めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】
side そらねこ
○○が退院してからもう3週間。この家も、最近はだんだんと活気を取り戻してきた。
「○○っ!料理手伝うよ!」
「あっ。かもめさんありがとうございますっ!」
みんなも笑顔を見せるようになってきたし、なんといっても○○が女神の生まれ代わりだとわかってから髪色と瞳の色が変化したからか、以前の美しさが際立ち、雰囲気が大人の女性のようになっている。そして、前よりもはるかに彼女に惹かれていくのは、なぜだろうか。そして僕は、気休めのためにテレビをぼーっと見ていた。
「そらくんっ!」
ソファーに座ってテレビを見ていると突然、後ろから○○に話しかけられた。僕は驚いて肩がびくりと跳ねる。取り繕ってゆっくりと○○の方を向く。
「ん?なぁに〜?」
○○は照れたように目をそらしながら僕に言った。
「あ...。あのね。みんなお出かけしちゃって...。その、一人は寂しいから一緒にいてほしい...って、思って...。」
見た目はと雰囲気は大人の女性になってもまだまだ子供らしくて少しだって変わっていない○○に、僕は思わず笑みがこぼれる。
「いいよ〜っ!一緒にいよう♡一人はやだもんね!なにしよっか!」
「そらくんっ、ありがとう!なんでもいいよ〜。」
なんでもいい、という○○の言葉に僕は反応する。○○らしいという思いと同時に嬉しさが込み上げてきた。そして少し考え込み、手をぽん、と叩いた。
「じゃあ〜。お姫様ごっこしよっか!」
○○は困惑したように「....え、お姫様、ごっこ...?それってどういう?」と僕に問いかけた。よくぞ聞いてくれたといわんばかりに僕は嬉しそうな顔で話す。
「僕が王子になるから、○○が姫になるのっ!」
「えぇ...?どういうこ...。」
彼女の言葉をって僕は言う。
「やればわかるっ!」
そして僕は、話を切り上げて『お姫様ごっこ』というものを開始した。
「い、いや。そんな...って、きゃっ...!」
○○が転んでしまいそうになる。○○がピンチなのと同時に、僕にとっては好転の大チャンス。
「お怪我はありませんか、姫。」
僕は○○を支え、転んでしまわないように手を取る。
「......え、あ、んっ...?」
○○は困惑したようは声を上げるだけ。これじゃあごっこ遊びの意味がないと感じた僕は、いつもの口調に戻って○○に軽く注意を施す。
「そこは、大丈夫です、王子、でしょ?」
「えっ、あ、そっか。お姫様ごっこだもんね。はい、大丈夫です、王子。」
納得したように○○は頷く。ただの遊びでも、好きな人に言われると心が疼く。そのせいで、僕の胸がきゅんと高鳴った。ただでさえピンク色の髪でかわいらしかったのが、パステルカラーの水色の髪になったことでかわいらしさより、美しさが増した。このままだと、誰か1人は倒せてしまいそうだ。
「...王子の髪って、ふわふわですよね...!」
ぽけーっとしていた僕に向かって○○は、頭をふさふさしてくる。これって実質撫でてくれているのは同じなのではないだろうか、と脳裏によぎるが、僕が照れていては面白くない。僕も、○○のさらさらな神に触れた。
「姫の髪色は、淡い水色できれいですね...。」
「そんなことないですっ。あ...。私とそらくん...じゃなかった。私と王子の髪色、一緒ですね!」
そんなこと、一度も思ったことがなかったが、よく考えてみれば僕たち2人は髪色が同じ。○○はにっこりと僕に微笑みかける。
「おそろい、嬉しいですね!」
先ほどからずっと僕がどきどきさせられてばかり。○○の照れた表情だって見てみたいし、僕を意識させたい。
____________「姫」
「ん?どうし...」
姫の頬に、ちゅ、とリップ音を立ててキスをした。その瞬間、姫の顔が耳まで真っ赤になる。
「姫、お返しですよ〜っ。」
「っ...。ふぇ...。」
よくわからない声を上げて○○は頬を抑える。もしかして、と僕の脳内のとある考えが思い浮かんだ。
「姫って、もしかしてこれが初キス?」
こくこくと何度も○○は小さく首を縦に振る。
「そっか!嬉しいな!上書きされないように気をつけてね〜。」
満足感に僕は満たされ、○○をぎゅっと優しく抱きしめた。
抱きしめた○○の髪は、物語のラプンツェルのように美しく長い髪だった。
○○が退院してからもう3週間。この家も、最近はだんだんと活気を取り戻してきた。
「○○っ!料理手伝うよ!」
「あっ。かもめさんありがとうございますっ!」
みんなも笑顔を見せるようになってきたし、なんといっても○○が女神の生まれ代わりだとわかってから髪色と瞳の色が変化したからか、以前の美しさが際立ち、雰囲気が大人の女性のようになっている。そして、前よりもはるかに彼女に惹かれていくのは、なぜだろうか。そして僕は、気休めのためにテレビをぼーっと見ていた。
「そらくんっ!」
ソファーに座ってテレビを見ていると突然、後ろから○○に話しかけられた。僕は驚いて肩がびくりと跳ねる。取り繕ってゆっくりと○○の方を向く。
「ん?なぁに〜?」
○○は照れたように目をそらしながら僕に言った。
「あ...。あのね。みんなお出かけしちゃって...。その、一人は寂しいから一緒にいてほしい...って、思って...。」
見た目はと雰囲気は大人の女性になってもまだまだ子供らしくて少しだって変わっていない○○に、僕は思わず笑みがこぼれる。
「いいよ〜っ!一緒にいよう♡一人はやだもんね!なにしよっか!」
「そらくんっ、ありがとう!なんでもいいよ〜。」
なんでもいい、という○○の言葉に僕は反応する。○○らしいという思いと同時に嬉しさが込み上げてきた。そして少し考え込み、手をぽん、と叩いた。
「じゃあ〜。お姫様ごっこしよっか!」
○○は困惑したように「....え、お姫様、ごっこ...?それってどういう?」と僕に問いかけた。よくぞ聞いてくれたといわんばかりに僕は嬉しそうな顔で話す。
「僕が王子になるから、○○が姫になるのっ!」
「えぇ...?どういうこ...。」
彼女の言葉をって僕は言う。
「やればわかるっ!」
そして僕は、話を切り上げて『お姫様ごっこ』というものを開始した。
「い、いや。そんな...って、きゃっ...!」
○○が転んでしまいそうになる。○○がピンチなのと同時に、僕にとっては好転の大チャンス。
「お怪我はありませんか、姫。」
僕は○○を支え、転んでしまわないように手を取る。
「......え、あ、んっ...?」
○○は困惑したようは声を上げるだけ。これじゃあごっこ遊びの意味がないと感じた僕は、いつもの口調に戻って○○に軽く注意を施す。
「そこは、大丈夫です、王子、でしょ?」
「えっ、あ、そっか。お姫様ごっこだもんね。はい、大丈夫です、王子。」
納得したように○○は頷く。ただの遊びでも、好きな人に言われると心が疼く。そのせいで、僕の胸がきゅんと高鳴った。ただでさえピンク色の髪でかわいらしかったのが、パステルカラーの水色の髪になったことでかわいらしさより、美しさが増した。このままだと、誰か1人は倒せてしまいそうだ。
「...王子の髪って、ふわふわですよね...!」
ぽけーっとしていた僕に向かって○○は、頭をふさふさしてくる。これって実質撫でてくれているのは同じなのではないだろうか、と脳裏によぎるが、僕が照れていては面白くない。僕も、○○のさらさらな神に触れた。
「姫の髪色は、淡い水色できれいですね...。」
「そんなことないですっ。あ...。私とそらくん...じゃなかった。私と王子の髪色、一緒ですね!」
そんなこと、一度も思ったことがなかったが、よく考えてみれば僕たち2人は髪色が同じ。○○はにっこりと僕に微笑みかける。
「おそろい、嬉しいですね!」
先ほどからずっと僕がどきどきさせられてばかり。○○の照れた表情だって見てみたいし、僕を意識させたい。
____________「姫」
「ん?どうし...」
姫の頬に、ちゅ、とリップ音を立ててキスをした。その瞬間、姫の顔が耳まで真っ赤になる。
「姫、お返しですよ〜っ。」
「っ...。ふぇ...。」
よくわからない声を上げて○○は頬を抑える。もしかして、と僕の脳内のとある考えが思い浮かんだ。
「姫って、もしかしてこれが初キス?」
こくこくと何度も○○は小さく首を縦に振る。
「そっか!嬉しいな!上書きされないように気をつけてね〜。」
満足感に僕は満たされ、○○をぎゅっと優しく抱きしめた。
抱きしめた○○の髪は、物語のラプンツェルのように美しく長い髪だった。
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