんですか?」とかもめんに訊いた。
「女神の公式グッズと、俺たちのグッズらしいわ....。」
その言葉を聞いた瞬間、俺たちは一瞬だけ固まった。
「えっ、○○のグッズと僕らのグッズ?」
なろっちがかもめんに訊きかえす。
「なんかこの学校の文化祭いろいろやばいな..?」
俺もそう言いながら困惑することしか出来ず、さらにこの学校の異端さが加速した気がする。だが、○○は気にすることなく自分のクラスの宣伝を始めた。
「私のクラスでは喫茶店をやるんです。来てくださいねっ!」
「もちろん行くで〜!」
サムライが威勢の良い声を出す。これに負けていられんと言わんばかりに俺もみんなも大きな声を出した。
______________________あの少女について、少し調べなければならない。
「今日、お友達ができたんですっ!」
みんなで帰っている最中、笑顔で嬉しそうに言ったのは○○だった。
「友達?いいね〜。誰々〜?」
声は明るいが目が笑っていない。そこらへんの意味のわからない男に言い寄られて、友達になろうと言われたと妄想でもしているのだろうか。○○以外はこの場にいる全員、目に光が宿っていない。そんなこと気にもせず○○は友達とやらの顔写真を見せた。
「赤咲夜瑠ちゃんっていうんです!」
写真に写っていたのは、明らかに純粋そうな○○らしい女子だった。髪の色は黒色で、毛先だけ赤色のグラデーションがかかっている。そこらへんの男じゃなくて、俺たちは胸を撫で下ろした。
「よかったですね〜!」
「はい!」
それから○○はいろんな話をしてくれた。文化祭の話、お弁当の話。○○と一緒に帰っていない時はマシンガントークを繰り返しているなろっちやそらくんは相手の話を気に留めることなく話すが、今回は珍しく○○が話してくれることが嬉しいのか苦手であろう聞き手に回っていた。そして、話に戻るが、○○のクラスは喫茶をやることになったらしい。
「なろ屋さんとそらくんのクラスは何やるんですか?」
○○はそう訊く。2年1組はなろっちとそらくんのクラス。
「僕たちのクラスは等身大パネルやるよ〜。」
等身大パネル。一瞬聞いた時意味がわからなかった。この言葉には○○ですらも困惑している。
「のっきさんとかいとさんのクラスは何やるんですか?」
3年3組はのっきたんと俺のクラスだ。
「俺らのクラスはお化け屋敷だぞ。」
我ながら、普通だと思う。普通だからこそいいのかもしれないが。
「翔さんとかもめさんのクラスは何やるんですか?」
3年2組はサムライとかもめんのクラスだ。
「俺らのクラスはグッズ販売店だな。」
グッズ販売店、少し意味がわからないが、かもめんは鼻を高くして言う。そして○○が「グッズって、どんなものを売るんですか?」とかもめんに訊いた。
「女神の公式グッズと、俺たちのグッズらしいわ....。」
その言葉を聞いた瞬間、俺たちは一瞬だけ固まった。
「えっ、○○のグッズと僕らのグッズ?」
なろっちがかもめんに訊きかえす。
「なんかこの学校の文化祭いろいろやばいな..?」
俺もそう言いながら困惑することしか出来ず、さらにこの学校の異端さが加速した気がする。だが、○○は気にすることなく自分のクラスの宣伝を始めた。
「私のクラスでは喫茶店をやるんです。来てくださいねっ!」
「もちろん行くで〜!」
サムライが威勢の良い声を出す。これに負けていられんと言わんばかりに俺もみんなも大きな声を出した。
______________________あの少女について、少し調べなければならない。
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