- 閲覧前にご確認ください -

この小説は、なろっこさっきー様の「めろんぱーかーに愛されてます。」のリメイクになります。なろっこさっきー様から許可は得ています。ご了承ください。
ご本家絶対読んでね。
捏造含まれます。
11話・15話、事故の表現があります。不快だと思われるかもしれませんので、もし読む場合はご注意ください。
nmmn

この小説は夢小説です。
下のフォームに作者さんの指定した語句を入力してお読みください。

お名前設定

お名前変更フォーム

下記フォームに必要事項を入力し「登録」ボタンを押してください

名前(下の)
めろぱかに呼んでほしい名前

文字サイズ変更

めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】

#20

20話 夕立に漕いだ桜は侍星

side サムライ翔

 のっきたんが俺たちに告げたことは、のっきたんにもこの場にいる全員にも少なからず関わりのある話になった。

「今の●●さんには、みなさんの記憶がありません。」

 ○○の記憶がない、と聞いて俺は頭がスッキリと考え込んでいた事が全て吹っ飛ぶ。俺のそんな反応を鑑みず淡白な声で話した。

「...とか最初に言うのもあれなんで、1から話しますね。」
「.......話してくれ。」

 今にも号泣してしまいそうでぐらぐらと揺らぐ声を抑えて、厨二病が喋る。のっきたんはその言葉を聞いて、赤子に言い聞かせるように優しくゆっくりと俺たちに語りかけた。

「●●さんの容態が悪くなったのは、私の魔法薬の可能性が高いんです。」

 魔法薬、なんてあるとは思えないがのっきたんの素振りから否定する事なんて出来ない。俺たちは黙々とのっきたんの話を聞くしかできなかった。

「まぁいろいろありまして、誰かにそれを奪われてしまったんです。」

 事実を隠しつつ、淡々と話すのっきたんがいきなり『大事な魔法薬を盗まれた。』と言い出したので、焦りの汗が俺の額に浮かぶ。

「その薬は普通に闇サイトとかでも売れるらしくて、誰から誰へと回っていったはずなんです。」

 ダークウェブ、のようなものだろう。それにしてもそんな大事な魔法薬をそんな簡単に盗まれるなんて、管理が杜撰なのだろうか。そんな呑気な事を考える間もなく、のっきたんは話を進める。

「あぁ...薬の説明ですが、相手を死に至らせる薬です...。趣味悪いなんて思わないでくださいね。」

 そんな、ここまで聴いてしまったならその気持ちを回避する事は出来ない。心の中でそうツッコミを入れた。まだのっきたんの話は淡々と進められていく。

「奪われたその魔法薬で誰かが●●さんにその薬を飲ませたんでしょうか。」
「え...?でも○○は目を覚ましていなかったんじゃ...。」

 そらちゃんが疑問をのっきたんに問いかけた。のっきたんは余裕そうに「...今現代ですよ?眠っていても薬を注射で打つことは可能なんです。」と淡白にあっさりと話を終わらせた。

「あっそっか。ごめん、続けて。」

 その言葉を聞いたのっきたんは、また先ほどの話を進める。

「私の薬に効くのは私の魔法なんです。なので私は●●さんに魔法をかけて治そうと思いました。ですが...。」
「.....早く言え。」

 そういう重要な事を早く言って欲しかったのか、ドスの効いた声で言葉を発し、かもめんはのっきたんを睨んだ。

「ですが、リスクがありました。[太字]それは、●●さんのいちばん大切な記憶を失うこと。[/太字]」

 かもめんの話を無視して、またのっきたんは話を進める。あまりにも淡白すぎて、こちらが心配になってくるほどだ。だが、その感情は別の感情、悲しみと絶望に塗り変わり満たされてしまった。

「まぁ皆さんわかってますよね。単刀直入に言うと、●●さんの1番大切な記憶が私達だったから忘れてしまった、ということです。....まぁ、もちろん考えました。皆さんが自分たちの記憶を●●さんが失って生きるか、●●さんが死ぬかだったら_____」
「自分たちの記憶を忘れるだけで○○が生きてくれるなら記憶の選択をするってのっきたんは先に悟っとったんやな。」

 振り絞って声を出す。そらちゃんはひゅっ、と音を鳴らして息を飲んだ。

「あっ......そういうことなんだ...。」

 やっと全てを理解したのか、そらちゃんは絶望に押し込まれ瞳孔を開かせている。

「にょきを....俺、後悔はないぞ。」

 かもめんがそう言う。

「あぁ。俺も後悔はない。だって_____」
「俺らがもう1回思い出させるもんな!」

 無理矢理にっこりと歪ませた笑顔を厨二病は見せる。そのもう1回思い出させるという意見に、反対する奴は誰ひとりとしていなかった。

 夕立のように降り注ぐ桜たちが、俺を取り囲む。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

「あしたはげつようび」
↑の元ネタが分かったやつ手ェー挙げろ!

2024/08/27 21:49

おんせんめぐり ID:≫1twJnxLLHxnQU
続きを執筆
小説を編集
/ 59

コメント
[5]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL